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#16.夢みたいな夢見たくない?

挿絵(By みてみん)

夢のような夢を見ている四人



マゾ狩り女子の四人は、離れ小島にある宿で夜を過ごす事になった。

ここでは自らが望んでいる夢のような世界の夢を見る事が出来るのだ。


「見たい夢が見れるなんて、だったらすぐに寝ちゃうに限るよね。」


文字通り夢のような夢を見られる宿、と言う事は起きている意味は無い。

四人はすぐに布団に横になり、ぐっすりと眠り始めた。


するとそれぞれに夢の世界で願う世界の夢を見始めた。


~杏の夢~


杏は王座のような椅子に座り広間を眺めていた。

そこでは多くのマゾ達が働いており、それらは全て杏の為に働いている。


「まさに女王蟻の気分だよな~、コイツら全員アタシの為に存在してる。

 マゾって本当に健気で可愛らしいよなぁ、さてと、一人くらい

 気まぐれに夜の相手として遊んでやるか。」


杏はおもむろに適当なマゾを一人ピックアップして名指しした。


「おい、お前。今夜アタシの部屋に来い。遊んでやるよ。」


マゾはとても嬉しそうな顔をして、涙した。


その間も絶え間なく他のマゾ達は働き、汗をかき、

そして杏の為にフルーツや飲料等を運んで来た。


更には常にマッサージをする付きっ切りの専門のマゾ達もいた。

杏は至れり尽くせりの中で贅の限りを尽くしていた。


トイレに行きたくなれば飲む専用のマゾ便器に放尿し、

身体を動かしたくなれば必ず負けてくれる弱オスマゾを選んだ。


杏はもはや、この世のあらゆる女王の中で最も女王、

TOP OF QUEEN であった。


そうして夜になり、杏が呼び出したマゾが寝室へとやって来た。

恥ずかしそうに服の裾を掴んでモジモジしている。

杏はそれを優しく脱がす・・・フリをして、乱暴に衣服を剥いだ。

マゾオスが歓喜の声をあげた。


「お前、アタシに犯されて嬉しいのか?いや、嬉しいよな。

 女王の施しを受けられるマゾオスは100万分の1だ。

 それに当選したのだから、当然嬉しいよな。」


そして杏と一夜を過ごす事になるマゾオスには最高の権利がある。

それは杏とまぐわい、もしかすると子を成せるかも知れない事だ。

しかしマゾオスの子種は非常に弱い為、何度も挑戦するか、

よほど運がよくなければそれは成功しない。

このマゾオスもその一縷の望みに賭けて杏とまぐわった。


しかし、杏は悪戯に意地悪くマゾオスからの愛撫を避け、

むしろ自ら積極的にマゾオスを責め立てた。

体中を舐めまくり、愛撫し、陰茎を扱いた。

普段メスと言うものと触れ合う事も無いマゾオスはこの刺激に

暴発してしまいそうになる。

しかしそれは非常に勿体ない事だ。マゾオスは耐えた。

これだけでもマゾオスとしては立派な事であるが、

種々の気持ち良い責めに耐えた上で、更に杏を犯さねばならない。

非常に狭き門ながら、マゾオスはようやく杏の上に覆いかぶさり、

杏の秘部への挿入を試みた。運よくそれは成功した。

こうして奇跡的な確率で杏の中へと子種を注いだ所で、

子を成せる確率は3~5%程度だ。

一体このマゾオスの努力は意味を成す事が出来るのだろうか。


杏はこの最高に倒錯した世界観の中で日頃のストレスが全て吹き飛び、

疲れも相まってかオネショしてしまっていた。

しかしコレはこの宿で夢を見る際にはよくある事である。

あまりに心地良い夢で快楽を得過ぎて膀胱が緩んでしまうのだ。

杏は生きて来て一番と思えるような快感を感じていた。


~凛の夢~


凛はネイルサロンのような場所でスタッフをしていた。

そこへマゾオス客がやって来た。

そして男は『敗北の印』を描いて欲しいと股間を見せて来た。


凛が営むネイルショップは爪にネイルアートをする場所では無い。

そこはマゾオス達の身体に恥ずかしい模様を刻む場所だ。

