【29】RPGをプレイすると垣間見える何か
RPGゲームをプレイし始めて、最初の町に着くと初めて店で買い物ができるようになります。
始まりの村などを出て、ザコ敵と戦いながら経験値と金を貯めていく。
最初の店で、あなたはまず何を買いますか。
「武器」「防具」
これ、なんとなく性格の一端が見えるような気がするのです。
私は最初の買い物ならば「武器」を買います。
そのために、町にわざと入らずウロウロしてザコ敵と戦い続けます。
だいたいリアルの日付で3日くらいは繰り返します。
初期設定のヨワヨワ武器で、ひたすら肉弾戦を続けます。
そして満を持して、最初の町で売っている一番高い武器を買います。
『攻撃は最大の防御なり』
そのためにはつまらぬ相手と戦い続けて金を貯めます。
私は根気とかヤル気とか計画性とか、通知表の所見欄を輝かせるそうしたものを残念ながら持ち合わせていないのですが、RPGだけはコツコツと計画をもってつまらないことをやり続けることができます。
ゲーム以外で発揮できていれば、今頃は東日本で78,000,000番目くらいの(略
そして強い武器を買ったら、ヒャッハーしながら敵をなぎ倒していきます。
最初の店で武器から買うのは、私の中で疑うことのない当たり前のことでした。
それが、ある友人が「え?防具から買うよ。しぬの嫌だし」と言ったのです。
私とはやや気質の異なる、イケイケドンドン系の友人です。
「ぬののふく」と「ひのきのぼう」だけでエンディングまで行けそうなパワフルな友人が、まさか防具から買うなんて──
それ以来、RPGゲームをプレイするという人に、同じ質問をさりげなくしてきました。
『最初の町で武器から買うか防具から買うか』
これが驚くことに、リアルの性格や気質で「〇〇な人」と私がひっそり思っているのとだいたい反対の答えが返ってきました。
私に人を見る目がないのか、RPGのセンスがないのか、そんなことで何かが分かるわけないのに何かを無理やりカテゴライズしようとしている愚か者なのか。
それはさておき。
どこかでさらっと尋ねることはやめないような気がしています。
その質問で得られるものは何もなく、付き合いや相手への見方が1mmも変わることはありません。
清々しいまでの興味本位だけで聞いています。
──武器から買いますか、防具から買いますか (^O^)/




