680
ちょっと更新遅刻しましたすみません……
誘う相手が明確に決まったならば、早速行動ですよ。
といっても、私にも仕事があるので職場で休憩時間にメモを作ってあとでじっくり考えるようですけど……。
(勿論忙しいからって断られることも考慮して……)
そいつも茶会には当然つきものってやつです。
嫌われているから断られるパターンもあるわけですが、今回は違いますからね……!!
アリッサさまにお手紙を出しましたが、アルダールいわく「きっと喜んで参加してくれるよ。……他の予定を蹴ってでも」とのことでした!
わあ頼もしい……!
でもどうかご予定をずらしてまで無理しなくていいですからね!?
一応その点についてはアルダールからも一筆書いてもらったのできっと大丈夫でしょう。
うん……大丈夫、ですよね。うん。
(お茶会のメニューもそうしたらある程度は方向性を決めた方がいいのか……)
この国では茶会では季節を大事にする傾向にあるので、茶器もそれに合わせたものが好まれます。
とはいえ王家や高位貴族でもない限り季節ごとの茶器なんて用意してたら戸棚がいくつあったって足りませんからね……!
ちなみに我がミスルトゥ家でも陶磁器は結構置いてあって……というかこれ、前に暮らしていたナシャンダ侯爵家の御方が使っていたものだと思いますが……家紋入りでないのでいつでも使えるとはいえものはかなり良いのです。
勿論、上位の方々をお迎えするにあたって必要な、特別な茶器……というものもいつかは買いたいと思いますが今回は大丈夫。
なんたって身内の茶会ですからね。
むしろ実家にいた頃よりちょっとランク上のヴィンテージの茶器ってところにこちらとしては切なさを抱いたり抱かなかったり……。
「アフタヌーンティーみたいにした方がいいのか、それともケーキをどーんと作った方がいいのか……」
むしろ茶会を開く私がケーキを作っていいのか?
身内だから全然オッケーな感じだと思いますが、そういえば誘う人たちの好み……お義母さまのはわかりますし、アリッサさまもまあアルダールに聞けばなんとか……。
(オルタンス嬢に関してはメレクに聞いたらわかるかしら……?)
キース・レッスさまに聞くのが早そうですが、あの人は面白がって面倒そうですからね。
いえ、どっからか話を聞きつけてきそうな気はしますが。
そして腹黒いけれど、同時にお気遣い紳士でもあるので乱入とかはないでしょう。
そこらへんは信頼しておりますとも!!
「うーん……どうせだったら薔薇……いや薔薇ジャムはもうあれだな……薔薇ジャムのジャムティー……それなら合わせるのは……」
「それなら薔薇の蜂蜜使ったパウンドケーキとか紅茶のスコーンに薔薇ジャムの方がいいんじゃねえの」
「わっ、メッタボン! ノックは!? でも提案ありがとうすごく助かります!」
「あー悪い悪い」
スタスタと戻って内側から扉を叩くメッタボン。
違うそういうことじゃありません。
「あとでレジーナさんからお説教を受けてください」
「おおっとそこは勘弁してくれよユリアさまぁ」
ククッと笑うメッタボンですが、書類をバサッと出してきました。
私がお茶会を開くように、プリメラさまもそろそろご自身の茶会を開くべきだとビアンカさまからつい最近課題をいただいたんですよね。
それでメニューを色々考案してみてくれってメッタボンにはお願いしてあったんですよ。
「まあ、どれも可愛らしいわねえ」
「年頃のオンナノコってのの好みがわかんなくてよ、とりあえずの案だが……まあ花っぽいデザインとかは大抵好まれるんじゃねえかなあって」
果物を綺麗に切って花のように盛り付けるとか、型抜きしたものを飾り付けるとか……なかなか凝っています。
「とりあえずプリメラさまが気に入ったやつから試作でいいか? あと予算も組んでもらいてえんだけど」
「ええ、そこは任せて」
「おうよ!」
「だからって調子に乗ってあれこれ買わないでね」
「……あいよ」
一応ね! 釘刺しは大事ですからね!!




