第4章:旅の始まり
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第4章:旅の始まり
学園の巨大な鉄門の前に立ち、朝日は静かに顔を上げ、堂々とそびえ立つ白亜の校舎を見つめていた。
幾重にも重なる雲海を突き抜け、太陽の光が降り注ぐ。その光は、彼女の茶色い髪を鮮やかな黄金色に染め上げていた。
朝日: 「ここが……これから私が暮らす場所なんだ」
そっと胸に手を当てる。
生まれた時から彼女の体の奥深くに宿っている大樹の鼓動が、かすかに、しかし力強く震えているのを感じた。
母の言葉が、何度も脳裏によみがえる。
「この王国は、あなたの命そのものなの」
その使命は、まだ十五歳になったばかりの少女にとって、あまりにも重いものだった。
それでも、彼女の瞳には微塵の揺らぎもなかった。
門をくぐると、学園の敷地内には大勢の少年少女たちが集まっていた。
彼らもまた、各地から選抜され、この場所へと集められた護神候補生たちだった。
朝日が歩みを進める中、彼女は気づいていなかった。
教師たちが、そっと彼女へ視線を向けていたことに。
教師たちは互いに顔を見合わせたが、誰一人として口を開かなかった。
しかし、彼らの間には言葉にせずとも通じ合う何かがあった……。
朝日は背筋を伸ばし、真っすぐ前を見据えながら歩き続けた。
その時、不意に声が響き渡った。
朝日は顔を上げる。
大広間の中央に、巨大な技術式スクリーンが浮かび上がっていた。
画面には学園長の顔は映し出されていない。
そこに表示されているのは、いくつもの文字だけだった。
そして、機械的な音声が静かに流れ始める。
「この国の未来を担う若き芽たちよ、ようこそ我が学園へ。
ここは、一人ひとりが自らの輝きを放つ場所である。」
読んでくださった皆さんが私の物語についてどう思われるか、とても興味があります。コメントをお待ちしています^^




