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七回殺された君  作者: 臥亜


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第十五章『見ないという選択』

 それでも。


 選ばなければならない。


 見ないか。


 見るか。


 守るか。


 確定させるか。


 答えは出ている。


 だが。


 簡単じゃない。


 なぜなら。


 人は。


 知りたくなるからだ。


 特に――


 大切なものほど。


 そのとき、ポケットの中で何かが触れた。


 あのキーホルダー。


 娘の顔が、浮かぶ。


 もし。


 あいつの未来が、ここにあったら。


 俺は。


 見ないでいられるのか。


 答えは、出なかった。


 ただ一つ、わかっている。


 知らなければ救えない。だが、知れば終わる。


 その矛盾だけが、確かだった。


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