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徒然怒る  作者: きじとら
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⑨その後


 引き続きで申し訳ないが「報道」に関する話題である。

 

 人間の興味というのは思いの外早く失われていく。

 

 一番顕著な例は「ブーム」という奴だ。

 まあ、この「ブーム」自体は作られたものであることが多いので、ごり押し資本が尽きれば消えるのは当然なのだが。

 

 それ以外にも「ニュース」「事件」「謎」などは割と持続することが多い。

 だいぶ昔なら、一つの話題で半年や時には年単位で世間をにぎわしたこともあった。

 野球監督の妻と女優の大喧嘩などがいい例だが、もう知らぬ人の方が多いだろう。

 

 また、風物詩といったものもある意味定期的なブームであろう。

 桜が咲きました。

 カルガモが引っ越しました。

 梅雨入り宣言、梅雨明け宣言、などである。

 

 風物詩は季節を知る上で、良いチャンスではある。

 だが、それがない場合もある。

 今年は桜が咲きませんでした、ということはあまりないかも知れないが、

 カルガモが引っ越しませんでした、梅雨入りしませんでしたなどはあまり報道されない。

 

 いや、梅雨入りはしないときはしないで報道されるか?

 

 そうか、お引越しぐらいか。

 ちょっと見当違いな話をしてしまったが堪忍願いたい。

 

 問題はそこじゃないんだ。

 例えば、事件、事故について、最後まで報道が追いかけることはあるだろうか。

 私が感じる限り、とても少ないように思う。

 

 まあ、新聞もニュースも見ない私の言葉に説得力はないのだが。

 

 だが、前回の「訂正」にも関係してくるが、事件や事故について詳細がわかってくると、最初の報道とは全く逆の状況になっていることがある。

 

 あまり具体例を挙げるのは好ましくないのだが、こんな例がある。

 踏切を越したところで車が止まった。

 次の車が踏切に入ったが、前の車が動かずに、踏切内の車は電車と接触した。

 

 幸いこの事故でけが人などはいなかったようだが、問題は次である。

 逮捕されたのは、踏切の先にいた車のドライバーである。

 

 私はよく覚えていないので、誤りだったら訂正していただけるとうれしいのだが、前の車のドライバーは団体職員。

 その職員が煽り運転で、わざと踏切の先に停車し、次の車が立ち往生するようにしていた、というような報道だった気がする。

 

 まあ、団体職員が車関係の方だったために、報道としては「法規を守るべき人間が煽り運転?」のような報道の仕方をしていたように思う。

 それに警察もその職員の方を逮捕した。

 ※逮捕なのか事情聴取なのか定かではないので、気になる方はお調べください。

 

 だが、事実は異なっていたようだ。

 

 煽り運転をしていたのは、踏切で立ち往生していた方のドライバー。

 踏切の先にいた団体職員は、踏切の先で停止し「車間距離の短さを注意しようとしていた」。

 だが、それを知ってから知らずか、後続の車は踏切に入り、立ち往生となった。

 

 よくよく考えればわかることである。

 

 踏切の先に車が止まっており、自分の車が踏切内で立ち往生するような状況で、踏切に進入する馬鹿はいない。

 

 自動車運転免許を持っている方なら皆わかることである。

 

 だが、私はそれに思いが至らず、「車関係の団体職員の狼藉」という報道を鵜呑みにしてしまったのだ。

 

 その後も私が知る限りでは、その職員が釈放されたのか、起訴されたのかわからないが、事実は後続のドライバーの無謀な判断なのである。

 

 では、この後団体職員はどうなるのであろうか?

 また、後続のドライバーはどのように扱われたのか。

 

 もしかしたら続報として報道されたかも知れないが、先にお話ししたごとく、そのニュースに出くわしたのも偶然であったために、続報に至っては目にすることがなかった。

 

