ゆらぎ(男女比/1:1)不倫ものです。
哲也:男性()内台詞は、由香の脳内に過去の台詞が再生されている
由香:女性
哲也:あ、もしもし由香?今すぐ東都駅まで来て
由香:急に電話してきて、しかもどういうこと
哲也:会いたい、今すぐ。だから来て
由香:ちょっと待って。そんなこと急に言われたって
哲也:問題ないだろう?どうせ由香は旦那が帰ってくるまで用なんてないんだから
由香:そんな言い方って
哲也:とにかく会いたい、だから東都駅に13時までに来いよ
由香:もう11時半だよ。今から準備したって
哲也:由香、どうしても会いたいんだ
由香:うん……
哲也:13時までに来なければお前と別れるから。じゃあそろそろ仕事戻る。必ず来いよ
由香:え、ちょっと待って。勝手に決めて電話も勝手に切って。
……でも、私もまだ別れたくないもの
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哲也:(由香)
由香:でも、本当に行くの?
哲也:(会いたい、今すぐ)
由香:でも、分かってるじゃない。私たち二人に未来なんて無いってこと。なんて言いながら洋服選んでるなんてバカみたい
哲也:(とにかく会いたい)
由香:私だって会いたくないわけじゃない。でも、続けられないことくらい分かってる
哲也:(どうして僕たちはもっと前に出会えなかったんだろう)
由香:この扉を、家の扉を開けちゃいけない
哲也:(このまま2人で着の身着のまま消えてしまおう)
由香:今、家を出てしまったらまたら、もう戻れなくなる。これ以上踏み込んじゃダメ
哲也:(由香)
由香:どうしよう。どうしよう。どうしよう
哲也:(会いたい)
由香:私だって会いたく無い訳じゃない。だから家を出るか迷っているのに
哲也:(13時までに来て)
由香:早く、早く家を出ないと。でも、出たらもう本当に戻れなくなっちゃう
哲也:(僕、待たせられるの嫌いだから)
由香:彼に会って数時間一緒に過ごして。いつもみたいにすぐ帰ってこればいい
哲也:(約束より遅くても5分は前についていてくれよ)
由香:迷っていたらぎりぎりになっちゃう。とにかく家をでて電車に乗ろう。電車の中で考えればいい。だから『ピロン』……?
由香:「由香ちゃんの好きなお土産買って帰るつもりだから楽しみにしていてね」こんな時に、私の夫はどうしていつも呑気なの。あ、もうこんな時間になっちゃった。もう13時に間に合わない
哲也:(13時までに来なければお前と別れるから)
由香:はぁ……
由香:そうね、今日行かなければ。本当にお別れなら仕方ない。どうせ私たちなんて下らない不倫だもの。こんな事で別れるというならそれはそれで仕方ない。なんども哲也の「別れる」に振り回されるくらいなら。もう、そう。彼がすべて悪い。勝手を言った哲也が悪い……
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哲也:言ったよね。僕、由香と別れる気なんて無いって




