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Huma Gear  作者: 近藤世界
『官房長官編』ーー終幕ーー

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25/40

再現脱獄

25話です。

プロットを大幅に書き換えた回でした。

たまにそういう時がある気もする。

「ここは……どこだ……知らない天井だ……」

頭が痛いな……。

寝ていたのか……。

……これは檻だな。

この状況は――俺は捕まって、カンナともはぐれたのだな。

看守だ。挨拶をしておくか。


「やあ!おはよう!ここはどこだ?」

「……起きたのか……随分早いな、030番」


030番か……。

昔は1421番だったな。


「起きました!」

「よし!着いてこい!身体検査を行う!」

「了解です!」

「素直だな……」


俺に背中を見せるとは、油断しているな……。

今ここでもやれるが、情報が少ない。

やるとしても明日だ。


「大きいね……君……」

「はい!よく言われます!」

「197cmで94kgか……」

「いいよ……問題なしだ」


「彼に処方するのは90g程度で……ああ……その分増えるが構わない……」


何もなかったな……。

血を抜かれただけか……。

食事まで待つか……。


19:00 食事

なるほどな……。

前の施設よりかは現代的だな。


「……すまんな……030番……食べてくれ」

「多いですね……」

「君は大きいからな……。そこの水は自由に使ってくれて構わない」

「ありがとうございます!」


多すぎるぞ……これは……。

食事に何かあるタイプか……。

食べたら分かる。

食べるか。


……よし、食べ終わったし――やるか。


【パリン】


「なんだ?何があった!?」

「申請です!030番!皿を割りました!掃除願います!」


守衛数名がほうきを持って出てきた。


「すみません……」

「これで全部だな……よし……今度は割るなよ!」

「はい!」


「030番!食器を回収しに来たぞ!」

「すみません!先ほど皿を割ってしまったので、食器は回収されました!」

「そうか!貴様がドジっ子か!」

「はい!ドジっ子です!」

「よし!分かった!ならば風呂の時間まで待っておけ!」


コツコツ……


これで、フォークとスプーンは手に入れることができた。

どうやらここは守衛の見張りがないらしい。

警戒すべきは警報装置と周囲だな。


20:00 風呂場

「21:00までに出るように!出る際は中から声をかけるんだ!」

「分かりました!」


風呂場には、当然あるだろうと思っていた。

剃刀だ。

それに絆創膏もあるな。思わぬ収穫だ。

ついでに地図を見ておこうか……。

それでは適当に体を洗って出るか。


「何をしている!」


ピ!ピ!ピ!ピ!


守衛全員の腰についている装置が鳴った。

「あっ……ごめんなさい!風呂から出る時は呼ぶでした……」

「お前は……あのドジっ子か……全く……檻に戻るぞ!」

「はい!」

「22:00に就寝時間が来る!それまではゆっくりしておけ!」

「はい!」

コツコツ……


腰か……警報装置は……。

あれを押せば鳴る形のようだな。


ならば――あれを壊せばいいだけだ。

スプーンの先を折って、剃刀の先に装着する。

そこを絆創膏でぐるぐる巻きにすれば……

完成だ。

投擲剃刀とうてきぶつ

丁度いい重さだな。

試し投げするか!

【カラン…カラン】


後は守衛が来るまでこれを続けるか。


22:00

「就寝時間だ!寝ろ!」

ここは寝ようか……。

続きは寝静まった後だ。


4:00

ジョリ……ジョリ……

檻の一部に水をかけ、フォークで削る。

これを繰り返す。

水は無限に出てくる。

あの時に比べれば容易だ。

俺の身体なら、3本折ればいいだろう。

後はこの1本だけだ……。

ジョリ……ジョリ……


6:00

よし……。

これ以上やれば、確認の際にバレるだろう。

後は腕力で解決できる。

起床時間までは休憩だ。


7:00

「起きたか!起床時間だ!」

「起きました!」

「早いな!」


7:30

「飯だぞ!030番!食えるか?」

「自分いけます!」

「今度は割るなよ!」

「はい!」


12:00

この二人は、奇しくも同時刻に脱出を開始していた。

やるか……。


コツコツ……


来たっ!今だ!

【ヒュッ】

【ガッ】

よし……これで警報装置は壊れたな……。


檻は触れば取れる。

カチャッ……

カチャッ……

カチャッ……

スッ……


「012番!」


スタッ……スッ……ッ……ギュッ……


「飯だ……ゔっ……」


「……」


マギアは気配を消し、チョークスリーパーで看守を落とした。

髭剃り(投擲武器)は要らなかったな。

よし……行くか。


「出してくれ!」


「俺もだ!!役に立つ!」


「…………」


悪いが、正義でやっているわけではない。

カンナを助けるためには――

君たちは、はっきり言って邪魔だろう。


「待てよ!置いていくな!無視すんじゃねえ!」


カンナを探すには中央に行く必要があるだろう。

情報は中央に集まる。

鉄則だ。


同刻 

中央管理室 制圧完了。

守衛は2名いたが、マギアは折った檻を武器にして瞬殺し、気絶させた。

折った鉄格子を振る。

看守は声を出す間もなく崩れ落ちた。


ピ!ピ!ピ!ピ!


ディスプレイに、デカデカとカンナと角谷の映像が映し出された。


「カンナは……そこか!」


「今いくぞ!!」

『大脱獄』とかそういう映画から発想を得た回です。

この3日間で色々と勉強させてもらいました。

喰らえ!連続投稿だ!

本当に申し訳ない

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