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wonder! とある2人の恋愛事情  作者: かなたん


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19/23

第19話 名古屋、前日

「という訳で、今日から平塚がwonderのプロデューサーとなった。」

「よろしくお願いします。wonderにてっぺんを見せたいのでよろしく。」


 という訳でプロデューサーになった。ダンスの振り付けを確認したり、イベントをプロデュースしたり。


「平塚プロデューサーよろしく」

 一生懸命クールぶっているが、顔は綻んでいた。

「平塚さんまた一緒に働けるね、よろしく!」

 浅倉さん。嬉しそうだ。


「みんな厳しくいくからね!さ、ダンスから始めるよ!」

「平塚、セットリストなんだが」

「…。パレードは進むはあの葡萄を取ったのは誰だ?に変えたいかな。パレードは進むは東京ドームでやったし、懐かしい曲で名古屋は構成したいかな。」

「Beautiful Butterflyもやるか?なら。」

「やろう。」


 レッスン場に目をやると柔軟体操をしていた。みんなを

 集めて、セットリストの確認をする。


「全体的に懐かしいね。了解。」


 ダンスレッスンに入る。途中で振りの確認をしたり、プロデューサーは忙しい。


 レッスンは連日続いた。そして、前日。

 私は杏と向かい合っていた。


「いよいよ明日名古屋だけど」

「もう名古屋入りはしてるけど。」

「こないだはごめんね。」

「いいよ、別に。プロデューサーって形でも帰って来てくれたから。ありがとう。」


 私は杏を押し倒した。


「えっ!?」

「ご褒美」

「ちょっ、結依?」

 ――――――暗転――――――――


「お風呂入ってくるね」

「う、うん」


 たまにはいいだろう。いつもはキスだけだしね。


 翌日、リハーサル。私はインストラクターの先生と話し合いながらダンスのフリを決めていた。


「ここは杏のキメが欲しいですね。ここは浅倉さんと大森さんのソロにしたいから…こういう感じで」

「平塚さーん、ここのフリ分からないですー」

「ここはね、いくよ1・2・3でターン3でターンね。ここは大森さんとシンメトリーになるからよろしくね。」

「はい!」

「平塚、セットリスト見てくれないか」

「また変えるの?」

「上がどうしてもパレードは進むやって欲しいらしいんだよ。ほら菓子メーカーにタイアップされたろ、その会社の社長がパレードは進むをいたく気に入ったらしくてな。今回ライブに来るらしいんだよ。」

「本社名古屋だもんね。セットリスト見せて。恋愛の覚悟の前に入れるしかなくない?恋愛の覚悟、パレードは進むのカップリングだし。」

「そうか。じゃあその旨伝えて来るな。サンキュ。」     


 プロデューサー業も楽じゃない。だけど楽しいのはやっぱり大好きなwonderに関わってるからかな。


「平塚、あのセットリストで大丈夫だったよ。ありがとな。」

「ううん。私は平気だよ。」

「平塚、プロデューサー業板に付いてきたよな。」

「そうかな?wonderが好きだからだよ、多分。」

「そうか、ありがとな。」

「どういたしまして。」


  名古屋での戦いが、始まる。

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