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#37.最高の射〇精

挿絵(By みてみん)

最高の快楽を享受するマゾ奴隷



自称『マゾ奴隷』は、マゾ狩り女子会の新業態

『高級マゾ専門・最大快感保証・マゾスレイブ』を体験していた。

通常、1週間つまり7日をかけて行われるものだが、マゾ奴隷は既に

狂いそうな程におかしくなっていた為、マゾ狩り女子達の判断で

6日目にして施術完了とする事を計画していた。


しかし当のマゾ奴隷はそんな事を知る由も無い。

これが我慢の最終日と言う緊張した面持ちで挑んでいた。


「はぁい、6日ですね。今どんな具合ですか?」


「正直もう、頭がおかしくなりそうで・・・。

 あと一日も待たないといけないなんて、ちょっと1日が永遠に感じます。

 今、次世代マゾ狩り行ったら最高の射〇精が出来るんですかね?」


リナは、コレはヤバいと思った。

マゾ奴隷はもう我慢出来ずに今日が終わったら次世代マゾ狩りの二人に

マゾ奴隷を取られてしまうと思った。

そんな事になればマゾ奴隷の口コミはあちらを誉めるものになってしまう。


リナは、やはり今日を最終日に定めて良かったと感じて準備に取り掛かる。


まず、マゾ奴隷の両側を杏と凛で挟み込み、マゾ奴隷の乳首を舐めさせる。

更にマゾ奴隷の正面ではエリカが臭い匂いをさせながら舌入れキスをする。

綾は後ろに回り込み、マゾ奴隷のアナルと前立腺を責める。

リナと凛は両耳を舐めながら頭を撫でたりキスの合間に指を舐めさせる。

そしてネオンがマゾ奴隷の破裂寸前の臭い棒をチロチロと舐める。


既にマゾ奴隷は限界をとっくに超えていた。

この体制になりわずか一秒で大量の射〇精により雄たけびをあげる。


「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”

 あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”

 あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」


マゾ奴隷はあり得ないくらいの大声で心臓が飛び出さんとする程の勢い、

もはや人間とは呼べずケダモノと呼んだ方が相応しいくらいだ。

眼球が何週も眼底の中をゴロゴロと転がっている。

痙攣の激しさは周囲にまとわり付くマゾ狩り女子達を吹き飛ばしそうだ。

そして射〇精の量は、大きなバケツを零した程に大量だった。


「うわ、何コレ、ヤバ・・・」


「凄い通り越してコレ、人間が出して良い量?」


「何か別の生命体に生まれ変わりそうな勢い・・・」


「でも、めちゃ気持ちよさそう。もしマゾ奴隷の立場だったら、

 一生どころか転生しても永遠に忘れられない経験になりそう♡」


こうしてマゾ奴隷は長い一週間近い我慢を経て最高の射〇精に至った。

彼はその瞬間間違いなく、地球で最も幸せな男だった。


射〇精の余韻は物凄く、2時間ずっと快感が引かなかった。

その間、口からは水やマゾ狩り女子達の小便・涎・汗を飲まされ、

それらがすぐに精〇液に変換される事で無限にびゅるびゅると噴き出した。


「さっきからずーっと、あ”-!!しか言ってないよね。

 コレ、終わりはあるのかな?」


マゾ奴隷はもはや、人間が感じられる快感の総量を超えていた。

頭は焼き切れ、身体は快感を反芻して全身が筋肉痛だ。

止まぬ快感の渦に意識は既に別世界へ行っていた。


2時間ほどした後、マゾ奴隷は泥のように眠り続けた。

その表情はまさに、悟りを開いた仏そのものだった。


「全力を・・・尽くしたよね。

 満足頂けた、かな?」


「これで不満が残ると言うなら、もうマゾ狩り女子止めなきゃだよ。

 きっと、最高にご満足頂けたはず・・・。」


こうしてマゾ奴隷が起き出すまでの間、彼女達は疲れを癒した。

そしてマゾ奴隷が疲れからそのまま眠りについてしまい更に5時間後、

マゾ奴隷は全身の心地良い筋肉痛と共に起き出した。


「・・・ここは・・・あぁ、天国だね。

 まさに、天使達が住む島だ、ココは。」


マゾ奴隷は既に聖人然としていた。

彼は文字通り悟りの境地に至り、神通力を得ていた。


「皆さん、本当にありがとう。

 最高の快楽の跡に最高の悟りを得られました。

 何か望むものはありますか?

