#36.丁寧なマゾ責め
マゾ狩り女子達による丁重な扱い
次世代マゾ狩り女子と称して特殊能力で短時間で通常の倍の快楽、
と言うとんでも無い競合相手が出現した。
これにより今後の方向性の転換を迫られたマゾ狩り女子会一同は
様々な資料を調べ、スローセックスという概念に思い至った。
リナがそれについてを語った。
「性感はゆっくり高めた方が快感の放出は何倍にもなるんだって。
ポリネシアンセックスって言う1週間くらい時間をかけてやるのも
あるにはあるんだけど、アタシ達の場合は別に交わる事はしないし、
そもそも一人あたりにそんな時間かけてたらお金もかかるからね。」
玲奈が補足をする。
「人気の遊園地の開店街のお客さんと同じで、溜めて溜めて、
ある瞬間に一気に放出すればその出力は凄いものね。
快感と言うのはそのゲートを潜る瞬間最大風速みたいな。」
杏が質問をした。
「だけど、一人に対して時間や人数をかけて責めるなら、
それなりの金額を貰わないとだよね?
そんな払えるマゾってあまりたくさんは居ないような。」
凛がそれに続けてアイデアを出す。
「最初はキャバクラ風に私達とお話する時間を設けて、
仲良くなって好きになって貰ってから、いざプレイ、
そこから先も初日~3日目は焦らしプレイで終わって、
4~5日で本格的に熟成されて、6~7日目で最高の快感、
みたいな構成でどうかな?」
ネオンが更に意見を重ねる。
「ただ、それだとこちらも本気で行かなきゃだよね。
今までみたいにサクッと簡単には終わらせられないよ。
しっかりと一匹・・・一人のマゾと向き合わないと。」
そこへ綾が私見を交える。
「だけど、本来はそれを求めているマゾがそういった欲求を
社会で発散出来る場が無いという可能性もあるわね。
皆、それぞれに勉強して研鑽した上で、SNSでの発信や
チラシ配り、ライブ動画配信でも構わないわ。
出来る事を最大限やった上で、高単価かつジックリ派のマゾを
お客様を呼び込みましょう。」
こうしてマゾ狩り女子会メンバーは方向性を大幅に転換して、
『高級マゾ専門・最大快感保証・マゾスレイブ』を立ち上げた。
それぞれに限られた時間の中で思い思いの活動を行い認知を高め、
時には対談動画にも出演をしながらその日を待った。
そして遂に、サービスを受けたいと言うマゾが名乗りを挙げた。
綾が文面を読み上げる。
「皆、今からお客様からの文面を読み上げるわよ。
えぇと、何々?初めまして、マゾ奴隷と申します。
私は不感症でこれまで快感というものを感じた事がありません。
その為、私の人生で快感を得られる事は無いと諦めておりました。
しかしそんな折に貴女方のサービスを知り、コレはと感じました。
どうか、私に人生の楽しみを感じさせて欲しいのです。
お金ならいくらでも払います。どうか、私を最初の顧客として
最高のサービスをお願い出来ませんでしょうか。」
綾が文章を読み上げた後、リビングはシーンとなった。
あまりに重い。
しかしその切実な文章からは、もし快感というものを感じられた時、
報酬は青天井である事を匂わせていた。
「綾ちゃん、コレ、やろうよ。いや、やりたい。
今のアタシ達の最高の力を使い切って、この人を導いてあげようよ。
あの次世代マゾ狩りの二人には出来ない事を、アタシ達でやろう。」
こうしてマゾ狩り女子会メンバー一同は初の顧客を迎える事となった。
~施術当日~
まず、綾が車で顧客を迎えに行った。
すると駅前で待っていた男が手を振り、車内に乗り込んだ。
「あ、あの、今日、と言うかこれから数日、よろしくお願いします。」
男は非常に緊張した面持ちだった。
「あら、緊張なさらなくても大丈夫ですよ。
どうかこの数日間、私達の事をプロとしてご信頼下さい。
必ず、最高の快感へと導かせて頂きます。」
綾はハッタリを言ったのかも知れない。
何せ何の実績も確証も無いのだ。
しかし、顧客の不安を取り除く事がまずは第一の仕事だ。
綾は丁寧に男の不安を少しずつ取り除いて行った。
スタッフ達は誰も男の事を傷付けない事、
秘密は厳守の上で、男に対して絶対服従でも無く、
人間的な妥当性を持って対等に向き合う事、
しかし求められた際には最高の役割を演じる事等、
自分達の心構えについてをシッカリと伝えた。
