表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『君の隣を目指して』――図書室、帰り道、教室――。少しずつ距離を縮めていく、高校生たちの等身大の青春ラブストーリー。  作者: 伊佐波瑞樹


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
53/158

第53話 落ち着きたいのに、落ち着けない



 落ち着いている人。


 一緒にいて安心できる人。


 無理しなくていい人。


 話していて疲れない人。


 その言葉が、なつきの頭の中から離れなかった。


 昨日の昼休み。


 春樹が言った好きなタイプ。


 亜衣が軽い調子で聞き出したはずなのに、なつきにとっては一つ一つが重く胸に残っていた。


 派手な人ではなかった。


 可愛い人でも、料理が上手な人でも、本が好きな人でもなかった。


 落ち着いていて、一緒にいて安心できる人。


 それは春樹らしい答えだった。


 春樹らしい。


 だからこそ、なつきはずっと考えてしまう。


 私は、そういう人になれるのかな。


 朝、教室へ入る前から、なつきは少しだけ背筋を伸ばしていた。


 いつもよりゆっくり歩く。


 廊下で知り合いとすれ違っても、慌てずに挨拶する。


 鞄を持つ手にも変に力を入れない。


 落ち着く。


 落ち着く。


 落ち着いている人。


 心の中で何度も唱える。


 そして教室の扉を開けた。


「おはよう、なつき」


 茜が席から声をかける。


「おはようございます」


 なつきは丁寧に言った。


 茜が止まった。


「……どうしたの?」


「え?」


「今、敬語だったけど」


「あ」


 失敗した。


 開始五秒だった。


 落ち着こうとしすぎて、なぜか親友に敬語を使ってしまった。


 茜はじっとなつきを見る。


「何かあった?」


「何もないよ」


「何もない人は、朝から親友に『おはようございます』とは言わないわ」


 その通りだった。


 なつきは目を泳がせる。


 そこへ亜衣が来た。


「おはよー!」


「おはよう、亜衣ちゃん」


「お。今日は普通」


「普通って何」


「いや、なつきがまた何か意識してそうな顔してるから」


「そんな顔してる?」


「してる」


 茜も頷く。


「してるわね」


 二人の即答に、なつきは少しだけ肩を落とした。


 隠せない。


 本当に隠せない。


「もしかして」


 亜衣がにやっと笑う。


「春樹くんの好み?」


 心臓が跳ねた。


 顔が熱くなる。


 その反応だけで十分だった。


 亜衣は勝ち誇ったように指を鳴らす。


「はい正解」


「亜衣ちゃん……」


「落ち着いていて、一緒にいて安心できる人」


 亜衣がわざとゆっくり言う。


 なつきは机に鞄を置きながら、小さく頷いた。


「……うん」


「で、落ち着こうとして茜に敬語?」


「言わないで」


「かわいい」


「かわいくない」


 茜が冷静に言った。


「なつき」


「はい」


「まず、無理に落ち着こうとすると逆に落ち着かないわ」


「……もう実感してる」


「ならよかった」


「よくないよ」


 亜衣が笑う。


「でもさ、なつきはなつきのままでいいんじゃない?」


「そうかな」


「春樹くんだって、別に完璧に落ち着いてる人って言ったわけじゃないでしょ」


「でも……安心できる人って」


「なつき、別に危険人物じゃないし」


「そういう意味じゃないと思う」


「そう?」


 亜衣は首を傾げる。


 茜が少し考えてから言った。


「一緒にいて安心できる人というのは、たぶん無理をしなくていい相手という意味でしょうね」


「うん」


「なら、背伸びしすぎると逆効果だと思う」


「逆効果……」


 なつきはその言葉を胸の中で繰り返す。


 でも。


 分かっていても、意識してしまう。


 春樹の好きなタイプを聞いた。


 それだけで、今までの自分の全部が少し気になり始める。


 話しかける時に慌てるところ。


 すぐ顔が赤くなるところ。


 変な声が出るところ。


 メニューを逆に持つところ。


 春樹から見たら、落ち着きとは程遠いのではないか。


 そう思うと、やっぱり不安だった。


 その日、午前中の授業は何とか乗り切った。


 ただ、なつきの中ではずっと「落ち着く」がテーマになっていた。


 簿記の授業中も、計算問題を解きながら、字を丁寧に書こうとした。


 丁寧に。


 落ち着いて。


 焦らない。


 その結果、いつもより解くのが遅くなり、先生に「横田さん、今日は慎重ね」と言われた。