 今の私なら、具現化出来ますよ。」


彼女達の誠心誠意を賭けた全力の責めは、

とんでもない人物を生み出してしまっていた。


綾がおそるおそる、願いを言おうとする。


「えぇと、それじゃあ次世代マゾ狩り女子達と棲み分けを・・・」


しかし、リナがそれを止める。


「綾ちゃん、待って。そんな事しなくても良いよ。

 アタシ達は堂々と同じ街で違うやり方で挑んだ。

 後はどちらのサービスが選ばれるのか。

 やるべき事はやったんだから、もう大丈夫でしょ?」


リナの言葉を聞き、綾はフフッと笑った。

もう後は文字通り、神の御心のままに任せると言う事だ。


「それじゃあ、願いを変えるわ。

 今も治療に専念しているりおん君とその仲間の男の娘達。

 彼らの壊れた身体と心を直して頂戴。

 そして出来る事なら、彼らが生きたい生き方を叶えてあげて。」


「わかりました。

 私の力の及ぶ範囲で、叶えさせて頂きますね。」


もはや目の前にいるのは人間・マゾ奴隷では無かった。

神がかり、不思議な力を使える神の使いがそこには居たのだ。


「よし、コレでおそらく彼らは心身ともに治療を終えられたでしょう。

 それでは私はこれから、人々に救いの道を示す旅に出ます。

 それでは、皆様に幸多からん事を。」


彼はマゾ狩り女子達に祈ると、そう言って出て行ってしまった。


「・・・凄かったね。もはや私達は人以外の何かを生み出しちゃった。」


「だけどコレは次世代マゾ狩りのアイツらには出来ない事だよ。

 今回のレポート漫画をSNSで広めれば更にお客さん来てくれるかな。」


ワイワイと皆で事後の意見交換をしていると、そこに影が現れた。


「・・・皆、・・・ただいま!!」


それは、治療中であった男の娘、りおんだった。

ネオンが真っ先にりおんに駆け寄り抱き着く。


「りおん!!

 もう、無茶したんだから・・・だけど頑張ったね、大好き!!」


それを見て少し涙ぐむ全員の中で、杏が少し意地悪そうに言う。


「オイオイ、そこ、出来てんのかよ(笑)

 いくら男の娘だからって、オスとして見てたんだなーオメーw」


「ちょ、べ、別に良いでしょ!!

 りおん、コレでも可愛いだけじゃなくてカッコ良い所もあるんだよ?」


綾が『フフッ』と微笑を浮かべながら部屋の扉へ近づく。


「もう、アタシが居なくてもアンタ達だけで大丈夫そうね。

 次世代マゾ狩り女子の二人はこれからも時短系マゾ狩りをするでしょう。

 だけど貴女達のやり方はこれからは違う。

 一人一人のマゾに最高級の快楽を提供する、本物のマゾの居場所。

 そんな素敵な場所を皆でこれから頑張って作り上げるのよ。」


大先輩の言葉はそれぞれのメンバー達の胸に刺さった。

これからは自分達が主体となり、敵が現れたとしても戦う。

いや、戦うワケでは無い。ただ、マゾの満足度を向上する。

その為には常に同じ事を繰り返すだけでは無く、常によりマゾに寄り添い、

最高の快楽についてを追求する必要がある。


「ねぇ、皆。マゾ奴隷が置いていった封筒、札束がいくら入ってると思う?


