東雲あさひ
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第3章 __数十年後__
空に浮かぶ、一つの王国が誕生した。
その遥か下には、果てしなく広がる大海原がある。
世人はその王国の存在を知り、各地でその名を語り継いだ。
そして、人々はその王国を――
「Shōjin Okoku」
と名付けた。
王国の中心には、巨大な大樹がそびえ立っているという。
その大樹は、遥か高みの神々によって植えられたものだと噂されていた。
弱き人々に力を授けるために――。
そして、その大樹から力を授かり、人類を守る使命を与えられた少女がいた。
彼女の名は――
東雲 朝日。
朝日は生まれたその時から、特別な運命を背負っていた。
彼女は古き大樹から力を授けられ、人類を守るための力を与えられたのだ。
幼い頃から、彼女は同年代の友人たちに愛されていた。
その一方で、彼女の類まれな才能を羨む者も少なくなかった。
朝日の母親は、女手一つで娘を育てる未亡人だった。
母の瞳は茶色く、その色は朝日の髪色ともよく似ていた。
肩まで伸びた短い髪は、長い年月を重ねたことで銀色へと変わっている。
母は、いつも朝日にこう言っていた。
「神々は、あなたをこの王国を守るために選んだのよ」
「この王国は、あなたの命そのものなの」
そして――
朝日が十五歳になった時。
彼女は政府によって、一つの学園へ派遣された。
そこは――
護神を育成するための学園。
そこで、朝日の運命は始まる。
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