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改めましてよろしくお願いします
「ちょっと待て、アイナ!何を勝手に決めているのだ!アイリーンは嫁になど!」
リーズベルトは自分の事を無視されながら決められた事に怒っていた。
「あなた、アイリーンは一度決めたら曲げませんよ?あなたの娘ですもの。それに、アイリーンの選択を尊重したいのよ。あの娘の人生ですもの。」
「ぐっ。し、しかしだな。」
「誰だったかしら、身分など関係ないと私の実家に無理矢理押し入ってプロポーズした人は?」
「分かった、認めよう。だから、それ以上はやめてくれ。」
リーズベルトはアイナに完全に屈したようだ。なんだか、弱みを握られているらしい。かなり露見してしまったが。
「ありがとうございます、お父様!大好きです♡」
「う、うむ。・・・・来人君、娘を頼む。」
「改めましてよろしくお願いします、来人様♡」
お、お断りしたいーーー。しかし、ここで断るとバッドエンドの未来が見える。だがしかしーーーー。
来人は一瞬の間に考えた。とても考えた結果、こう答えるしかなかった。
「う、うん。よろしくね、アイリーン様。」
「アイリーン様ではなく、アイリーンとお呼びください、旦那様!」
こうして、来人とアイリーンは正式に婚約した。




