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崩壊した世界で自分を探して 〜終わらない再構築のループと、夢の中で出会う謎の少女〜  作者: スズミヤ
第二章 失われた世界

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繰り返す刃

前回、ツクヨは神殿の守護者であることが明らかになった。

そしてミカは——再び死んだ。


だが今回は、彼はもう知っている。

この少女が何をするのかを。

そして、なぜ彼女がそうするのかを——まだ知らない。

意識が戻る——その感覚にはもう慣れすぎていた。虚無、そして全身の神経にこびりつく鈍い痛み。何度目かも分からない死の残響。


ミカは目を開けた。


石の柱。暗く高くそびえる天井——まるで大きく開いた巨人の口が、あまりに長く見上げる者のすべてを飲み込もうと待ち構えているかのよう。光源の分からない薄明かり。見るには十分だが、決して安全だと感じさせることのない明るさ。


またループか。


しかし今回は、何かが違っていた。


心臓が本来より速く鼓動している。手のひらは冷たい汗で濡れていた。落ち着こうと息を吸おうとするたび、自分の胸を貫いた手のイメージが甦る——温かさが激痛に変わる瞬間、彼が一瞬信じた温もりに取って代わったツクヨの冷たい視線。


くそ。くそ、くそ、くそ。


今、どう振る舞えばいい? いつも通りにしていたら、怪しまれる? 警戒しすぎたら、先に動かれる?


彼は呼吸を整えようとした。表情を無理に平静に戻そうとした——しかし胸はまだ激しく鼓動し、不安で満ちていた。自分自身にさえ偽れない不安で。


「ミカ、どうしたの? 悪い夢でも見たみたいな顔してる。」


その声——聞き覚えのある、温かい、二度のループと同じ——は、彼のそばに膝をつく姿から聞こえた。ツクヨ。暗い赤い髪、彼を見つめる気遣いに満ちた目——まるで彼女の手が彼の心臓を貫いたことなど一度もなかったかのように。


そしてそれこそが、最も恐ろしかった。あの顔、あの声、あの偽りの温もり——すべてが彼が殺される前とまったく同じだった。兆候もない。警告もない。ただ、ほんの数秒で人を殺す何かに変わりうる、完璧な仮面だけがそこにあった。


ミカは一瞬凍りつき、それから小さな笑みを無理に浮かべた。「ああ……うん。ただの悪い夢だよ。」


しかしツクヨはすぐには答えなかった。


彼女は少し目を細め、今までとは違う方法でミカを見つめた——より深く、より探るように。まるで表面には見えない何かを読もうとしているかのように、ミカが隠そうとしているものの層を一枚ずつ剥がしていくかのように。


「……君の心がざわついてる。」彼女は呟いた。ミカに向けてというより、自分自身に向けて。「ただの悪い夢が引き起こすはずのないほどに。」


ミカは血が凍るのを感じた。見えない手が脊髄を掴んでいるかのように。


彼女は知っている。少なくとも、疑っている。


「ど、どういう意味だ?」ミカは小さく笑おうとした。その声は自分自身の耳にさえ、あまりに無理をしているように聞こえた。自分でも他人のように聞こえた。「俺はただ……こんな見知らぬ場所にまだ慣れてなくて。」


ツクヨはすぐには答えなかった。彼女はただミカを見つめ続けた。その静かな目には、今やもっと鋭い何かが宿っていた——誰かが計算し、考慮し、先ほど感じた小さな違和感を、もっと大きな何かと照らし合わせているかのように。その沈黙そのものが、頭上に吊るされた刃のように感じられた。いつ落ちてくるかを待っている刃。


ミカはじっと座っていた。胸を引き裂くジレンマが、ますますはっきりと感じられた。


先に攻撃すべきか? 彼女が危険だと今は分かっている。彼女がいつでも警告なしに殺せることも分かっている。


でも……もし彼女の一部が、まだ信じられる存在だとしたら? もし死ぬ前の彼女のためらいが——本物だったとしたら?


