㊸また怪我をした話
私はついていない人間なのかも知れない。
また、怪我をした。
まあ、三年前の大けがにより、歩行がおぼつかないのは致し方ない。
だが、三年かけて家の中ではなんとか杖なしでも動き回れるぐらいにはなったのだ。
ところがだ。
私の前を猫様が横切られた。
私は猫様を踏むわけにはいかない。
故に、下ろしかけた左足を引っ込めなければならない。
しかし!
私はなんとか歩ける程度の状態。
特に左足の回復は遅く、医者もこれ以上の回復には人工関節を勧めるぐらいなのだ。
当然、とっさの動きはできない。
私に出来たのは、少しだけ左足を引っ込め、足を手前に下ろすことである。
だが、すでに足は下りかけていた。
結果、左足の中指を足の下に巻き込むという状態が生み出された。
その後は、すぐそばにあったベッドへ倒れる。
今回は最小限の「すっころび」で済ますことができた。
猫様も怪我なくめでたしめでたし。
としたいところであったが、事態は終わらなかったのである。
左足に体重をかけられなくなったのだ。
「折れた」
私はそう確信した。
だが、左足の中指である。
救急車を呼ぶほどではない。
しかも夜九時を回っている。
明日病院へ行くことにする。
ところが運命のいたずらはここでも私を惑わせる。
翌日は内臓の病気の定期検診。
朝早くから採血、その後は診察である。
更には検査入院の予定も相談しなければならない。
まあ、寝れば痛みも減るだろうとたかを括る。
夜中、激痛の中、何度もトイレに行く。
久々に泣きたくなった。
翌朝、採血の時間が迫るなか、準備を進める。
私に出来たのは、骨折初期に使っていた、本格的な杖をWで使用する決断である。
左足はつかないのだ。
非常に苦労をして午前の診療を終えた。
そして、かかりつけ(?)の総合病院に今日診察可能か電話をする。
ところがどっこい、それぐらいなら町医者に診てもらえという。
ちきしょうめ。
幸いなことに、自宅近くの整形外科が午後の診療を受け付けていた。
まずは受診用シートをwebからダウンロードし、イラレでテキストを配置。
フォントも厳選する。
シートの文字色が「スミ(黒)」なので、私の記載箇所は濃紺の色指定。
妙なバランスで間隔があいている箇所には、長体をかけてばっちりセンターへ配置。
三十分はかけたね。
さあ、それを持って受付開始時刻の三十分前に到着だ。
受付番号は初診の「2番」。
三十分前に到着した甲斐があったというものだ。
受付開始。
再び受付で呼ぶまで待てという。
十分ぐらいか。待つ。
診察は二時間後だと言う。
ガビーン。
待つか?と問われ、一旦帰るという。
座っているのもつらいんだよ。
診察予定時刻の三十分前に到着。
再受付。
待合で待機せよという。
しかし、待てど暮らせど呼ばれはしない。
三十分を過ぎる。
まだだ。
そして、ようやく番号が呼ばれる。
ドクターは紫色に変色した患部を診て、写真を撮りましょうと言う。
ああ、撮るさ。好きなだけ撮ればいい。
だがね、私の他の体の状態を理解していないようだ。
あれだけイラレに書き込んだというのに、無視されているように思う。
まあいいさ。
医者なんてそんなもんだ。
レントゲン!
患部の指を際立たせるため、周りの指をX線技師が自分で広げて無理やり撮影。
君、被ばく大丈夫? などと思いながら、再び待合室へ。
十五分ほどか。
再び呼ばれる。
さあ、ドキドキだぜ。
結果、「捻挫」でした。
湿布処方するので、貼っておいてね。
以上。
ちきしょうめ。
間違ってないよ。
君らは正しい対応をした。
悪いのは転んだ私だ。
湿布を薬局で出してもらう。
テーピングで止める。
悔しいからネット通販で、いろんな種類のテーピングを買ってやったぜ!
湿布を貼って二日。
足はつけるようになりました。
風呂は痛みが引くまで控えてね。(シャワーはOK)
風呂キャンなので、良い言い訳が出来た。
皆さんも、猫や小動物を飼う場合には、十分にお気をつけください。
今回は転んで捻挫して、通販でテーピングを買ったお話しでした。