※かなり気になったので、多くのサイトを調べた。

 その結果「最初の内容である殺人未遂」から「往来危険罪」での起訴に切り替わったようだ。

 私は職員が意図的に閉じ込めようとしたのか、また、かっとなってしまったのか、知りようがない。

 また、後続のドライバーが「煽り運転をしていた」という報道もまったくない。


 だが、どう考えても「車間距離が狭い」と注意するほどなら、煽り運転されていたと判断する。

 そして煽り運転をした方が悪い、と思わざるを得ない。


※良い反応があるとは思えないが、ハンドルを持つと性格が変わる御仁もいる。

 また、車のサイズや派手な装飾、また残クレであろうと立派な車で威圧する人もいよう。

 私は煽り運転が大嫌いである。


 車とは走るための道具ではない。

 周囲の安全を守りながら、運転手や同乗者、時には荷物を事故なく目的地に届けるものだと思っている。

 走るためのものじゃない。「正しく止まる」ためのものだと信じてやまないのである。

  


 さて、これは比較的直近の出来事であったのでまだ覚えていたが、これ以外にも長い人生において気になるニュースには幾度となく遭遇してきた。

 

 だが、興味が持続しなかったのか、報道されなかったのかわからないが、気になったまま記憶の彼方へ格納されたものがかなりあったように思う。

 

 報道するのは自由だと思う。

 実際に取材し、裏をとり、世間に告発すべく新聞なり、雑誌なり、テレビなり報道するのは記者の仕事なのだから、彼らの仕事を奪うのはよろしくない。

 

 だが、一度取材した以上、最後まで責任をとるべきと私は思う。

 

 速報、続報で終わりにするぐらいなら、報道しないで欲しいという気持ちが強い。

 

 彼らも仕事で、紙面や番組の時間を埋める必要があるからやむを得ないのかもしれないが、報道とはそんな簡単なものではないだろう。

 

 だからといって、どこまで追いかけるかが問題となる。

 

 事件や事故なら、起訴されたのか、不起訴ならその理由は追いかけたのか。

 裁判まで進んだなら結審したのか。また控訴したのかしなかったのか。

 民事なら別にその解決内容まで(特に金額)まで報道することはないと思うが、せめて「金銭の支払いにより、和解」や「金銭及び●●をもって原告の勝訴」ぐらいは報道すべきと思う。

 

 それぐらいの覚悟をもって報道すべきだと思う。

 

 今はどうだろう。

 あまり警察(検察)関係の話をするのはイヤなのだが、不起訴となる件が非常に多い印象だ。

 もちろん、日本の犯罪の検挙率と有罪率はかなり高い。

 優秀な警察と検察により日本の治安は守られているのであろう。

 

 でもなあ。

 明らかに積載量を超えたトラックがそこいら中を走り回っているんだよなあ。

 

 どうして取り締まらないんだろうとは疑問に思う。

 

 自転車の追い越し方法のルールや生活道路の三十キロ制限は弱者救済のためには必要ではある。

 だが、それ以上にそのルールどころか常識を知らない人物たちが車道に蔓延っている気がするんだよなあ。

 

 ちょっと消化不良なのでおまけである。

 

 私はこの『徒然怒る』を書き上げる時、必ず主語を明確にするようにしている。

 

 なぜなら、これは私の考えであるし、私の文章だからだ。

 

 そこには決して、同世代の皆さん!や、我々は!などと言った、裏付けのない主語を用いないという厳格な自分ルールが存在する。

 

 そう、どでかい主語は大嫌いなのである。

 

 一緒に声をあげましょう!

 とか、

 私たちの声を国会に!

 とか、誰が代弁してくれと頼んだのだ?

 

 むしろおとなしくしていてもらいたい。

 

 少なくない年金を毎月払っているんだ。

 そんなに国のやることが気に入らないなら、年金も支援も受けずに、自分の力で生きてみなさいよ。

 

 と、「私」は強く思うのである。

 

 もらうだけもらって、反対や邪魔ばかりするのは、どうなのかねえ?

 

 今回はAIは出さないのである。

 

 違うお話し(拙著『千葉千日』)において、盛大に喧嘩をしたあとなので、今回は全くAIの校正もアドバイスも聞かないのである。

 

 大体言いそうなことはわかるからね。

 

 

今更ではありますが、このエッセイは不定期です。

一日に数話投稿することもあります。

読み落としても、あなたの生活にも人生にも何の影響も及ぼしませんが、できましたらブックマークでもしていただけるとうれしく思う次第です。


なお、拙著『千葉千日』は毎日12時(お昼です)更新です。

そちらもぜひ、ブックマーク、評価していただき、お楽しみいただければ幸いです。


あっちは長いので読むのに根気がいりますけどね。

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