凛は早速絵の具を手に持ち、男の身体に描き始めた。


それはあまりに恥ずかしいイラストであった。

女性器のシンボルをマゾオスの股間の上に描いた。

この事により、マゾオスは女性として扱われる事を望んでいるような

大変恥ずかしい身体になってしまった。


更には全身に『チ〇〇猿』や『ゴミ虫騙し』等の不名誉な言葉を書かれた。

マゾは自らに刻まれていくあまりに酷い言葉に興奮した。

そして凛の施術中にビュルビュルと漏らしてしまった。

コレは凛の施術の上ではよくある事だった。むしろ日常茶飯事だ。

絵が一通り完成した時、マゾは『あおぉん』と歓喜の声をあげた。


そうしてそのあまりに情けない様子に凛がクスクスと笑うと、

マゾオスは更に興奮して股間を滾らせて、『扱いて良いですか』と聞いた。


もちろん、凛は「ダメ」と一言だけ返したが、

我慢の出来ないマゾオスは勝手に扱き始めてしまった。


やがて大きく「あおぉぉぉん!!」と咆哮をあげたマゾオスは

身体中の汚濁液を吐き出して気絶してしまう。

凛はそれを足で蹴りながら室外へと追いやった。

こうしてマゾオス一匹分の施術が完了するのだった。


凛の夢はネイリストであると表向きには発言しているが、

実際の所彼女がやりたい事はマゾオスの身体を使った

全身アートなのだった。

彼女はあまりに理想的な自らの夢の中で、涎を垂らしまくった。

そして股間を掻きむしりながら、その可愛らしい見た目とは裏腹な

獣のような欲望に塗れた「動物」としての姿を体現した寝相をしていた。


~リナの夢~


リナはピンク色の空間の中でふかふかでふわふわなベッドの上に居た。

そしてそこには玲奈もいた。玲奈はリナを見て優しく笑っていた。


「ねぇ、玲奈。ずーーーっと、アタシと一緒に居てくれる?」


「えぇ、もちろんよ。私、リナとずーーーっと一緒に居るわ。」


「嬉しい!!ねぇ、玲奈・・・キスしても良い?」


「ええ、もちろんよ。私からしてあげるわ。

 リナ、目を閉じて唇を開いて?」


リナは言われるが通りにソッと目を閉じ、唇を開いた。


そこに、玲奈の柔らかな唇が乗って来た。

それはまるでマシュマロのような柔らかさで、

更に何やら柔らかな香りを纏い、しかし一方では

獣のような生臭さも感じる事が出来た。


リナはこの複雑な匂いの中に玲奈を深く感じて興奮した。

玲奈は確かに自分の目の前にいる、そしてもう二度と

どこにも行かずに自分とずっと一緒に居てくれる。

更にはその証として身体を重ねているこの状況。

リナは夢の中でも、そして現実の身体でも、

深いオーガズムを感じていた。


コレは、彼女が元々同性愛気質があったワケでは無い。

もう自分の元から誰かが居なくなるという寂しさを味わいたくない、

そうした中で玲奈が自分と離れて欲しくないという願いの具現化だ。

リナは男だからとか女だからとか関係なく、ただ玲奈を愛した。


そしてリナは触れ合った唇を更に強く求めた。

玲奈の顔をガッチリとホールドして掴んだまま、舌を入れた。


そこには甘さと生臭さととろとろとした触感、

まさに天国そのもののような感触がそこにはあった。

彼女は更に深いオーガズムに身体を震わせた。

もはや玲奈は彼女にとっての生きる意味と同義だった。


彼女は辛抱たまらずそのまま下着を脱いで、より深く玲奈と繋がる為

玲奈の下着も丁寧に脱がし始めた。


「もう、リナったら・・・恥ずかしいよ、こんなの・・・。」


しかし夢の中の玲奈はそれを拒否はしなかった。

むしろそれを照れて受け入れる事が二人の共通の儀式であるような

共犯関係の中で事は進んで行った。


リナが玲奈の股間に手を這わせると、それはもう水の中のように

塗れそぼりリナの手を見ず浸しにする程に水分塗れだった。


「リナ、早くして?もう私、我慢できないの・・・。」


リナは最早理性が吹き飛び、玲奈にのしかかり欲望の限りをぶつけた。

