表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
wonder! とある2人の恋愛事情  作者: かなたん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
39/80

第39話 オフの日①

今日と明日の2日間はオフの日である。その証拠に朝ごはんを食べてから2人ともダラダラしている。


「どっか行きたいよ結依ー」

「休日にダダこねる子どもみたい。可愛い。」

「可愛いなんて…って違う!どっか行こうよー!」

「あ、じゃあこないだ出来たスーパー銭湯行く?杏も体凝り固まってるでしょ?私も行ってみたかったし。」

「行く!」


 イソイソと支度をする結依。小学生みたいだ。そういえば前にもスーパー銭湯行ったな。


「支度できたよ!さ、早く行こ!」

「私がまだ支度出来てないから。おすわり!」

「わんっ」

「よーしいい子いい子。ちょっと待っててね。……はい支度終わり行くよ!」

「わんっ!」

「お戻りっ!」

「はっ、私は何を」

「スーパー銭湯行くんでしょ?」

「行く!」


 スーパー銭湯はうちからバスで20分弱のところにある。バス内は私たちだけだった。


「なんかワクワクするね!」

「初めてだからね。」


 バスは何事もなく私たちをスーパー銭湯に連れて行った。…豪華だ。


「豪華だね!今度私たちのロケ地にいいんじゃない?」

「…確かに。とりあえず入ろうか。」

「うん!」


 入館料は1200円。安いなもうちょっと取っていいんじゃない?


「あ、あの、失礼なんですがwonderの平塚結依ちゃんと市川杏ちゃんですよね?」


 なぜバレた。あ、杏メイクしてる。だからか。


「あ、はい。そうですが。」

「て、店長!店長!」

「ん?どうしたの…うわぁ!」


 うわぁとはなんだ。うわぁとは。


「あの、写真撮ってもいいですか?」

「いいですよ」


 店長と店員さんと杏と私で写真を撮る。サインと共に飾られるらしい。


 さて、スーパー銭湯である。色々な温泉があって、どな温泉から先に入ろうか迷う位だ。


 薬湯から入る。薬草の匂いが体を包んで気持ちがいい。


「結依、薬湯どう?」

「気持ちいいよ。そっちは?炭酸アルカリ泉」

「すっごい気持ちいい。毛穴が開く感じ?」

「私も入ろうかな。」


 薬湯から上がり炭酸アルカリ泉に入る。おぉ確かに毛穴が開く感じがする。


 色々な種類のお風呂に入り、体がふやけそうになりながら体を拭く。


「気持ち良かったね。」

「そうだね。なんかお腹空かない?」

「お腹空いた!」

「なんか食べようか」

「うん!」


 結依はオムライス、私はざるそばにした。お風呂直後によくそんなに食べるな。


「うん、美味しい!」

「美味しいね。」

「たまごがふわふわで美味しい!」


 (おいwonderの杏ちゃんと結依ちゃんだぞ)

 (手振ってくれるかな)


 こういう時に宣伝しておかないといつするんだ。私は立ち上がりファンらしき人たちに声を掛けた。


「こんにちは。wonderの平塚結依です。いつも好きでいてくれてありがとう。握手、する?」

「あ、はい!」

「ありがとうございます!」

「あ、私も!いつもありがとう!これからもよろしくね!」


 気づけば写真会になっていた。迷惑じゃなかっただろうか。


「すいません、迷惑じゃなかったですか?」

「いえいえ!こちらこそ、ありがとうございます!結依ちゃん杏ちゃんと写真撮れましたし、すごい宣伝効果になりました!ありがとうございました!あの、当館のSNSに載せても…」

「いいですよ」

「杏。」

「大丈夫でしょ。是非載せてください。」

「ありがとうございます!」


 落ち着いたところでまたお風呂に入る。SNSに載せたが大丈夫だろうか。まぁ、私が杏を守ればいいだけか。


「あー、いいお湯だった。もうこんな時間かここで夕飯食べてく?」

「そうだねぇ。私マグロ丼にしようかな。」

「私海鮮丼にする!」

 

「なんか一日中いたねぇ!」

「そうね。私は明日傷のお医者さんだけど、一緒に行く?」

「行く!」


 こうして杏の穴を埋めていく。私の重要な仕事だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