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昼下がりのkamome café  作者: はる
美咲とトモ
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おまけ・1 いちゃいちゃ?

 せっかく仲直りしたのに、私の両親の攻略法を必死で考えているトモを見て、ほんとに単純な人だなあ……と思う。


「やっぱり頭刈るか!? いや、俺がそれやると一気に犯罪者っぽくなる……髪は短めに清潔感を最優先にする! スーツは俺の体に合うやつなんかないからオーダーメイドやな。ネクタイと靴もそろえんと、あとは……」


 ずーっとブツブツ言っているトモの頬に、ちゅっと音を立ててキスをする。

 トモがぴくっと反応して私を見た。


「……美咲?」


「どうぞ? そのまま考えごと続けて?」


「え……」


「ほら、うちの両親に会う時、どうするつもり? あ、話し方もチャラついとったり乱暴やったらきっと眉ひそめると思うで」


「えっ、そうか、話し方……! 立ち振る舞いもか! えーとえーと」


 必死で考えようとしているトモの、今度は顎にキスをする。

 次はどうしようかなー。

 私はにこにこしながらトモを見つめた。

 トモはめちゃくちゃそわそわしながら私を気にしている。

 トモの反応は無視して、私はまたトモの頬にキスして、こめかみにキスして、耳にキスする前にふうっと息を吹きかけてみた。

 トモの体がびくっと大きく動いた。

 おお、めっちゃ反応してる!

 トモは私のことが気になるけど、でも両親のことも考えないと、と板挟みになってるっぽかった。

 ほんと、馬鹿だなあ。

 両親のことなんて別に今考える必要なくない?

 ただ私といちゃいちゃすればいいのにね。

 トモは視線を落ち着きなく動かしながら、私の動向を気にしている。

 私はトモを見て、ニーッと思い切り笑った。

 トモもつられてぎこちなく笑顔を作る。

 そのままトモに息がかかりそうなくらい顔を近付けると、トモは少し目を見開いた後、期待に満ちた目を閉じた。

 そうなるよねえ。

 私は笑いをこらえながら、トモの鼻にキスをした。

 途端にトモがばっと目を見開く。


「お、おま、お前!」


「んー?」


「お前、今の、口! 口にするとこちゃうん!? なんで鼻!? なあ、今の流れ、絶対口にするところやったよな!? どういうこと!?」


「えー? トモが考えごとしとる邪魔せんようにしただけやん」


「いや、考えごとって! んなもんできるわけないやんか! この状況で! できるか!」


 必死になっているトモがおかしくて、私は肩を揺らせて笑った。

 やっぱりトモはトモだなあ。

 こういうトモが、私は大好きなんだ。


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