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#48.マゾファイトクラブ

リナ達の生き方を見ている周囲の女子高生を中心に、

SNSにて路地裏でのマゾ狩りの様子が拡散される等して、

ある界隈ではマゾ狩りが徐々にトレンドになりつつあった。


そして今日はリナ達の元にメディアの取材が来ていた。


「あ、どうもネットニュースサイト『マゾイク』の取材チームです。

 今日はマゾ狩りについてを詳しくお伺いしたいと思います。」


多少高額のギャラに乗せられてインタビューを受けたは良いが、

リナは少し後悔していた。

こういったかしこまったり面倒臭い事を嫌う彼女は今更になり

逃げ出したい気持ちになっていた。


(ちょっと、玲奈。アタシこういうの苦手だから、相手しててよね。

 アタシ、目を開けながら寝るから。)


(え!?アンタが受けたんでしょ、この取材。

 でもまぁ、とりあえずアンタ下手な事言いそうだから、

 私が答えられる所については答えてあげるけど...。)


玲奈の返事を聞くまでも無く、リナは目を開いたまま眠ってしまった。


(スヤァ・・・)


(コイツ、マジで寝てる…。リナの寝付きの良さってビックリだわ)


「あの~、それで、お二人はマゾ狩りというものをされていると言う事で、

 今これが都会の女子高生を中心にトレンドワードのようなのですが、

 一体マゾ狩りとは何でしょう?」


「あー、えー、と。そもそもコレ、全年齢向けメディアですよね?

 マゾってワードとか、OKなんですかね?

 ちゃんと答えようとすると、結構際どいワードがあるんですが。」


「あー、そこら辺はコッチで編集しちゃうんで、

 とりあえずあるがままを教えて頂きたいですね。」


「えーっと、それじゃあまずは私がマゾ狩りを始めたキッカケについて」


こうして、玲奈が答える形でインタビューは続いた。

結果的には内容の約半分がピー音入りという前代未聞の取材となった。


~取材終了~


「フゥー、よく寝たぁ!!

 で、どうだった?やっぱり根ほり葉ほり聞かれた?」


「アンタねぇ、本当に目開けながら寝てたわよね、器用過ぎ。

 インタビュアー達からは凄く大人しい人って思われてたわよ。

 内容については、まぁ基本的な事だけ。

 あんまり詳しく知られて流行っても嫌だし。」


「そうだよねぇ、でももう既に結構流行ってるくない?

 SNSでマジで若い子達がアタシ達のマゾ狩りショート上げてるし。」


「でもさー、アレって普通に肖像権の侵害じゃない?

 当たり前のように映ってるけど、私達別に芸能人でも無いんだし。」


「まぁ、憧れられると言うのは有名税を払わなきゃなんだよ。

 コレも人気者の定めかもだよね~」


「アンタ、それで良いの本当に(汗)」


こうして二人は無事インタビューを終えて自宅へと帰宅した。


そしてふと点けたTVであるニュースが聞こえて来た。


『昨今若者達を中心に流行を見せている通称【マゾ狩り】ですが、

 マゾ狩り少女達を対象にした【マゾ狩り狩り】が行われました。

 10代の少女二名が犠牲になってしまったようです。

 犯人達はマゾを装い少女らに近付き、裏路地で狂気を用いて

 少女達の命を奪った模様です。』


「げ、マジ・・・?

 アタシ達って綾ちゃんから色々と習ったから結構リスク管理してたけど、

 何も知らないで恰好だけ真似してたらこうなるか・・・。」


「これ、結構ヤバいね。

 国とか自治体からマゾ狩りに対して規制かかるかも。

 更に模倣犯とか裾野の広がりとか、ヤバい事なって行くよ多分。」


「要するに、早めに手を打たなきゃって事だよね?」


「そういう事。

 だけど色んな都市にいる子達に一気にアプローチするには…

 SNSにアップするしか無いんじゃないかしら。」


「え”-、顔だしでわざわざリスク高くない~?」


「もちろん顔出しはしないわよ。

 ただ『これからマゾ狩りをする皆へ』みたいな感じで

 注意喚起を上げなきゃ。マゾ狩り女子を狙う組織とかにも

 一定の牽制をしとかなきゃだし。」


こうしてSNSにアップした動画には一定の視聴数があり、

その効果は限定的ながら確かにあった。

しかし、現実はそれ以上の速度で進んで行った。


『また今週も、マゾ狩り女子達が被害に遭いました。

 若者達を中心に行われているマゾ狩り。

 しかし昨今それを対象にした事件は増加の一歩であり、

 国はマゾ狩りを規制する法整備を早急に進めております。』


「ハァー・・・やっぱりこうなっちゃうか・・・。」


「それにしたって、本当に悪質だね・・・。

 マゾを装うとかプライド無いなって感じ。

 だけどそんな事より何より、もうマゾ狩り出来なくなるね。」


「・・・そろそろ、潮時かもね。」


こうして二人の間にはこの生活を終わるしか無いという空気が流れた。


「何だかんだで一年近くやってたよね。

 色んな事件もあったけど、ここらで足を洗うかぁ。」


「ま、国が規制するんじゃ仕方ないよね。

 マゾ達は欲求不満になりそうだなぁ。

 店舗型のお店では整い過ぎてて、ライブ感がねぇ。」


「まぁでもそういう守られた中でするべきプレイなのかも。

 私達がやってた事は元々凄くグレー寄りのブラック。

 そもそも命の危険は常にあったワケだし。」


「玲奈元々真面目ちゃんだけど、今日は特にだね。」


「リナの命は守りたいもの。もう止めよう、マゾ狩り。」


「・・・うん、仕方ないよね。

 それで、これからどうするの?