「え、100万とか?

 だけどまぁ100万だと7人で割ると、って、あー、

 今は綾ちゃん居ないから6人か?って、このやり取り前にもしたような。

 で、いくら?」


「・・・札束じゃないわ。」


「・・・え?」


場が凍った。


札束では無い。それはどういう意味だろう。

硬貨?だとしたらそれは超大赤字でしか無い。

まだ実績も無い初めてのサービス、足元を見られたのか?


場に絶望の空気感が満ちて行く。


「紙・・・一枚だね、コレ。」


嫌な予感がした。

紙一枚、と言う事は、単なるお礼の手紙だろうか。

しかも事前に用意したものであるならば、

そもそもサービスを受け終えての感想では無く、

途中の段階で書き上げたものと言う事だ。

全員、心臓がドクドクと言い始めた。


「・・・ヤバい、0円って事?

 もしそうだとしたら・・・最高の快感とか・・・・

 何勝手に盛り上がって、これからも精進するぞとか・・・」


「紙一枚、全く良い予感が浮かばないよ。

 次回来ますから、その時に今回分も払いますよって言う・・・

 手紙、とか?ダメだ、ショボいのしか思い浮かばない。」


「大体、値段はお気持ちで何ていう中途半端に甘々なサービス、

 やっぱり高級路線なんかじゃダメだったんだよ。

 路線じゃなくて、本当に高級じゃないと意味が無かったんだ。」


それぞれに後悔と懺悔を語って行く。

そして、そもそもしばらく次世代マゾ狩り女子達により狩場を荒らされ

もう既にしばらく収入が無かった。


彼女達は、この生活の終わりを覚悟した。


「終わった・・・ね。皆、今までありがとうね・・・。」


そして、リナによって封筒の中の紙が引き出された。

それは━━━。


・・・。


・・・。


・・・。


・・・。


「ふぇ、何コレ・・・・小切手?」


「え、小切手!?ちょっと、金額は!?」


「えーっと・・・いち、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・

 ・・・、・・・、・・・、いちおく?」


「!?」


「い、い、い、い、い、い、い、いちおくぅ~~~!!!???」


「うん、間違ってると思うなら、皆で数え直してみて?」


場が急に大混乱し始めた。


「ううぇえぇぇぇぇぇ----!!!???

 マジだコレ、マジで一億円だよーーー!!!???」


「え、ちょま、って事はだ、もし綾ちゃんと・・・りおんを入れたとして、

 8人で分けたら?」


「1250万・・・。6日で割ったら、日給約208万。」


「ハァァァァァァァーーーー!!!!????

 一体どんだけ、何で何で何で何で何でーーーー!!???」


「逆に手紙くらい入ってて欲しかったよ、理由がわからん!!

 むしろ怖い!!」


しかし、よく見ると小切手の裏にメッセージが書いてあった。


『神の子達へ。』


「・・・コレ、どういう事?」


「神の子・・・え、もしかして・・・」


「マゾ奴隷さんって、神様だったって事!?」


「言われて見れば、あの見た目の割には随分アッサリと・・・」


「えー、ってか、神様って本当に居るの!?」


「いや、考えてみればりおん君達を治した神通力、

 いくら最高のサービスを受けたからって、いきなりそんな

 ミラクルマジカルな力が得られるものだと思う!?」


「やっばぁー、そう考えたら最初っから神様じゃん!!

 わー、もっと何かお願いしとくんだったー!!」


場は荒れ放題だった。

しかしそんな中でも玲奈が真ん中に躍り出て皆に一言告げる。


「ねぇ、皆。神様が来てくれたんだから、それで良いじゃない。

 私達はこれから、神様のお墨付きのサービスを提供するんだよ?

 それって、もう間違い無い、最高のお墨付きじゃない?」


その場の全員が幸せ満面な笑みで応えた。

彼女達はマゾ狩りを通して、いつの間にか神の領域に差し掛かっていた。

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