男は「じゃあ、全部お任せしますね。」と言い、
少しリラックスした様子で車内のシートに深く身を預けた。
やがて施術の場に男と綾がやって来た。
「こんにちわ!お待ちしておりました。」
元気な挨拶と共にマゾ狩り女子会メンバーは男を笑顔で迎えた。
そして全員で男の身体を抱え込み、ベッドへと運んだ。
「え、こ、こんな事までしてくれるの?」
「ハイ、最高のVIP待遇をさせて頂きます。
全てを私達に委ねて、ただ安心して甘えて下さい。
赤ちゃんで良いんですよ。貴方はこれまで凄く頑張って来ましたから。」
その言葉に男は目に涙を浮かべて鼻声になった。
「な、何か・・・今日会ったばかりなのに今までの苦労を
見透かされているような・・・こんなの、嬉しいなぁ。」
男の涙は、これまで快感を得る事無く生きて来た自分への贖罪だった。
「オレ、せっかく生まれて来た自分の身体に快感を味合わせてやれず
申し訳無かったんだよな・・・だけどアンタ達になら・・・
全てを任せられそうな気がするよ。」
そう言い、男は最大限のリラックスをした。
その瞬間、凛が男のアナルにいきなり指を突っ込んだ。
「ヒャウ!?」
突然の事に、女みたいな声を出して飛び上がる男。
しかしその飛び上がった身体を数人がかりで押さえつける。
「え、アレ?何で?何でそんな事を!?」
すると突然、凛が表情を暗く曇らせて言った。
「ハァ?確かに最高の快感体験をして貰うけど、
あくまでココはマゾ向けサービス施設なんだよ?
普通にただ生ぬるいリラックスなら、マッサージでも行ってれば?」
男は瞬間、緊張で体が縮こまった。
そこへ、複数の手で脇腹へのくすぐりが実施された。
「あひゃう!?あへ、ひゃ・・それ、ダメぇ!!」
玲奈が冷たく言い放つ。
「ハァ?何が不感症なんですか?こんなに敏感なクセに。
もしかして、最初のリラックスで完全に気を抜いてたの?このマゾ。」
確かにそうだった。
男は幼少期から自分を押し殺して全てを我慢して来た。
その為不感症は彼の心の問題と直結していた。
『常にシッカリしていなければならない』それが男の呪縛だった。
そしてそれを綾達はシッカリと解きほぐした上で、突然責めを入れた。
それにより男は不意を突かれ、一番弱った所を責められたのだ。
「ちょ、あひゃ、こんな情けない姿、あはっ、見せたくないっ、うふっ」
所々に女みたいな声を挟みながら喘ぐ情けない男。
その姿を見てネオンが冷たく言い放つ。
「あ、コイツもうダメだね。マゾに堕ちてるや。目を見ればわかるよ。
ねぇ、恥ずかしい?マゾに堕ちたの見破られて、悔しい?」
男は既に泣いていた。
これまで自分で作り出して来た鎧が一瞬にして壊されてしまった。
そして積年の我慢して来たものが音を立てて崩れ始めた。
「あひゃぅ・・・もう、ダメ・・・イ、イク・・・イキそう、コレ。」
何と不感症を自称していた男はいとも簡単に絶頂を申告した。
しかし、そう簡単にそれは許されなかった。
リナが恐ろしい目つきをして男の腹を殴りつける。
「ダメに決まってんだろ、このマゾが!!
お前はこれからアタシ達から地獄の責めを受け続けるんだ。
覚悟してろよ、いくら泣いても喚いてもこの数日、
お前はアタシ達のおもちゃだ。部を弁えたなら、ションベンしろ。」
男は突然の排尿要求に驚いた。
そしてリナに確認した。
「え、しょん・・・べんですか?そんな、だってココはベッドの上で、
そんな事したら私の自尊心、プライドが・・・」
男が言いかけた所でリナが途中に割り入った。
「うるせぇよ!!
やれって言ったらやれよ、尿道に強制排尿器付けるぞ!」
男にとってはそれがどのような器具かわからなかったが、
『強制排尿』の言葉の恐ろしさに、つい従ってしまう。
「ハイ!!すみません、すぐに出します・・・」
7対1、この異常な圧倒的数の優位性の上に男は心が負けていた。
既に彼女達に身も心も捧げる準備が出来た上で、更に全てをさらけ出す。
男は既にマゾに堕ちていた。
「ハイ、それではマゾ奴隷52歳・・・お漏らしさせて頂きます・・・。」
そう言うと男は情けなく小便を漏らそうとした。
しかし精神的な歯止めが効いてしまい、中々出ない。
「あ、アレ・・・?中々出ないな・・・。」
その時、突然背後から綾の鞭が飛んで来た。
バッチイィーーーン!!