もう分からない。彼女を何と見なせばいいのか。敵か? それともまだ……信じられる誰かか?


その迷いそのものが、彼女の動揺をより明確に読み取らせていることに、彼は遅れて気づいた——静かな水面のさざ波のように。小さく、しかしその下で何かが動いていることを告げるには十分だった。


ツクヨは少し首を傾けた。その鋭い赤い瞳は、ミカの顔から決して離れない——まるで、すでに獲物を見つけた捕食者が、今はただ適切な瞬間を待っているかのように。


「ミカ、」彼女は静かに言った。ほとんど囁きのように。その声は、墓の向こうからの囁きのように空気を伝った。「どうして君の心は、とても重い何かを隠しているように感じるの?」


その問いは、本来あるべき以上に重く響いた。ミカは体が強張るのを感じた。そしてその迷いの一瞬そのもの——素早く答えられなかったほんの一瞬——が、どんな言葉よりも正直な告白のように感じられた。


くそ、何か言わなきゃ。今すぐ。何でもいい。


彼の思考は激しく回転した。もっともらしい言葉を組み立てようとしたが、頭に浮かぶどの言葉も、あまりに無理をしているように、あまりに何かを隠しているように感じられた。冷や汗が背中を伝い始め、沈黙が長引くほど、その沈黙そのものが望まない答えになっていることに気づいた。周囲の空気はますます薄くなり、まるでこの大広間そのものが息を止め、彼の決断を待っているかのようだった。


ずっと抑えていたパニックがついに溢れ出した。深く考えることもなく、体は頭より先に動いた——彼は後ろに飛び退き、両手は反射的に防御の姿勢をとった。まるでその動きが、まだ実際には起きていない何かから彼を守れるかのように。


ツクヨはその動きを細めた目で見つめた。一瞬、周囲の世界が完全に静止したように感じられた——風もなく、音もなく、嵐の前の息を呑むような間だけが。


「……君は、罪悪感のある者のように動くね。」彼女は呟いた。その声は一瞬で冷たくなり、まるで見えないスイッチが押されたかのように、その存在全体が人間からはるかに恐ろしい何かへと変わった。


「違う、待て——」


遅かった。


ツクヨはすでに動いていた。稲妻よりも速く、その手はミカが言葉を終える前に彼の首を掴んでいた。その指は、彼女の体の大きさをはるかに超える力で締め付け、ミカを石の床から少し持ち上げた。彼の足はもう存在しない足場を求めて蹴っていた。


「そういう反応は、」ツクヨは彼の耳元で囁いた。その声は静かだったが、締め付けはますます強くなり、その近さそのものが、叫び声よりもはるかに恐ろしく感じられた。「自分が疑われるに値すると知っている者だけがするものだ。」


ミカはもがこうとした。爪でツクヨの手首を引っ掻いた。しかし彼を拘束する力は、彼の手の届く範囲をはるかに超えていた。視界がぼやけ始め、視野の端がゆっくりと暗くなっていく——引き下ろされるカーテンのように。肺が空気を求めて叫び、そしてすぐ目の前から彼を見つめるツクヨの目の奥に、彼は怒りを見つけられなかった——ただ冷たい静けさだけがあった。それははるかに恐ろしいものだった。


意識の最後の瞬間は、一つの後悔で満たされていた——


パニックになるべきじゃなかった。じっとしていればよかったんだ。


闇が彼を飲み込んだ。彼が自分の考えを終える前に。


ミカは再び目を開けた。


石の柱。暗い天井、以前と同じようにそびえ立っている——まるでこの世界が、彼がその中で何度も死んだにもかかわらず、少しも変わることを拒んでいるかのように。ツクヨ、生きていて、疑いもなく、眉をひそめて心配そうに彼を見つめている——同じ顔、同じ温もり、同じ仮面。


