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第27話:システムダウンとノヴァ・アルゴラス

天界永劫事務総局を支配する静寂は、静かなものではなかった。それは停電したオフィスのような、無音の重い不快感だった。


ゼネクスのプリズムは未だに巨大な大理石のホールの上に浮遊していたが、その頂点から放たれていた黄金の光は、切れかけた電球のように途切れ途切れに点滅していた。高所から投影されるその声は、相変わらずの数学的カダンスを維持しようとしていたものの、激しいノイズが広場の柱を震わせていた。


『自治体異議申し立てを処理中。信仰心の記録:深刻な状態。各部門へ通知:全宇宙の信仰率が「〇・〇〇三パーセント」まで下落しました。直ちに再配置規程の——』


氷山が砕けるような鋭い亀裂音が、言葉を半ばで断ち切った。


プリズムの最頂部に、ひび割れが生じた。滑らかな亀裂ではない。曲がり、不完全で、純粋な非対称の歪み——神聖な幾何学を打ち砕く完全な欠陥だった。結晶は瞬時にその透明感を失い、積み重なった埃にまみれた鉛色へと変色した。


五十メートルの結晶の塊は無残に落下し、「ドスン」という重い衝撃音とともに大理石のタイルを粉砕して床へ激突した。エーテルの浮遊力を失ったプリズムは、割れた角の一つを床に突き立て、無様に傾斜していた。


再び声が響いた時、それはもはや神の布告のような響きを脳内に直接届けるものではなかった。回転する破砕ガラスの底部にある小さな換気口から、平坦で、疲弊しきった、どこにでもある声で漏れ出ていた。回線が永久に切断されたことを知っている窓口オペレーターの、灰色のトーンだった。


『システムエラー。中央サーバー稼働停止。概念消費量の削減を推奨します。照明のための予算はもう存在しません』


破れたソファの隣の床に横たわっていたAediは、プリズムの落下に驚きすら見せなかった。彼は土鍋の底を指でガリガリと引っ掻こうとしながら、荒い鼻鳴らしを漏らした。鍋の中身は干上がっていた。腐った葡萄のワインも、滓も、何も残っていなかった。


「ゼネクス、少し黙れ。四時間も同じことを言い続けやがって……オルクどもの生ビールを飲んでも治らんような頭痛がしてきたぞ」


KikiはAediに返事をする気すら起きなかった。対称性と美の神は、倉庫の最も暗い隅っこで膝を抱えて座り込んでいた。かつては汚れ一つなかったシルクのチュニックにはカビと湿気のシミが広がり、頭の月桂冠は腐敗して、乾いた黒い葉のもつれとなって額に垂れ下がっていた。彼は不快な灰と枯れた植物の匂いを漂わせていた。もはや誰一人として彼を宴会に招待せず、ボディの再設計を頼む者もいなかった。Kikiはただ、皮膚の虫刺されを掻きむしる、髪の乱れた惨めな男に過ぎなかった。


「対称性が……緑の麻が……肩のラインが完璧だったのに。あれは芸術作品だった。それなのに、あの男は塩水に濡れた自分の手を選んだ。馬鹿なエルフめ、ドブネズミみたいな漁師め……」

爪の中に黒い土を詰め込みながら、狂ったように腕を掻きむしるKiki。


「お前も少し黙ったらどうだ、この枯れ果てた観葉植物が。見苦しいぞ。三日も葉っぱを洗ってないから、ジェナシの不法投棄場みたいな匂いがするんだよ。倉庫の中に酒が一滴もないだけで手一杯だってのに、お前みたいな落ちこぼれデザイナーの泣き言まで聞かされる身にもなってみろ」

床の上をごロゴロと転がり、Kikiの頭から一メートルほどの場所まで近づくと、軽蔑を込めて手をひらひらと振るAedi。


「触るな、アル中ゴミ人間! お前とあのピンクの帽子のせいで、この惨劇の半分が始まったんだぞ!」

枯れた樹皮の破片をAediの顔に投げつけるKiki。


「性悪ババア! オルクのケツを眺めるヒマがあったら花の手入れに精を出してりゃ、下界のモルタルどもだって少しは俺たちに敬意を払ってくれたかもしれんのにな!」

樹皮を無様に避け、重苦しく鬱陶しいハエのようにKikiの頭の周りを飛び回るAedi。


『効率的な議論ではありません。利用可能なエネルギーは個人間の争いの処理をカバーしていません。中立を維持してください』


「お前も黙れって言ったろ、この靴箱が! ババアの算数の宿題でもやってろ!」

血走った目で割れたプリズムへと振り向くAedi。


没落した神々の悲惨な光景の中、唯一自分の席にとどまり続けていたのはDromaだった。


彼女はマホガニーのデスクの後ろに座っていたが、その木目はもはや輝いていなかった。革のフォルダの塔も、黄金の封蝋印章も、黒く輝くインクも存在しなかった。かつて何兆もの書類と魂の記録を保管していた冥界の棚は、完全に空っぽだった。「虚無」がそれらを飲み込んだのだ。ファイルキャビネットの引き出しは、空気が循環しない暗い洞窟と化していた。


