第27話 ワンダーナイト!vol.2 ②
「はい、後半戦です。サイコロトークまだ続けるの?続ける。はい。」
「とうとうジングル鳴らなくなりました。さて、出た目は…」
私はマネージャーの顔を見た。頷くマネージャー。いいのかな。
「えー…子供時代はどんな子だった?だって。」
「私はねー、活発だったかな。」
「杏、今でも活発だもんね。」
「結依はどうなのよ」
「私?可愛かったよ。見る?」
「うわ!可愛い!リスナーさんに見せてあげられないのが残念だね。」
「そうだね。私は落ち着いた子だって言われたなぁ。だっこが好きだったらしいよ。」
「可愛い…小さい結依だっこしたい。」
「じゃあ今の結依を抱きしめてよ?」
「ラ、ライブでね。」
「ライブでだそうです。あ、そろそろ曲行かなきゃですか、そうですか。じゃあ私が最近ハマってるバンドさんをSCISSORでB級ニュース」
「さっき大丈夫だった?子供時代の頃の事聞かれて」
「大丈夫、保育園くらいまでは愛されてたから」」
「…」
「そんな顔しないの!大丈夫だから」
「うん…え、もうそろそろ終わり?分かりました」
「えー、SCISSORでB級ニュースでした。いい曲ですね」
「ギターの人好き。」
「GRIFさんだね。私も好きだよ」
「さて、終わりの時間が近づいてきました。」
「もう?早くない?」
「45分番組だから。もっと聞いてくれる人がいたら1時間に昇格らしいよ。」
「全国のファンの皆様、もっと聞いてください。」
「よろしくお願いします。それではまた来週」
「市川杏と」
「平塚結依でした。またね〜。」
「はい、お疲れ様でした。」
「マネージャー、あのお題はだめだよ。」
「俺も知らなかったんだよ。俺を責めないでくれ…とりあえず帰るぞ。」
「ありがとうございました!」
「また来週よろしくねー!」
「はーい!」
「腹減ったんだが、なんか食っていかないか?」
「高山さんの奢りならね。」
「しゃぶしゃぶ行くか」
「やったぁ。」
今日の夕食はしゃぶしゃぶだ。やった。




