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wonder! とある2人の恋愛事情  作者: かなたん


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22/24

第22話 Interlude 2人の話②

「お待たせ。」


 ボーイッシュなスタイルで杏は先に待っていた。私は座っておろしハンバーグ定食を、杏は200gのステーキ単品を頼んでいた。私が食べるからごはん頼みなよと促し、私のご飯を確保する。


「外でご飯何で珍しいじゃん」

「今後の話をしようと思って。」

「この先?」

「いつまでプロデューサーの位についてる訳?」


 おぉ、怒ってる。とりあえず言葉を紡いだ。


「前から言ってるでしょ?1度辞めた身だから戻れないって。プロデューサーとしての地位も本当はダメなんだよ」

「誰が決めたの?」

「え?」

「1度辞めた身だからとか、プロデューサーの地位がダメだって誰が決めたの?」

「それは…」


「おろしハンバーグ定食とステーキ200gセットです。」

「ありがとうございます。」

「どうも」


 デニーズの大根おろしは美味しいのだ。私の大好物だ。


「私がwonderを卒業したのは、3人の方が自然だから。それに私アンチの人がいたら大喜びするだろうし。」 

「そんな人いないよ!」

「分かんないよ?」

「そんな奴ら私が蹴散らしてやるから?」

「まずは落ち着いてご飯食べよ?冷めちゃうと美味しくなくなっちゃうよ」

「…うん」


 憮然とした顔でご飯を食べ始める杏。その間に私もおろしハンバーグ定食を堪能させてもらう。


「でもさ」

「ん?」

「wonder結成時は私のことも目の敵にしてたじゃない?私結構酷いこと言われたよ」

「うっ…」

「自分がトップに立つためには誰でも踏み台にしてたじゃない?それでも私はwonderでNo.2になれた。再加入したらトップの座は無くなるよ。いいの?」     


 あ、言い過ぎた。泣きそうになってる。


「ごめんね、言い過ぎたね。泣かないで。ね!パフェ食べよ!杏の好きな苺パフェ食べようね!」

「うん…」


 食事を終えて、パフェを頼みしばらく待つ。杏がポツリポツリと話し始めた。


「あの頃の私は確かにおかしかったと思う。トップに立ちたかったし。でも今は違うの。結依と一緒に唄いたい。ただそれだけなの。」

「うーん…そっか分かった。」

「え?」

「wonderに再加入するよ。」

「ほんと!?」


 プリンパフェをたべながら決意を固めた。wonderに所属しながらでもプロデューサー業は出来るしね。


「まずはマネージャーにお伺いを立てないとね。

「うん!」」 


 お金を支払い、外に出た.また忙しい日々が始まる。

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