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白河の演技が終わってから一時間ほど待って、翌日のフリースケーティングのドローイングが行われた。
順位が低い選手から、第1グループ、第2グループと割り振られていき、その中で1番から6番までの滑走順を決めていく。
つまりショートのトップシックスがイコール最終グループになる。ショート1位の白河と、3位の俺は当然最終グループだ。
順位が下位の選手から順番にボールを引いていく。
そして俺の番。
まぁ、どんな滑走順を引こうが、演技には一切影響はないの――
「……24番」
男子シングルの参加者は30人。そのうち上位24名がフリースケーティングに望む。
24人中、24番目、それはすなわち――最終滑走。
この五輪を締めくくる最後の演技。
「最終滑走かぁ」
うーん。流石にこれはなぁ。
プレッシャーとまでは言わないが……かといって気楽とは絶対には言えない順番だ。
俺が戻ってくると、今度は白河が前に出る。彼が引いたボールが見えた瞬間、カメラマンが一斉にシャッターを切った。
「23番です」
白河が引き当てたのは、最後から2番目の滑走。つまり――俺の直前。
どうやら俺たちは運命の糸で結ばれているようだ。
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