またループか。今度は、余計な動きはしない。


「ミカ、どうしたの? 悪い夢でも見たみたいな顔してる。」


ミカは答えなかった。


彼はただ見つめ返した。顔はできるだけ空っぽに、口は固く閉ざして。前回彼を殺させたのは突然の動きだった。ならば、完全な沈黙が答えかもしれない——読める反応もなく、誤解される動きもない。


ツクヨは待った。一秒、二秒、三秒。


その沈黙は伸びていった。長くなるほどに重くなり、まるで二人の間に浮かぶ何か——生きていて、破裂を待っている何か——のように感じられた。


「……ミカ?」ツクヨがもう一度試した。眉のしわがさらに深くなる。「どうして答えないの?」


ミカは黙ったままだった。顎を固くして。この沈黙自体が奇妙に感じられることは分かっていた。しかし、この戦略を選んでしまった以上、今更引くことはもっと怪しく見えるだけだった。


ツクヨは彼をより長く見つめた。首を少し傾け、何か普通ではないものを観察しているかのように。


「ねえ、ミカ。」彼女はついに言った。その口調はまだ軽く、ほとんど冗談のように——しかしその目はまったく笑っていなかった。「知ってる? 質問されて黙り込むのって、取り調べを受けている犯罪者にそっくりなんだよね。」


冷や汗がミカの背中を流れ落ちた。


気づかれた。こんなに早く。


「あ、あの——」ミカは口を開こうとしたが、舌がもつれた。組み立てようとした言葉が、突然どれもまともに聞こえなくなった。


ツクヨはその間——ただの世間話には長すぎる間——に気づいた。彼女の顔の薄い笑みはゆっくりと消え、はるかに冷たい何かに取って代わられた。


「……その長さの間は、」彼女は呟き、ゆっくりと立ち上がった。その影が薄明かりの下で石の床に長く伸びる。「何も隠していない者のする行動でもない。」


「待って、そういう意味じゃ——」


しかしその言葉は遅すぎ、少なすぎた。


ツクヨの手はすでに動いていた。速く、容赦なく、二度目のミカの胸を貫いた——別のループで、まったく同じ方法で。しかしその痛みは決して慣れることはなかった。まるで彼の体自身が、繰り返される死に慣れることを拒んでいるかのように。


「あ——ああっ——」


「君の沈黙は、」ツクヨは囁いた。その顔には表情がなく、その目は長く魂を失った磁器の人形のように虚ろだった。「私が疑って正しかったことの証明にすぎない。」


闇が再び訪れた。同じ痛みを伴って、しかし違う後悔を連れて。


黙っているのも答えじゃない。じゃあ何なんだ?


三度目、ミカは同じ場所で目を開けた。


石の柱。暗い天井。彼を待つツクヨの、もう隅々まで覚えてしまった心配そうな顔。


今回は何かが違っていた——前の二度のような脆い警戒心ではなく、もっと暗く、もっと重い何かが、泥がゆっくりと固まるように胸の底に沈殿していた。


二度。俺は彼女の手で二度死んだ。何をしても、何を言っても——彼女はいつも分かる。彼女はいつも俺を開かれた本のように読む。


じゃあ、これに何の意味があるんだ?


「ミカ、どうしたの? 悪い夢でも見たみたいな顔してる。」


その声、同じ質問、同じ偽りの気遣い——そして今回は、ミカの中で何かが、これまで以上に深く砕けた。


「……なぜ。」彼の声は静かに漏れた。震えていた。恐怖からではなく、あまりにも長く抑えてきた感情がついに出口を見つけたから。「なぜいつも分かるんだ? なぜ俺が何をしても、お前の目には間違いになる?」


ツクヨは瞬きした。本物の困惑が顔に浮かんだ。「ミカ、何を——」


「黙れ!」


その叫びは、ミカが抑える前に爆発した。そして同時に、彼の胸の中で何かが完全に砕けた。彼は乱暴に立ち上がった。その目は、あまりにも長く溜め込まれた怒りで燃えていた——ツクヨへの怒り、終わらないループへの怒り、この罠から抜け出せないほど愚かな自分自身への怒り。


