#29.街から減るマゾ達
マゾ性の原因物質となっているチンポリンを採取する為、
Youtuberの負けオスからマゾ狩り女子達へ出されたゲーム。
マゾ・ゲームと名付けられたそのゲームの初日が終わった。
果たしてチンポリンはこの一夜でどれだけ採取されたのか。
彼女達が採取した精〇液は即座に最寄りの提携企業へ送られる。
そして翌朝の11時には解析にかけられて結果が発表されるのだ。
~翌朝11時~
既にマゾ狩り女子会メンバーに綾とエリカを含めた8人は起きだし、
PC画面の前でYoutuberの負けオスのチャンネルを眺めていた。
「さぁ、それでは皆様から昨夜送られた精〇液の中にチンポリンは・・
あり・・・ま・・・・?」
ドカドカドカドカと無駄に焦らすロール音が流れる。
「一体、どうだったのかしら。」
「さすがにアレだけやって採取出来てないとちょっと凹む。」
「ってかやっぱり、チンポリンって名前ダサ過ぎ。」
口々に様々な言葉が飛び交った。
そして、結果発表がなされた。
「何と、36名の方の採取した精〇液からチンポリンが検出されました。
それでは上位5名の名前を読み上げます。」
かなり勿体ぶった発表演出だ。
「まず、第5位は黒木綾さん。5mlです。」
「え、アタシ!?」
「うっそ、綾ちゃんやったじゃん、おめでとー!」
「てか、コレって一体何人のマゾ狩り女子が参加してんの?」
綾は昨夜、エリカにばかり採取を任せてはいられないとして
自らもいくらか精〇液の採取を行った。
その中にチンポリンを含有した精〇液があったようだ。
「何だか、現実感が無いわ。でも確かに、アタシが採取した中に
チンポリンが含まれている精〇液があったのね。」
「さて、お次は~?」
また無駄に長いドラムロール演出が流れる。
「4位、ウペカ・ポラロさん7mlです!」
「え、外国人も参加してるの?
それとも、まさか全世界で?」
「そうそう、言い忘れていましたが、
このマゾ・ゲームは全世界36か国で開催されています。
皆さん世界を相手に頑張って下さいね。」
何とマゾ・ゲームはグローバルなゲームだと言うのだ。
「そりゃ、それならあの賞金も頷けるね。
国家どころか世界プロジェクトなワケだ。
さぁ、次は日本人来るかな?」
「お次、3位は山田華子さん9mlです!」
「あ、アタシら以外にもマゾ狩り女子が参加してるんだね。」
そしていよいよ2位の発表となった。
「お次、2位はマリア・セレゲネスさん11miです!」
「中々、アタシらって5位にすら食い込んで無かったんだね。」
そして、1位の発表となる。
まだ1週間あるうちの初日な為、あくまでコレは現時点だ。
しかし、上位者達がリードしている現実は確かにある。
「1位は!っと、その前に、CMで~す。」
そして流されたCMは大変に奇妙なものだった。
『マゾになりたきゃマゾナール♪』とオリジナル曲が流れる。
そして塗り薬タイプの薬が画面に写される。
マゾ狩り女子達は違和感を感じた。
「コレ、おかしくない・・・?
だってまだチンポリンって研究中なんでしょ?
何でその成分がもう既に商品化されてるのよ?」
綾が憶測を語った。
「きっと、もう殆どの事はわかってるのよ。
その上であえて採取させる事は、このキャンペーンの認知・・。
もしかして、購買対象はアタシ達って事?」
そうしている間に、遂に1位の発表となった。
「さぁ、初日一番チンポリンを集めて頂いたのは、
りおん君15ml!男の娘なのにこの量の採取は凄いぞ!!
きっと自分のお〇〇ポとか使いまくったんだね、頑張ったぞ!」
りおんは一瞬魂が抜けたようになった。
そしてネオンがその頬をはたいた。
「ちょっと、シッカリしなさいよ、りおん。
まだこれは初日の成績よ?ここからいくらでも変わるんだから。」
「あ、そ、そうだったね。
だけど、摂取した総量が多かったからとかじゃなくて、
たまたまチンポリンを大量に持っているマゾがいたのかもね。」
ここで、リナがボソッとイジワルな事をイタズラっぽく言った。
「もしかしてぇ、りおん君自体がチンポリン入り精〇液だったりしてw」
りおんはすぐに何故か股間をバッと手で隠した。
しかし別に性器が露出しているワケでも無いのに、この行動に意味は無い。
「あ、あの!別にボク、自分の精〇液は入れてないですよ!」
「ふふ、ジョーダンじゃん、ジョーダンw
だけど、もしりおん君の精〇液にチンポリンが含まれてるなら、
それたくさん採取すれば優勝確実じゃんねーw」
そして、続けて負けオスから総評と激励が語られる。
「いやぁ、皆さん初日からコレは正直嬉しい想定外です。
ちょっといきなり集め過ぎです、皆さん(笑)
皆さんの体力も心配ですが、マゾオス達の精液を枯らさないよう、
気を付けて下さいね。さてそれでは引き続き頑張って下さい。
まだ初日、ここから大量のチンポリンを保有したマゾをヌけば、
1位に踊り出る事は十分に可能です。それでは、マゾバ~イ!」
その場には、しばらく静寂が鎮座していた。
何か得体の知れない力が今回のキャンペーンには働いている。
しかし彼女達は今更もう止める事は出来なかった。
「さ、それじゃあ今夜もヌいてヌいてヌきまくるわよ!!
