表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼太の箱根駅伝  作者: 先出しバウアー
29/32

第二十八話 力にかえて

箱根駅伝復路、第九区。


ダントツの最下位であるが、

大和は、全力で走り続けた。


(お前らが諦めていたとしても、

俺が最高の走りを見せてやる!)


前日にメンバーに飛ばした檄を

思い出していた。


でも、今は少し違う。


(皆が最高の走りをみせてくれたから、

俺も最高の走りで応える!)


この気持ちが、大和の快走を支えていた。



第二十八話 力にかえて



沿道では、例年と比較にならないほどの

声援が鳴り響いていた。


「ジョーダイ、がんばれー!」

「ジョーダイ、来年も待ってるからなー!」


携帯などで、箱根駅伝の中継を見ながら

応援していたのだろう。


戸塚中継地点での繰り上げスタートも

知っているようだ。


しかし、それだけで、最下位のチームに

ここまでの大声援が送られるだろうか?


答えは、否、である。


今まで走ってきたメンバーのアツさが、

テレビ画面を通して、

見ているものに伝わっていたからだ。


ジョーダイコールの大合唱を力に変えるように、

大和の走りは、スピードを増していった。


そして、大和は十区のランナーに

無事に襷をつなぐと、


走ってきたコースに振り向き、

深々と一礼をした。


誰一人抜きさることや、

順位一つ上げることはできなかった。


しかし、城西拓翼大学キャプテン・大和雅紀、

他のチームの誰よりも九区を速く駆け抜け、

区間賞を獲得したのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