#43.リナの妹とそれぞれの暮らし②
リナの妹とマゾ狩り女子会フルメンバー
~イブと彩名宅~
次世代マゾ狩り女子を名乗って荒稼ぎをしていたイブと彩名は、
今ではリナ達と和解して慎ましやかに暮らしている。
しかし、彩名には最近不満があった。
それは、イブが仕事終わりに疲れて蒸れた身体を一旦リナ達の住む
共同生活のマンションに行ってワンピースを脱ぎ散らかし、
その匂いを十分にアチラで出し切ってから帰宅する事であった。
「ねぇ、イブ。何で最近はウチで先にワンピ脱がないの?
私、イブの蒸れた匂い好きなんだけど?」
イブは驚いた。
まさか、彩名は自分の蒸れた匂いが好きだったとは。
元々は、彩名に迷惑をかけない為にリナ達のマンションで服を脱いでいた。
しかし、自分の匂いが好きだと言うのならアチラで脱いで来る必要は無い。
次の時イブは、真っすぐ自宅へ帰り、そこで彩名の目の前で服を脱いだ。
「彩名、本当に良いの?かなり臭いよ?自分でも引くくらいなんだから。」
「えー、だから良いんじゃんー、イブがウチより年上だからとか
意味わからん事気にしながら照れてる姿も可愛いし、綺麗なイブが
めっちゃ臭い匂いさせるのもたまらないんだもん。」
改めてそう言われると物凄く照れたが、イブはこの二人暮らしの中で
服を脱ぐ瞬間が一番楽しみになっていた。
~杏と凛の場合~
杏と凛は、リナ達と同じマンションの3LDKの一室に部屋を構える。
しかし二人の絆は他のチームに負けず劣らずで、普段自我の強い杏の
陰に隠れて少し地味な凛も実はかなり個性がある存在だ。
「ねぇ、杏。歯磨いて~?」
「あーもう、ったくしゃーねぇなぁ~、
凛も一人で歯くらい磨けるようになれよ?」
「えー、別に磨けるよ?
ただ、杏が磨いてくれるのが好きなだけだもん。」
「あー、ハイハイ。アタシが叶えられる事なら、
凛の言う通りにするよ、とんだワガママお姫様だな、お前は。」
~ネオンとりおんの場合~
ネオンとりおんも杏と凛同様、リナ達の3LDKのマンションの一室で
共同生活をしている。
「ねぇ、りおん。男の娘仲間の娘達、あの後経過はどうなの?」
ネオンが、ある一件以来、心身にダメージを受けた
りおんの男の娘仲間達の心配をした。
「あー、皆かなりもう良くなってるよ。
だけど今後はもう危ない事はさせないよ。
だって一人でも大切な仲間を失いたくないもん。」
「ふぅん、りおんのそういう正義感って言うか、仲間意識?
良いと思うけどさ、アタシはそうゆうの大丈夫だからね。
もし何か困った事があったら、男の娘仲間達を危険に晒すよりも
先ずはアタシに言って。アタシなら、危険もOKだから。わかった?」
「ネオン…。わかったよ、ありがとう。頼りにしてるよ。」
こうしてそれぞれのチーム毎に個性的な日々を過ごしている。
悟りマゾの一件以来、落ち着いて暮らせる事により彼女達は
より個性的な日々を暮らしている。
そんな中である日、リナ達のマンションのチャイムが鳴った。
━ピンポーン━
音に気付きすぐに反応したのは玲奈だった。
「ハァーイ、って、アラ?リナに似た女の子。
どちら様かしら?」
「どうも、早乙女リナの妹の沙織です。姉は、いますか?」
「えぇ!?
リナの妹さん!?
えぇと、リナはいるけど寝てるって言うか、あの、その・・・。」
「あぁ、自慰しているんですね、わかります。
それじゃあ、入らせて貰いますね。」
そう言うと、沙織はズカズカと部屋に入って来た。
(ちょ、ちょちょちょっと、いくら妹さんだからって、
お姉ちゃんの自慰してる所に立ち会ったら気まず過ぎでしょ。
リナ、上手くかわせるかな?)
