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合気道無双  作者: 間咲正樹


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3/5

第三投:儂がいなくとも

 そして俺がゴウガイ先生の弟子になってから、5年の月日が流れた――。


「うむ、よかろう、合格じゃ。これで【地の型】は完璧に習得したな」

「ほ、本当ですか!」


 18歳になった俺は、遂にゴウガイ先生から、ゴウガイ流合気道における基本の型である、【地の型】をマスターしたとお墨付きを貰ったのである。

 嗚呼、ここまで本当に長かった――。

 入門して半年でブラッドリー先輩をはじめとした兄弟子がみんな出て行ってしまい、弟子が俺一人になってしまった時はどうなるかと思ったが、今日まで辛い修業に耐えてきて、本当によかった――!


「では次はいよいよ、【天の型】の修業に移る。後は【天の型】さえ習得すれば、晴れて免許皆伝じゃ」

「は、はい! 頑張ります!」


 よおし、これでまた一歩、ゴウガイ先生に近付いたぞ!


「ホッホ、よきかなよきかな。…………む!?」

「……え?」


 その時だった。

 ゴウガイ先生が胸を押さえながら、ブルブルと震え出した。

 ゴ、ゴウガイ先生……!?


「――ガハッ」

「ゴウガイ先生ッ!!?」


 ゴウガイ先生が赤黒い血を吐き出し、その場に崩れ落ちた。


「ゴウガイ先生ッ!! ゴウガイ先生ええッッ!!!」


 慌ててゴウガイ先生を抱きかかえる。

 ゴウガイ先生はまるで死人のように、顔色が真っ白になっていた。

 あ、あぁ……!


「……ホッホ、どうやらここまでか。……すまんなジェイク。お主に合気道を教えてやれるのは、ここまでのようじゃ」

「そんな……! ゴウガイ先生……!! 逝かないでください先生ッ!」


 俺を独りにしないでください、ゴウガイ先生……!


「……ホッホ、大丈夫じゃジェイク。お主ならきっと儂がいなくとも……、世界最強の……、男……に……」

「――!」


 ゴウガイ先生はとても安らかなお顔で、眠るように目を閉じた――。


「ゴウガイ先生ええええええええええええええ」

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