 昼休みも、いつもなら亜衣の話に笑ってしまうところを、少し落ち着いた反応にしようとした。


「それでさ、三浦くんが朝から購買の焼きそばパン二個食べてて」


「そうなんだ」


「……なつき?」


「何?」


「反応薄くない?」


「落ち着いてみた」


「それは落ち着きじゃなくて無関心」


「違うの!?」


 亜衣に即座に訂正された。


 茜は弁当を食べながらため息を吐いた。


「迷走しているわね」


「分かってる」


「分かっているなら、ほどほどに」


「ほどほどが難しい」


「でしょうね」


 そして放課後。


 なつきは図書室へ向かうことにした。


 もちろん、本を返すためだ。


 借りていた恋愛小説を返す。


 それだけ。


 それだけのはずだった。


 けれど、なつきは図書室へ向かう廊下で、何度も深呼吸していた。


 図書室なら、落ち着いた自分を練習できるかもしれない。


 静かだし。


 本があるし。


 大声を出す場所でもない。


 春樹がいるかもしれない。


 ……いるかもしれないから緊張するのだけれど。


 それでも、図書室は春樹にとって自然な場所だ。


 そこで少しでも落ち着いて話せたら。


 春樹にとって安心できる人に、一歩近づけるかもしれない。


 なつきは返却する本を胸に抱えた。


「なつき」


 後ろから亜衣の声。


 振り返ると、亜衣と茜がいた。


「え、二人も?」


「見守り」


 亜衣が即答した。


「見守りって何」


「なつき空回り観察」


「見守りじゃない!」


 茜が横から言う。


「私は本を借りに来ただけよ」


「本当に?」


「半分は」


「残り半分は?」


「心配」


「茜ちゃん……」


「あと少し面白そう」


「茜ちゃん!?」


 親友二人が頼もしいのか、頼もしくないのか分からない。


 それでも一人よりは心強かった。


 三人で図書室に入る。


 扉を開けると、冷房の涼しい空気が頬に触れた。


 紙の匂い。


 本の匂い。


 静かな空気。


 カウンターでは図書委員の生徒が貸出作業をしている。


 今日は春樹の当番ではない。


 そのことに少し安心する。


 そして少し残念に思う。


「返してくるね」


 なつきはカウンターへ向かった。


 できるだけ落ち着いて。


 静かに。


 本を差し出す。


「返却お願いします」


 声は普通に出た。


 よし。


 大丈夫。


 図書委員が処理をしてくれる。


 なつきは返却を終え、本棚の方へ歩いた。


 今日は新しい本を一冊借りよう。


 恋愛小説でもいい。


 でも、少し背伸びして、春樹が読みそうな本にも挑戦してみようか。


 そんなことを考えながら本棚を見ていると。


「横田さん」


 横から声がした。


 なつきの肩が跳ねた。


「は、はい!」


 声が大きかった。


 図書室なのに。


 近くにいた生徒がちらりと見る。


 なつきは一瞬で赤くなる。


 振り向くと、そこには春樹がいた。


 本を二冊抱えている。


 いつからいたのだろう。


 まったく気づかなかった。


「ご、ごめんなさい」


「大丈夫」


 春樹はいつも通りだった。


「本、落ちそう」


「え?」


 なつきは自分の腕を見る。


 さっき本棚から取った本が、腕の端からずり落ちそうになっていた。


「あっ」


 慌てて抱え直そうとする。


 しかし、慌てたせいで別の本まで滑りかける。


 春樹がすっと手を伸ばして、一冊を支えた。


 近い。


 手が。


 春樹が。


 近い。


「大丈夫?」


「だ、大丈夫です」


「敬語」


「あっ」


 なつきはさらに赤くなる。


 またやった。


 春樹にまで変な敬語。


 落ち着こうとしているのに、全然落ち着いていない。


 むしろ普段よりひどい。


 後ろの棚の影から、亜衣が肩を震わせているのが見えた。


 茜は目を閉じていた。


 見られている。


 完全に見られている。


「ありがとう」


 なつきは小さく言い直した。


「うん」


 春樹は支えた本をなつきに渡す。


 指先は触れなかった。


 触れなかったのに、なつきの心臓は十分うるさい。


「今日は本借りに?」


 春樹が聞いた。


「うん。返したから、新しいの借りようと思って」


「そう」


「大國くんは?」


「俺も」


 春樹は本を少し持ち上げる。


「気になってたやつ」


「そうなんだ」


「うん」


 会話。


 できている。


 少しだけ。


 なつきは心の中で自分を励ます。