男は驚き後ろを振り向くと、女王様スタイルの綾がいた。
「ア、アンタはさっきの・・・何でそんな恰好を?」
「は?アンタじゃなくて綾様でしょ?
さっさと漏らせ、このマゾが!!」
綾からの鞭を受ける度に男の膀胱を絞める力が一瞬弱まる。
更に尿の保持力が弱まった所にくすぐりがやって来る。
「アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!
ちょ、無理、ダメ・・・弱・・・ってるからぁ!!」
その瞬間、男が一瞬だけグッと全身に力を込めたかと思うと、
チョロロロロ・・・と力なく小便が漏れた。
「あ・・・あぁ・・・」
それを見てマゾ狩り女子達は繭を潜め鼻を摘まみ、嘲り嗤った。
「「うっそ、早過ぎない?もう出るの?赤ちゃんじゃん。」
男を馬鹿にするような声が聞こえる。
男はその言葉にカァーっとなり反応した。
「うぅ・・・情けない・・・です・・・」
泣き始めた漢を綾があやし始める。
「よちよち、大丈夫でちゅよ~、赤ちゃんだから出ちゃったね~、
気持ち良かった?じゃあ、皆で良い子良い子してあげまちゅね~」
男は恥ずかしい中でも至福の喜びを感じ始めていた。
「ヤバい・・・コレ、ハマってしまいそうだ・・・」
「ハ?もう既にハマってるだろ、身体も顔も、とろんとろんじゃん。」
そう言われて鏡を見せられた時、男はあまりにゆるんだ自分の顔を見た。
「え、コレが・・・オレ?」
それはあまりにゆるみ切り、敗者の見本とでも言うものだった。
「あぁ、オレ・・・マゾになっちゃったんだ・・・」
そのまま男は一旦家に帰され、翌日再び呼び出された。
そこでは椅子に固定されてのローションガーゼ責めや耳舐め、
あらゆる性感を少しずつ目覚めさせられて行き、期待度が高まる。
しかし、高まった所で2日目も冷たく帰宅させられる。
3日目になり肌を密着させて来て、女子達の匂いに身体が反応する。
しかしその度に「汚いものしまえよ」と冷たく言われて、
収める事も出来ずにただ情けない気持ちになってしまう。
そして3日には悶々とした気持ちのまま帰宅させられてしまう。
この頃になると男はもう彼女達の事しか考えられなくなる。
一人で致したい欲求が出て来るが、それをしてしまえば勿体ない。
彼女達の手で果てたいと思い、翌日もまた通ってしまう。
4日目には既に我慢の限界に達しており、彼女達に懇願し始める。
「お願い・・・もう、もうイカせてぇ~。
マゾだから我慢出来ない、お願い・・・お願いしますぅ~!!」
男は大の大人なのにガチ泣きしてしまい、女子達を困らせてしまう。
・・・かに見えて、その表情は嗤っていた。
「ふふ、もう我慢出来ないとかザコ過ぎない?
1045人中1044位だよ、我慢弱さ(笑)」
などと言われてしまい、これまでの多くの男達の中で最下層だと言われる。
男はこの格付けにさえ興奮してしまっていた。
「あぁ・・・最底辺です・・・ですからお願いします、
我慢が出来ない私を・・・早くイカせて、もう仕事中にも
商談相手の女性を襲ってしまいそうで・・・限界なんです!!」
しかしこの日もまた冷たく追い返されてしまう。
そして5日目、ここが最大の正念場だが、男は無心になっていた。
何かを考えると全ては性的な内容になってしまう。
しかしここでマゾ狩り女子達は最大限焦らし責めを行う。
羽根で全身をくすぐり、乳首を抓ったり撫でたり転がしたり。
男は既に我慢汁で下半身がビチョビチョになっていた。
「うわ、お漏らししてる・・・やらしー、ってか臭っw」
笑われ、嫐られ、男はもう今にも出そうであった。
が、脳に射精を感知する機械を取り付けられてイけない。
この限界を超えた状況の中、男は耐えた。いや、耐えさせられた。
男は5日目の夜、夢精をしそうになっていた。
しかし「射精したら一生相手してやらない」と言う脅し文句に、
何とかコレを限界を超えた精神力で乗り越えた。
コレが出来なければ男は完全にゴミマゾに成り下がっていただろう。
そうして、ご褒美の6日目を迎えた。
しかしこの日は本来、まだあと一日我慢しなければならないと伝えられた。
その為男は地獄の我慢を覚悟していた。
最終日、一体どれほどの責めが男を狂わせて廃人にしてしまうのだろうか。