もうマゾ達が出ませんって謝って来るまで、全力で!
アタシ達マゾ狩りの力、見せてやろうよ!!」
こうしてまた2日目の夜もマゾ狩りは行われた。
1日目の結果を踏まえた上で、更に活動は過激化した。
活動は朝方になっても続けられ、精〇液の接種量は初日の倍、
街のマゾ達はもう十分にヌかれ切ってしまったかも知れない、
それくらいの勢いだった。もちろん街には無数のマゾ達がいる。
その為、ヌかれ切るなどという事は無いのだが、これほどまでに
マゾ狩り女子達が本気でマゾ達の精〇液を目的にヌく事は無かった。
その為、街は一種異様な雰囲気、まるで栗の花がそこら中に咲いたような
異様な匂いが鼻腔を刺激する場面が多々見受けられた。
そうして3,4日と更にマゾ狩りは激しく行われた。
そして4日目の発表が行われた。
「いやぁ~、皆さん凄いですね。
もう、街のマゾ達は出るもの出なくなってるんじゃないですか?
さてそれでは、一気に発表しましょうね。」
4日目ともなると、マゾ狩り女子達はただ静かに画面を眺めた。
「5位:マリア・セレゲネスさん35ml
4位:李英花さん38ml
3位:リナさん42ml
2位:マラウイさん45ml
1位:エリカさん60mlです。
皆さん、まだまだ挽回のチャンスはありますよ。
それでは今日も頑張ってLet's マゾヒスティック!!」
そして番組は配信を終えた。
綾が言った。
「エリカ、本当に凄いわね。断トツよ。
確かにエリカの匂いを嗅がせた時のマゾの反応、
めちゃくちゃヤバいもんね。」
「ってか、アタシ3位に入ってるけどさ、
コレ何位までがいくら貰えるんだろう。
10億が全部1位に行くワケじゃないと思うんだよね。
何でその辺をちゃんと説明しないんだろう。」
「ま、何にせよまだ奇跡は十分に起こるはずだし、
最終日まで希望を棄てずに頑張りたいね。
初日1位だったりおん君が、今ではもうすっかりだもんね。」
「いや、何て言うかアレからネオンにばかりやらせてて・・。
ボクがあまり目立つのも何だかなって、だからネオンは結構、
6位辺りに付けててくれたら良いなぁ。」
しかし、この日以降街のマゾ達に変化があった。
明らかにマゾ達が減った、いや満足してもう出ない者が増えたのだ。
既にかなり多くの一般人達もこの企画を知り、マゾ狩りを行った。
そのせいでマゾ達は狩られ過ぎてしまったのだった。
「コレは・・・今日含めてあと3日、かなりマゾ探しが難航するわね。
正直精〇液の新鮮さには影響が出るけど、もう早めにマゾ狩りを初めて
採取量を増やすしか無いわね。」
こうして、日中から早くもマゾ狩りを行う事とした。
幸い、時折まだマゾは捕まるものの、その確率は随分減った。
そして街のあちこちでマゾに声をかける女性達。
既にマゾ狩りがスポーツ化していた。
そしてここから翌日を含めて2日が過ぎて、6日目の結果発表となった。
「さぁ、マゾ・ゲーム6日目の結果発表だよ。
5位:エイチェン・レスさん105ml
4位:モサド・ハルメラさん111ml
3位:ポー・リーさん120ml
2位:ゲリッド・リヒさん124ml
1位:ポンペイさん132mlです。
さぁ皆さん、泣いても笑ってもあと1日です。
マゾ・ゲーム頑張ってね!!」
リビングの中がシーン、と静まり返ってしまう。
「・・・こんなの、おかしいだろ。
急にあまりに採取量が増えてる。
何だコレ、おかしくないか?」
しかしそこで、綾が仮説を語った。
「もしかするとだけど、いえコレは結構確立高いかも。
『組織化』じゃないかしら。
賞金総額があまりに高額だから、一人に精〇液を集めて
ソイツが優勝したら皆で山分けする。
しまったわね、アタシ達もその作戦で行けば良かったわ。
それなのにチーム分けだとかして、その上で更に
チーム内でも二人が競争したりして・・・。
いくらゲームだからって、コレはお金稼ぎなのよね。」
「反省なんてするなよ、綾ちゃん。
ちゃんとマゾ達からは最初はお金貰ってたじゃん。
まぁ最もここ数日は無料でヌいてるけどさ・・・。
でも本当、マゾが捕まりにくくなったよね。」
「しかも街の女性達にマゾ搾取は楽ってバレてしまった。
これ、マゾ・ゲームが終わった後が地獄じゃない?」
「商売上がったり、か・・・。」
ここで綾の提案により、マゾ狩り女子達は最後の作戦に出た。
「皆、このまま終われないでしょ。
最後の作戦よ。最終日は一人に集めましょ。
そして全員が全力で丸1日かけてマゾを絞りまくる。
もう一匹たりともマゾを逃がしちゃダメよ。」
こうして、マゾ・ゲーム最終日の火蓋が切って落とされた。
果たしてマゾ狩り女子達は、一矢報いる事が出来るのだろうか。