 落ち着け。


 落ち着いて話す。


 安心できる人。


 無理しない。


 無理しないって、どうやるの。


 考えれば考えるほど分からなくなる。


「横田さん」


「はい」


「大丈夫?」


「何が?」


「顔、真剣」


「真剣?」


「うん」


 春樹は少し首を傾げる。


「本選ぶのに、そんなに悩む?」


 なつきは固まった。


 違う。


 本ではない。


 あなたのことで悩んでいる。


 とは言えない。


「悩むよ」


 なつきは必死に言った。


「本は、大事だから」


「それは分かる」


 春樹はすぐに頷いた。


 分かるんだ。


 そこはすごく分かるんだ。


 なつきは少し笑いそうになる。


 春樹らしい。


 その瞬間、少しだけ力が抜けた。


「大國くんは、どうやって本選ぶの?」


 自然に聞けた。


 自分でも少し驚いた。


 春樹は本棚を見る。


「最初は表紙」


「表紙?」


「うん」


「意外」


「そう?」


「中身で選ぶのかと思ってた」


「中身は読まないと分からないから」


「確かに」


「表紙と題名で気になったら、最初の数ページ読む」


「それで決めるの?」


「うん」


 なつきはその話を聞いて、少し落ち着いた。


 本の話をしている春樹は、やっぱり少し話しやすい。


 言葉は多くない。


 でも、ちゃんと返してくれる。


 自分も、質問すれば会話に入れる。


 それが嬉しかった。


「じゃあ、私も表紙で選んでみようかな」


「いいと思う」


「おすすめとかある?」


 言ってから、なつきは自分で驚く。


 聞けた。


 おすすめ。


 前よりずっと自然に。


 春樹は少し考えて、本棚から一冊を抜いた。


「これ」


「どんな話?」


「静かな話」


「静かな話?」


「大きな事件はないけど、読んだ後に少し残る」


 春樹の説明は短い。


 でも、なつきにはなぜか伝わった。


「読んでみる」


「うん」


 本を受け取る。


 今度はちゃんと落とさなかった。


 その様子を棚の向こうから見ていた亜衣が、小声で言う。


「今のいいじゃん」


 茜が小声で返す。


「静かに」


「だっていいじゃん」


「静かに」


「はい」


 なつきには聞こえていた。


 でも今は少しだけ、聞こえないふりができた。


 その時だった。


「大國くん」


 別の声がした。


 なつきの胸が少しだけ跳ねる。


 白石祐衣だった。


 図書室の奥から歩いてくる。


 今日は当番ではなさそうだが、本を数冊抱えている。


 落ち着いた雰囲気。


 静かな図書室が似合う人。


 祐衣は春樹となつきを見て、少し微笑んだ。


「横田さんも」


「こんにちは」


 なつきは慌てずに挨拶しようとした。


 少しだけ声が揺れたけれど、さっきよりはましだった。


「こんにちは」


 祐衣は柔らかく返す。


 春樹は祐衣が持っている本を見る。


「その本」


「この前話してたものです」


「借りたんだ」


「はい。大國くんが言ってたから気になって」


 自然だった。


 やっぱり自然。


 本の話をする二人は、図書室の空気にすっと馴染んでいる。


 なつきは少しだけ胸が沈みかける。


 でも。


 今日は沈みきらなかった。


 さっき春樹に本をおすすめしてもらった。


 それが胸の中に残っている。


 自分も、少しだけ図書室の会話に入れた。


 そう思えるから。


「横田さんは何借りるんですか?」


 祐衣が聞いた。


 ちゃんとなつきにも話を振ってくれる。


 それが祐衣の優しさだった。


「大國くんにおすすめしてもらった本」


 なつきは答えた。


 言ってから、少し照れる。


 祐衣は少しだけ目を細めた。


「大國くんのおすすめなら、きっと面白いですね」


「うん」


 春樹が短く頷く。


「たぶん」


「たぶんなんだ」


 なつきが思わず笑う。


 祐衣も笑った。


 三人の間に、静かな笑いが生まれる。


 それは小さなものだった。


 でも、なつきには大事だった。


 祐衣は敵ではない。


 そう感じる。


 でも、強い人だ。


 本の話ができる。


 落ち着いている。


 春樹の好みに近いかもしれない。


 そう思うと、胸は少しだけざわつく。


 けれど、嫌いにはなれなかった。


「横田さん」


 祐衣が言う。


「はい」


「その本、読み終わったら感想聞かせてください」


「私の?」


「はい」


「いいの?」


「もちろん」


 祐衣は笑った。


「同じ本を読んだ人の感想、聞くの好きなんです」