沙織が部屋のドアを開けた時、リナは一番快感のピークだった。
「ん...はぁっ、イイ……あぁっ!!」
リナはそれほど大きくはない声だが、自らを盛り上げる為に
わざと少しだけ声を出しながら自慰をしていた。
そして絶頂の瞬間、隣には妹、沙織の顔があった。
「あぁ、イク…….!!」
ビクンッ….
「お姉ちゃん、久しぶり。気持ち良かった?」
「ふぅ~、うん、めちゃ気持ち良かったぁ~…って、沙織!?」
リナはべちゃべちゃになった下半身を拭き取る事も忘れ、
そのまま下着と部屋着をすぐに履いてしまった。
(うわ、しまった!驚いていきなり履いたから、
中がぐじゅぐじゅで気持ち悪い…)
「お姉ちゃん、別に焦らなくて良いよ。
私も好きでよくやってるし。てか、女同士じゃん?」
「いや、だからってね、沙織、こういうのはさすがに、
家族だからとかそういうのじゃなくて...って、
アンタ何でここに居るのよ!?」
「あぁ、それは偵察と言う名の・・・」
「要するに、家出したワケね。」
「ま、そうとも言う。」
沙織は、リナと同様に時々家出癖があり、
今回もひょんな事から家出して来たらしい。
「お姉ちゃん、しばらく泊めて。てか、一緒に住んでる人?
あの黒髪の人、可愛くて綺麗だったね。
もしかしてさっきの自慰って、あの人の事想像しながらしてたの?」
「ちょ、もう自慰は忘れろって!
さすがにアタシだって恥ずかしいんだから、
人の羞恥心にちょっとは注意を払え!
ところで、お小遣いとか、ちゃんと食べれてる?家出して以来。」
「ん、…何も食べてない。」
「あー、もう。仕方ないな、何か作ってやるよ。」
「おぉー、お姉ちゃんいつの間にか料理が出来るように?
じゃあ、ピザの釜焼きマルゲリータをお願い。」
「いや、釜は普通のマンションには無いから!
普通にパスタとかで良い?」
「まぁぶっちゃけ、
お姉ちゃんの手作り料理が食べられるなら何でも良いよ。」
こうしてリナは妹の為に手料理を振る舞う事になった。
そこへ、先程の沙織の訪問対応の後にそそくさと外出していた玲奈が
帰って来た。
「あ、玲奈おかえり。」
「リナ…その、アンタ妹ちゃんに見られて、平気なの?」
「あ”-、だからもう、その話すんなって!
もう良いんだよ、済んだ事だからさ。
そんな事より、玲奈も食べる?パスタ。」
「あー、丁度お昼にしようとしてたから、頂こうかしら。
何のパスタなの?」
「んー・・・何かこう、トマトソースをドバってかけたヤツ。」
「いや、適当過ぎだろ。もう、私がやるからリナは見ててよ。」
こうしてパスタ作りは玲奈にバトンタッチされた。
「へぇ~、玲奈って手際良いね。」
「まぁ、家で鍛えられてたからね。
私、料理担当だったのよ。」
「ふぅん。そっかぁ、アタシ達って家出してからずっと外食とか
コンビニだったもんね。玲奈のそういう特技、初めて知ったかも。」
「アンタは作った事無かったっぽいわね。
まぁ、これから覚えて行けば良いわよ。
ほら、隣で見ていなさい。」
こうして玲奈の作った創作パスタは彩り豊かに野菜も豊富で
栄養バランスが考えられた素晴らしいものだった。
「わ~、お姉ちゃんのパスタとかどんなって思ってたけど、
玲奈さんの作ったパスタ美味しいです!