冥界はもはや悪夢のような官僚機構のシステムではなく、完全で、不妊で、静かな空虚そのものだった。人間たちは単に地上で死に、その魂は登ることも降りることもなかった。彼らはそのまま、蒸気の街路に、下水路に、そしてモルタルたちの広場にとどまり、会計帳簿に許可を求めることなく自らの歴史を紡ぎ始めていた。


Dromaは乾いた木製の羽ペンを握りしめていた。それをインク瓶に浸したが、インク瓶は空だった。底に乾いた埃の穴が残っているだけだった。


彼女はため息をつかなかった。Kikiを侮辱することも、Aediを黙らせることもなかった。ただ清潔なデスクの上にペンを静かに置き、エーテルエレベーターの吹き抜けを見つめた。最後のケースファイルの最後の一枚が、間もなく届くことを彼女は知っていた。


---


その頃、地上世界では、アルゴラスの噂が水面に広がる油のシミのように広がっていた。


首を括らなかった漁師の物語、影のない幾何学に許しを乞うくらいなら黄金の灰になることを選んだ男の物語は、ドワーフたちの石炭列車を、ジェナシたちの地下トンネル網を、そしてセレンゾナスの生き残りであるエルフたちのキャラバンを駆け巡った。


人々は彼のために神殿を建てることはしなかった。ブロンズの像を建てることも、祈りの言葉を捏造することもしなかった。タルゴムが残していったものは教義ではなく、神々に対する「立ち退き命令」だった。


——二度と、あの者たちに許可を求めるな。


その言葉は、目覚めつつある世界の唯一の戒律となった。ドワーフの鋸が山を切り開くなら、それは彼ら自身の合意によるものであり、ドラゴンの配当のためではない。ジェナシがミスリルのパイプを架設するなら、それは彼ら自身の労働者の管理下で行われる。そしてエルフたちが再び柳の木を植えるなら、その影を守るために天界の中間仲介者の署名を求めることは二度とないのだ。


その年の春、大移動が始まった。何千もの家族——炭じんの消えた綺麗な顔をしたドワーフたち、ささやきの木の挿し木を抱えたエルフたち、鉱山から解放されたオルクたち、そして港の人間たち——が、旧来の領地と龍のサークルに屈従していた都市を後にした。


彼らは三つの大陸の交差点、川が海へと注ぐ白い大理石の広大な湾へと向かった。そこには王もいなかった。最高司祭もいなかった。天界永劫事務総局の代表者も存在しなかった。


そこで彼らは、ノヴァ・アルゴラスの最初の礎石を置いた。


そして新しい都市の中央広場——潮風が自由と重労働の匂いを運んでくる場所——に、市民たちは祭壇を建てなかった。彼らはただの、空のマツ材の木箱を一つ置き、北国の雨だけに打たせ続けた。


タルゴムはモルタル世界における「初代教皇(パパ)」となったのだった。教義を押し付ける宗教的権威としてではなく、人類の「道徳的道しるべ」として。すべての種族を一つに束ね、存在する唯一の神聖さとは彼ら自身の「意志」の中にしかないことを証明してみせた男として。


----


*(物語はいよいよ最終話へ……!)*

Hello Japan!


It has been a while since my last update, sorry for taking so long! Summer jobs kept me really busy, but I’m finishing the story this weekend.


And yes, that’s right, it’s in English! I’m not from Japan—not even close!—but I love your country, your language, and your culture. That’s why I decided to write and share my stories here.


Thank you all so much for waiting and for reading my work!


***


【日本語訳】

日本の皆さん、こんにちは!

最後の更新から少し間が空いてしまってすみません! 夏の仕事が本当に忙しかったのですが、この週末で物語を最後まで書ききる予定です。


そして、はい、その通り、英語で書いています! 私は日本出身ではありませんが(遠く離れています!)、皆さんの国、言語、そして文化が大好きです。だからこそ、ここで自分の物語を書いて共有することにしました。


待っていてくださった皆さん、そして読んでくださっている皆さんに心から感謝します!

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