 なつきは少し嬉しくなった。


「うん。読んだら話すね」


「楽しみにしてます」


 春樹もそれを聞いていた。


「俺も聞きたい」


 なつきの心臓が止まりかけた。


「え?」


「感想」


「わ、私の?」


「うん」


「大したこと言えないかも」


「何でもいい」


 春樹は普通に言う。


「読んでどう思ったかでいい」


 なつきは本を抱える手に力を込めた。


 読まなきゃ。


 ちゃんと。


 春樹が聞きたいと言ってくれた。


 祐衣も聞きたいと言ってくれた。


 それは宿題みたいで、でも少し嬉しい宿題だった。


 その後、三人は少しだけ本の話をした。


 なつきはまだ上手く入れない時もあった。


 祐衣と春樹が自然に会話する場面では、少しだけ置いていかれた気持ちになる。


 でも、祐衣は時々なつきへ話を振ってくれた。


 春樹も、なつきが分からなそうにしていると簡単に説明してくれた。


 そのたびに、なつきは少しずつ呼吸を取り戻していく。


 落ち着こう。


 落ち着こう。


 そう思うほど空回りしていた。


 でも、誰かとちゃんと話している時の方が、自然に落ち着けるのかもしれない。


 そう思った。


 図書室の閉館時間が近づく。


 貸出手続きを済ませ、三人は図書室を出た。


 亜衣と茜も少し遅れて出てくる。


「なつき」


 亜衣が小声で言う。


「頑張ったじゃん」


「見てたよね」


「見守ってた」


「見てたよね」


「見守ってた」


 茜が静かに言う。


「今日はよかったと思うわ」


「本当?」


「最後の方は自然だった」


「最初は?」


「聞かない方がいい」


「う……」


 でも、最後の方は自然。


 その言葉が嬉しかった。


 校門へ向かう廊下は夕方の光で少し赤い。


 春樹、祐衣、なつき達。


 自然に同じ方向へ歩く。


 校門の前に出ると、そこには蓮と美優がいた。


「春樹ー」


 美優が手を上げる。


「終わった?」


「うん」


 春樹が答える。


 蓮は祐衣を見て少し首を傾げる。


「白石さんもいたのか」


「図書室に」


「なるほど」


 美優は祐衣へ笑いかける。


「祐衣」


「美優」


 名前呼び。


 その自然さに、なつきは少しだけ胸が揺れる。


 春樹。


 蓮。


 美優。


 祐衣。


 四人が自然に並ぶ。


 駅へ向かう組。


 なつきは、また少しだけその輪の外にいる。


 でも今日は。


 図書室で春樹と話せた。


 祐衣とも話せた。


 本をおすすめしてもらった。


 感想を聞きたいと言ってもらえた。


 だから、前よりは寂しくなかった。


「横田さん」


 春樹が振り返る。


「はい」


「本」


「うん」


「読んだら感想聞かせて」


 また。


 言ってくれた。


 なつきは嬉しくて、少しだけ笑った。


「うん」


「また明日」


「また明日」


 今度はちゃんと返せた。


 春樹達は駅の方へ歩いていく。


 美優が何かを話し、蓮が笑い、祐衣が静かに頷き、春樹が短く返す。


 その後ろ姿を、なつきは見送った。


 隣には茜と亜衣がいる。


「どう?」


 亜衣が聞いた。


「安心できる人、なれそう?」


 なつきは少し考えた。


 そして、自分の胸に抱えた本を見る。


「まだ全然」


「うん」


「でも」


 なつきは小さく笑った。


「落ち着こうって思うより、ちゃんと話した方が落ち着くのかも」


 茜が頷いた。


「いい気づきね」


「でしょ」


 亜衣がなぜか得意げに言う。


「亜衣ちゃんが言うの?」


「私の見守りのおかげ」


「見守りという名の観察」


「細かいことはいいの」


 三人で笑う。


 夕方の風が、少しだけ涼しかった。


 君の隣は、まだ遠い。


 でも今日は。


 無理に落ち着こうとして失敗して。


 本を落としかけて。


 変な敬語を使って。


 それでも、最後には少しだけ話せた。


 おすすめの本を借りた。


 また明日の約束もできた。


 なつきは本を抱え直す。


 落ち着いていて、安心できる人。


 まだ遠い。


 でも。


 自分らしく話せる時間を、少しずつ増やしていけたら。


 いつか、春樹の隣でも自然に笑えるかもしれない。


 そう思えた。


 図書室から借りた本の重みが、鞄の中で小さく揺れている。


 それは今日のなつきにとって、新しい宿題だった。


 そして、次の一歩だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