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徒然怒る  作者: きじとら
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⑮当事者


 物事には当事者と部外者がいる。

 

 言い方を変えると、被害者と加害者、第三者。

 

 似たようなものには当事国。

 

 まあ戦争や紛争、条約などに関わる国である。

 

 条約をとりあげると、必ずしも「平等」な条約などないであろう。

 話のすり替えととられるかも知れないが、日本は昔から不平等条約を結ばされ続けてきた。

 

 足利政権、徳川政権、明治政府、大日本帝国当時の政府。

 戦争終了後には連合国から、アメリカ統治後は経済をはじめとした様々な制限。

 

 本当によく第三次世界大戦の当事国とならず、世界二位まで上り詰めたものだと感心する。

 その後の凋落は言わないでおくが。

 

 日本に限ったことではない。

 大航海時代、大英帝国、アメリカソ連の冷戦下、核の下の圧迫。

 力や知恵、資源や人口の少ない国々は本当に虐げられてきた。

 

 戦争でさえそれである。

 

 普通の契約においても、大抵平等な契約などない。

 どちらか一方が不利になるようになっている。

 

 身近なところであれば、大きな買い物をした時の契約書では、小さな字で「裁判所は~」と書いてあり、私がどこに所在を構えても、契約先の本社や都合のいい場所になるのである。

 

 まあ契約も条約も、本質は大きい方のためのものなので、致し方ないのである。

 

 そして、当事者。もしくは被害者と加害者。

 

 世の中の出来事において、当事者になることほど面倒なことはない。

 出来ることなら、第三者として眺めている方が楽なのである。

 

 具体的な話は避けるが、私はよく仕事を断ることがある。

 下請けの身分でありながらである。

 

 納得いかない仕事など、大金を積まれても少ししか心は動かない。

 ましてやほとんどの場合、小金や低い金額なのである。

 何故なら下請けだからである。

 

 だが、私は下請けだと思って仕事をしたことはない。

 まあ、そもそも下請けとはっきりわかる仕事は絶対に受けないし、わずかな金のためにストレスを抱えてはなんの意味もない。時間を捨てるようなものだからだ。

 

 話がいつも逸れまくって申し訳ない。

 

 当事者というのはできるならなりたくないが、生きていれば何かしらの当事者になることが多くなる。

 私は自分で第三者として眺めている方がよいといったが、「眺めているだけでいい」のである。

 決して口を挟もうとか、意見を言いたいという欲はない。

 

 こんな短編を書き連ねておきながら、都合の良い傍観者と非難を受けるかも知れないが、これだって私は当事者として書き続けている。

 

 何が言いたいか。

 私はSNSが大嫌いである。

 匿名で文句や誹謗中傷、またステルスマーケティングや宗教、怪しいビジネスの勧誘、YouTube視聴者への誘導などなど。

 

 要するに自分自身であったり、商品や様々なものの「CM」なのである。

 

 「CM」は大嫌いである。

 故にSNSも大嫌いである。

 

 一方、匿名掲示板は愉快であったと思う。

 決してCMが潜んでいないとは言い切れないが、大昔のラジオリスナーのような、才能はあるが外にでないものを肌で感じることができた。

 

 皮肉、侮蔑、差別もあっただろう。

 

 今はそういったものは受け入れられない。

 平等化社会だからである。

 

 さて、ここで矛盾にお気づきか。

 

 世の中は不平等な条約や契約に満ち溢れている。

 だのに、世の風潮は平等化である。

 

 どういった主張があるかを取り上げると面倒なのであえて控えるが、ロビー活動という名の交渉で無駄な金を使い、公共性をもった集団という名で補助金を受ける。

 

 あれあれあれ?

 

 色々とおかしいぞ?

 

 当事者、被害者、加害者、当事国、第三者、傍観者。

 

 平等? 不平等?

 

 補助金?

 保護?

 

 色々と話を混ぜ過ぎたかな?

 

 さて、世の中は正しい方に進んでいるのか。

 

 今日も考えるのである。

 

 

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