「お前はまた俺を殺すんだろ?! 前と同じように! 前と同じように! だったら、なぜ俺は正しい答えを必死に探さなきゃいけないんだ?! 結局死ぬのに?!」


ツクヨは答えなかった。もはや困惑は顔になかった。ほんの一瞬で、その表情は完全に変わった——先ほどまで残っていた温もりは完全に消え、はるかに平坦で、冷たく、準備のできた何かに取って代わられた。


彼女は警告しなかった。もう話さなかった。


反応を待つことなく、少しの考慮もなく、ミカは飛び出した。残されたすべての魔力が両手に集まった——制御不能に、方向性もなく、純粋に絶望が盲目的な怒りに変わった衝動に駆られて。


彼は攻撃した。何度も。何度も。


一撃一撃は計算も技術もなく放たれた。ただ生の力だけを完全に吐き出した——エネルギーの斬撃、素手の打撃、怒りをぶつけるためにできることすべて。


ツクヨはそのすべてを受け流した。


苦労してではない。無理をしてでもない。ミカの攻撃の一つ一つは、最小限の動きで払われた——まるで彼女が、たった今すべての残り力を出し尽くした相手ではなく、ただ煩わしい蝿を追い払っているかのように。


ミカは気にしなかった。彼は攻撃を続けた。息は荒く、目は赤く、体は本来動けるはずのない速さで動いていた——もはや戦略ではなく、純粋な絶望に駆られて。


「なぜお前はいつも俺にチャンスをくれないんだ?!」


ツクヨは黙ったままだった。


そしてその叫びの最中——警告もなく、間もなく——ツクヨの手が一つの動きで動いた。あまりに速く、ミカはそれを見ることすらできず、ましてや避けることなどできなかった。


世界が引き裂かれるように感じられた。


文字通りに。


ミカは奇妙な冷たさが体の中央から広がるのを感じた。そして痛みが追いついた——あまりに大きな痛みで、彼の脳自身がそれを一つの感覚として処理できず、同時に押し寄せる何千もの感覚の断片としてしか認識できなかった。


暗くなりゆく視界が最後に捉えたもの:彼自身の体が、二つに分かれて冷たい石の床に落ちていく。


もはや叫び声もなかった。もはや言葉もなかった。


ただ闇だけが、以前よりもはるかに速く訪れ、一つの考えも形作られる前に彼の意識を飲み込んだ。


ミカは目を開けた。


彼は動かなかった。


口からは一言も出なかった。ループに気づいた時にいつもすぐに駆け巡る疑問も、今回はなかった。ただ沈黙だけ——重い沈黙、自分の体が二つに裂かれる感覚の残響で満たされた沈黙。傷はもうないのに、記憶から決して消えることのない何か。


「ミカ? 大丈夫?」


彼は答えなかった。


その目は虚ろに、暗い神殿の天井を見つめていた。体は微かに震えていた——寒さからではなく、はるかに深い何かから。自分自身にも説明できない何かから。


ツクヨ——いつもと同じ心配そうな顔で彼のそばに膝をついている——が、彼の肩に触れようと手を伸ばした。


ミカは反射的に身を引いた。体が頭より先に動いた。


「ミカ?」


答えはなかった。


ミカはただその手を見つめていた——たった今自分に差し伸べられた手、同じ手が自分の胸を貫き、体を二つに裂いた。同じ手、同じ顔、同じ声。


そして初めて、彼はもうどちらが本物なのか分からなかった——今、目の前に差し伸べられている安堵の手か、それともすべての神経の先にまだ鮮明に残る、血にまみれた自分の手のイメージか。


彼はたださらに後ろに下がることしかできなかった。背中が後ろの石柱にぶつかった。その目は、宙に差し伸べられたままのツクヨの手から決して離れなかった——その手を、彼はもう二度と本当には信じられない。その向こう側の顔が何を言おうとも。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

次回は日曜日に公開予定ですので、どうぞお楽しみに!

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