私、玲奈さんの妹になりたいかも。」
「おいおい、胃袋掴まれてるんじゃないぞ沙織。
まぁ、気持ちはわからないでも無いけどな。
玲奈は確かに何でも卒なくこなす、凄いヤツだよ。」
「ふぅん、お姉ちゃんって玲奈さんと付き合ってるの?」
「ブッ!!」
リナが飲んでいた水を噴き出した。
「ちょ、何でそうなるんだよ、大体、女同士だぞ!?」
「いや、今時そんなの別に変じゃないし。
それに二人で一部屋でしょ。さっきのお姉ちゃんの自慰だって、
玲奈さんわかってて私に気まずそうな顔してたし。
お互いにそういうのも隠せないくらいの距離感じゃん?」
「ま、まぁ、それはその…なるべくお互いに良い距離感で
それとなくしれ~っとやってるって言うか。
ってか、お前良い加減に自慰から離れろって。」
リナは顔を真っ赤にしながら答えた。
「って言うかお姉ちゃん、何かのバイトしてるの?
暮らしは結構良い感じで困ってなさそうだけど。」
「あーーー、・・・。
んと、その、何と言うか。」
「言えないような事してるの?身体売ったりとか?」
「ん、あぁ、いや体は売ってない。んだが。」
「大丈夫だよ。別にパパママじゃないんだから、
私何を言われても結構受け入れるキャパあるよ。」
「その...マゾ狩りって言うのをして暮らしてるんだ。」
「・・・マゾ、狩り?」
沙織は最初、言葉の意味が全く理解出来なかった。
そこでリナは玲奈を交えて沙織に受け入れやすい形で、
マゾ狩りの何たるかについてを説明した。
「ふぅん、結構面白そうね。
私も家出してしばらく戻らないつもりだから…
一緒にやろうかしら、そのマゾ狩りって言うの。」
「お前、マゾ狩りはそんな気軽に…
あぁいやでも、まぁアタシ達も気軽に始めたか。」
「要はその、マゾの男の人が気持ち良くなるだけの事でしょ。
手が汚れたりしても洗えば良いんだし、身体売るより全然良いよね。
と言うワケだから、しばらくここに住まわせて貰うね。」
「いや、お前ここはアタシと玲奈の部屋だから!
それに他の部屋だって皆2人ずつで住んでるんだ。
お前の居場所無いぞ、自分で家借りろ。」
「え~、面倒臭いなぁ。そもそも私の年齢で一人暮らしとか、
不動産屋さん対応してくれるのかなぁ、お金も無いし。」
そこへ、綾とエリカがやって来た。
「リナ達~、お邪魔するわよ。
今日はニュースなの。アタシの一人暮らしの部屋に住み着いてたエリカが
一人暮らしを始める事になったのよ。
間取りは余裕を持って2LDK、この子稼いでたからね、まぁ納得よね。」
それを聞き、沙織はすぐに反応した。
「あ、姉がお世話になってます、リナの妹の沙織と申します!
突然ですが、そのエリカさんの一人暮らしの部屋、
一部屋私にお貸し頂けませんでしょうか!!」
突然の申し出に、ポカンとする綾とエリカ。
そしてエリカがボソリと沙織に問いかけた。
「ん...だけど私、臭いよ?匂ってみる?」
エリカは沙織の近くに自らの脇を近付けた。
「うわ、臭っ!!」
沙織は突然の事に驚き、顔を背ける。
「あ、何かいきなりごめんね…。だけど、私ってこうなのよ。
いくら身体を洗っても、病院行っても生まれつきこういう体質なの。
だから一緒に暮らすなんて無理だよ。ごめんね。」
しかし、沙織はめげなかった。
「ん...でも、もう一回嗅がせて?
うーん、コレは…臭い、確かに臭いんだけど…
何だかムラムラする匂いって言うか…逆に臭良い匂いまであるかも?」
リナが驚く。
「くさいい匂い!?新しい言葉作ってんなし、沙織w」
「何か逆に、臭いエリカさんと一緒に住みたくなったかも。
ねぇ、良いでしょ?私、料理とかも頑張って覚えるからさ。」
「う”...、ま、まぁ臭くても良いのなら、一人はやっぱり寂しいし、
良いんだけどさ…本当に、良いんだよね?臭くても。」
「大丈夫!むしろ毎日嗅がせてよね、よろしくねエリカさん。」
こうして、リナや玲奈達よりも一つ年下の最年少コンビは
同棲を始める事になった。
そしてリナ達もそろそろそれぞれの暮らしを始めようと、
3チームそれぞれが動き出そうとしているのであった。




