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Huma Gear  作者: 近藤世界
『管理人』編

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38/39

鳴神

38話です。

描写数よりも疾走感?を優先しました。

カンナのヒューマである『充電』は貯めた電気を体内で消費することで真価を発動する。

一瞬での電気使用量が80%を超えた際に

更なる姿を見せる。


「ーー鳴神」


場が静まり、その前兆を体で感じ取る。

張り詰めた気配だけが残り、音が世界から落ちた。


カンナは静かに呼吸をしていた。

吸い込んだ空気は肺から血に混じる。血管を走り抜ける“それ”は空気ではない。


パチッと微かな放電音スパークが身体から鳴る。

白い肌には微かな光を放つ淡い青い血管が映えている。


ーーまるで嵐の前の静けさーー


次の瞬間、


血の中で音が鳴る。


そして大地が爆ぜた。


世界が置いていかれる。


先に来たのは衝撃。

遅れて轟音。

更に遅れて、熱。


“結果”だけが現れる。


「……は……?……な……」


管理人は“結果”を感じ取り、“受け取る”ことしかできなかった。

見えない、何をされたかもわからない、痛みだけが現象を証明し、同時に理解を遠ざけていく。


“結果”は僅か0.09以下の出来事だった。

一般的に人間の反射神経の限界は0.1秒と言われ、それ以上は反応できないと言われている。


決して人の反射が届かない領域。


それを衝動インパルスとして捉えたのはマギアだけである。

次に、打たれた管理人が“結果”から捉えた。

もう一人は、抑え込まれているがゆえに“結果”すら見ることができず、理解の外にいた。


微かな光。

けたたましい轟音。

“結果”だけを残す。


雷はその姿を捉える事ができる。

この“結果”は見えない。


人に視認できるわけがない。


ーー理不尽を理解できた者だけがたどり着ける世界。


そこに立つのは、人を超えた存在。


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


そう、あの炎帝が()()と呼ばれたように、あの雷雲が()()と呼ばれ始めていたように。


雷や電気を司るわけではない。

彼女の通った後には結果として、音だけが残る。


故に、『鳴神』。


初撃を繰り出し、確実な手応えを持ったカンナは攻撃を止めない。

次の一撃へーー助走に入る。


確実な狙いを定めるために有した時間は僅か、3秒。

今のカンナにしては時間を掛けすぎていると言えるほどの慎重な時間。


普通の速度で生きている三者には一瞬のこと。

“結果”を衝動で捉えていた者に3秒は十分すぎる。


一撃で仕留めれなかったのは、カンナが人間だからだ。

壊れる寸前で肉体がブレーキをかけている。

攻撃を触れるだけに抑えていた。


全力で当てれば、相手も、

否、自分も壊れる。


ーー諸刃の剣。


それを理解したマギアは、投げた。


カンナはそれを掴み、同時に理解する。

それを振るう必要はない。


単純にぶつければいい。


今の速度が、それの質量が、そのまま力になる。


ただ、ぶつければいい。


管理人の“当たらない”にはラグがある。

常時維持にも“もう一人”のヒューマが必要。

そして、単独での状態維持は長く保たない。


ピースは揃い、“当たらない”原因は消えた。


この“マギアの大剣”が今後こそ二人に“当たる”。


呆気ない。

たが、それでいい。


どんな世界でも決着は一瞬だ。


そして、

鳴神発動から5秒が経過した。


その時ーー


管理人にとどめを刺した

 “()()()()()()”は、カンナを斬り裂いた。

管理人のヒューマを説明しますね。


その前に管理人が2人いたからややこしいと思いますよね。

僕もそう思っていました。

創作中はカンナの世界の管理人を管理人(A)と呼んでいましたし、マギアの世界の管理人を管理人(B)と呼んでいました。

察しのいい人は分かると思いますが、管理人はA世界(カンナ世界)とB世界(ヒューマ世界)に元から存在していた人間です。


この二つの世界は平行世界のような認識で問題ないです。

例えるなら『スパイダーマン』のサム・ライミ版とアメイジング版のような違いです。

役割は一緒で登場人物の名前も一緒ですが、演じている俳優や作っている会社が違うような差です。


とまぁ管理人は顔と性格が若干違うピーター・パーカーという認識で大丈夫です。


管理人(A)のヒューマは自身の周波数を変換する能力です。

肉体の周波数を周囲の空間や銃などと同一化させて、判定を空気と同様にしていました。

更に地球の地殻の周波数と同期させ、二つの周波数の位相を近づけていたのも途中からは彼です(融合が早くなっただけで、時間が経てば融合します)。

これだけだと3秒ほどで周波数との位相ズレで戻れなくなりますが、それをサポートして無敵のヒューマのように見せかけていたのが、管理人(B)の重力を放出するヒューマです。

この重力を放出するヒューマはベクトル指定+重力(6倍)を自身の腕から放出するヒューマです。

この重力により周波数の安定化を図り、常時無敵状態+銃の空間生成の見せかけや空間転移のような芸当を見せていました。


性格面についてはクズですし、作中で見てもらった通りに、あの二人には目的も大義もありません。

成り行きでそうなったからで起こった戦いです。

だからこの編は短い編になりました(難解なヒューマで作者が困惑したのもありますし、小説に表す能力がなかったのも原因です)。


本編よりも長くなりましたが、後書きは以上です(ここまで読んでくれる人はいるのだろうか?)。

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