玲奈の身体を舐め回し、愛撫を続け、玲奈の嬌声に耳がジンジンした。

もう殺してしまいたい、というくらいに激しい愛情で、

リナは正常な正気を失いただ愛欲に塗れた獣になっていた。


やがてリナは玲奈の首筋に噛み付き、そしてそれはあまりの深さに

玲奈の首筋からは相当な量の血液がドクドクと流れた。


現実であれば恐ろしい殺人になってしまいそうな程の異様な愛情。

それもこの夢の中の世界だからこそ叶えられたものだった。


~玲奈の夢~


玲奈は冷たく暗い部屋の中にいた。

そこには一つの折があった。ライオンが入るくらいのサイズだ。


そしてそこにはリナが入っていた。裸のようだ。


「リナ、逃がさないんだからね?」


そう言いながら檻の中に目をやると、リナの目は少し怯えながらも

哀願するようなうるんだ目つきをしている。


玲奈はゾクゾクと背筋を駆けあがる快感に身をよじらせながら、

檻の中のリナへと涎を垂らす。


「ホラ、飲みなさい。もう私無しでは生きていけなくなるくらい、

 おかしくさせてあげる。」


檻の中のリナはそれを愛しそうに舌で迎え入れて、

口の中で大切そうに咀嚼してゆっくりと飲み込んだ。


「玲奈・・・とっても美味しいわ。

 ねぇ、私あなたが居ないと何も出来ないの。

 これからも私の事を飼って、束縛して蹂躙して?

 私の全てはあなたのためのものなの。

 ねぇ玲奈、良いでしょう?あなたが私の全てなの。」


玲奈はあまりに必死で健気なリナの姿を見て自慰を始めた。

リナはそれを目を丸くして興味深そうに見つめ、喉をゴクリと鳴らした。


決して触れ合わない。コレが玲奈の愛の不思議な所だった。


やがて玲奈は達しそうになりリナの折に近付いた。


「ホラ、私の愛液、潮を吹きかけてあげるわ。

 体はしばらく洗ってないからリナ臭いけれど、

 そこに私の匂いを加えるのよ。

 二人の匂いが混ぜ合わされれば、最高に淫靡なものになるわ。

 リナはそれを嗅ぎながら一人で自慰に耽り果てなさい。

 一日に何回でもして良いわ。

 私の事を常に感じながら、依存して執着して、

 私無しでは生きられないどうしようもなくダメなリナになって。

 それこそが私への最大の愛の表現なのよ。」


玲奈の愛情は歪んでいるように見えて、とても深いものだった。

そしてそれは彼女自身も自覚が出来ない程に深かった。


玲奈はリナのような自慰で済むようなレベルでは無く、

現実の身体は霊体が肉体を離れて浮遊していた。

彼女はその事に気付き、すぐに肉体へと戻った。

しかしあまりの快感ゆえに起こった事を理解すると、

彼女は自らの愛の深さに少し怖くなるほどだった。


~翌朝、起床~


四人は翌朝、いつもよりもかなり遅い目覚めとなった。

布団はぐしょぐしょになっており、

宿の従業員にその事を謝ったが、「よくある事」と言われた。


それぞれに急によそよそしくなり、その分自分への理解が深まった。


特にリナと玲奈は互いを強く意識するようになり、

最初のうちこそ気まずさがあったが、やがて大切な存在であると気付き

どちらともなく身を寄せた。


「ねぇ、玲奈・・・これからも一緒にいようね。」


「何言ってるのよ、アンタとは腐れ縁みたいなものでしょ。

 言われなくても離れるワケ無いっつーの。」


この二人の様子を見て杏と凛は頭に疑問符を浮かべながら、

四人は最高のストレス発散と自己理解を深めたのであった。


そして最後の目的地として、マゾ体験施設へと向かう事になった。

これまで多くのマゾ達を蹂躙して来た四人だったが、

もし自らがマゾの立場になったら、そんな思いがあった。


その為今回の旅の最後に用意されたマゾ体験施設。

そこで彼女達は何を経験し、何を思うのだろうか。

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