 普通のバイトとか仕事始めたら、

 この生活は質を落とさなきゃ続けられないよね。

 それとももう、おウチ帰る?」


リナは寂し気に聞いた。

玲奈は元々期間限定の家出のようであったが、

覚悟を決めて家を出て来たリナを一人に出来ずに一緒にいた節がある。

しかしこんな状況になってしまえばもう、そうも言っていられない。


「この部屋、引き払う?

 アタシ達、バイバイはしないでもそれぞれの街で暮らして、

 たまにしか会えない生活になるのかな。」


「うー・・・・ん。

 やり方を変えれば良いんじゃないかしら。

 もう一回、マゾ狩り女子会皆で一部屋借りてさ。

 マゾ捕まえたらそこに連れ込んで、皆で監視してる元で狩る、

 【マゾファイトクラブ】みたいな。」


「マゾファイトクラブ!?どういう事?」


「例えば、だよ?皆が待機してる部屋にマゾを連れ込むじゃん?

 それで、すぐに水掛けられたら破れるような紙パンツ履かせるじゃん?

 プロレスラーみたいな格好になるけど、実はすぐに全裸にされちゃう。

 それで私達と戦うんだけどさ、そもそも両手を後ろ手に縛られてさ。」


「え、それじゃあもうパンチとか出来ないじゃん。

 後はキックしか残ってなくね?(笑)」


「いや、足も足かせ付けちゃうの(笑)

 だから、実質何も攻撃出来ない。

 まぁ出来るとしたら倒れて来てのしかかるくらいだけど、

 避けられたらもう芋虫状態なの(笑)」


「ちょ、ヤバ(笑)

 それ良いかも、やろうよ、皆で!!」


「そうだね、それじゃあ皆に連絡してみよう!」


こうして二人はマゾ狩り女子達に連絡して、町工場跡地を借り上げた。


~マゾファイトクラブ開店初日~


杏が気合の入った声で掛け声を掛ける。


「よーし、それじゃあ皆、マゾファイトクラブ始めるぞー!!」


全員では無いが、所々から「おー」と声が上がる。

各自SNSで連絡を緊密に取り合い、現状を把握する。

外でマゾを狩るチームがあれば、SNSに直接マゾから

連絡が来たりもする。


凛がSNSから連絡のあったマゾからの通知を確認する。


「あ、早速イジめられたいマゾから連絡来たよー、皆準備して~」


10分ほど後に訪れたマゾは情けない体型の弱そうなマゾだった。

りおんが名乗りをあげる。


「ボクが行くよ。凛、ネオン、マゾを縛ってあげて。

 さぁ、それじゃあ行くよ?」


マゾはほぼ身動きが出来ない状態で簡易的な仮設リングに上がる。

そしてそこで、りおんにされるがままになってしまう。


「ホラ、弱そうなお兄さん、まずは押し倒してあげるね。」


りおんから押されただけで倒れ込んだマゾ男は情けない気持ちになった。


(こんな、弱い一押しで倒れてしまう無力なオレ、恥ずかしいー!!)


そしてそのまま、乳首と股間に電動マッサージ機を当てられる。


「ヒャッ、いきなりは刺激が強いからダメぇ~!!」


すると、それを凛とネオンが笑う。


「ダメぇ~、だって(笑)男のクセに情けなくない?」


「ってか、パンツが先走り汁で濡れた所、破れて来てるよ(笑)」


マゾは恥ずかしさが徐々にこみ上げて来て、身体がカァーっと熱くなる。

すると体が赤くなり始め、それをキモいと笑われる。


「もうされるがままじゃん(笑)

 やっぱ、イジめられに来るくらいだから弱いねw」


バカにされながら、無力な状態で周囲を多くの女子に囲まれている。

この状況にマゾはたまらず、触れないままに射精した。


「あ”・・・あ”ぁー!!触ってないのに、イっちゃいますっ!!」


あまりに惨めな射精を更に笑われて、マゾは満足してしまった。

これだけ圧倒的にイジめて貰えるのなら通い詰めたい。そう思った。


更にはマゾ狩りに出掛けていたリナ達が新たなマゾを連れて来た。

杏が初日からの盛況を喜んだ。


「おー、早速リングに零れた精〇液を拭いてる暇も無いな(笑)

 良いじゃん良いじゃん、ドンドンイジめて行こうぜ、マゾ達w」


文字通り、リングにぶち負けられた精液は拭き取られずに染みになった。

そしてそれは次々やって来るマゾ達からすれば、

自分達もこの染みを作る事になるという恥ずかしさを盛り上げた。


結局この夜、20人のマゾがひっきりなしにやって来た。

新たなマゾ狩りの形にマゾ狩り女子達は心が躍った。


リナが玲奈に言った。


「玲奈の考えた新しいマゾ狩りの形、滅茶苦茶良いね。

 こうしてまた二人で暮らし続ける事が出来て良かった。

 やっぱり、玲奈と離れるなんて嫌だよ。」


「私もだよ。必死に頭使って考えて良かった。

 これからも一緒にいようね、リナ。」


そして次の日も大盛況となったマゾファイトクラブ。

その噂を聞き付け、Youtuberがやって来た。


「あの、ここでのプレイの様子を撮影しても良いですか?」


新しい形での公開調教を望むマゾが現れたのだった。



挿絵(By みてみん)

マゾファイトクラブイメージ(非緊縛タイプ)

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