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第90話 無人街、満員御礼

 美部谷駅の地下へ降りたところで、絵美里は三人を振り返った。


「今日は寄り道しません」


「まだ誰も寄り道しようって言ってないよ」


「前回が前回なので、先に言っておこうかと」


「今日は大丈夫。私も早く中見たいし」


「その言葉なら信用します」


「前回は信用してなかったの?」


「してましたけど、結果は知ってるじゃないですか」


 千尋が横で笑い、志帆も装備を確かめながら口元を緩めた。


 四人はそのままダンジョン施設へ向かい、装備と手続きを済ませた。前回は入口を横目に帰ったが、今日は迷わずその奥へ進む。


「じゃ、今度こそ行こっか」


 千尋を先頭に、美部谷ダンジョンへ入った。


 景色が切り替わった瞬間、みつみは足を止める。


「……街だ」


 目の前には、石造りの建物が道の両側に並んでいた。一軒二軒ではない。住宅らしい小さな建物の間に、間口の広い商店らしきものが混じり、その先では道がいくつにも分かれている。


 人の姿はない。


 呼び込みの声も生活の音もなく、聞こえるのは四人の靴音だけだった。地上の美部谷ではあれだけ人の間を縫って歩いたのに、地下へ入った途端、街だけを残して人が消えたようだった。


「これ、中も入れるのかな」


 みつみはすぐ近くの建物へ寄り、開いた入口から覗く。


「ダンジョンなんだから、入ること自体はいいんじゃない?」


 千尋は答えながら、建物よりもその先の道を見ていた。正面の広い道のほかに、建物の間へ細い路地が伸びている。


「じゃ、ちょっとだけ」


「昨日も聞いた気がしますけど、その言葉」


「今日はダンジョンの中だからセーフ」


「何がセーフなんですか」


 みつみが入ろうとしたところで、千尋に肩をつかまれた。


「最初なんだから絵美里前でしょ」


「あ」


「今気づくんですか」


 絵美里が盾を構えて先頭へ出る。


 中は壁も床も石造りで、奥には部屋を区切るような壁が残っていた。棚や家具にも見える石の出っ張りはあるが、生活道具のようなものは何もない。


「家っぽいのに、家じゃない感じする」


「形だけ残ってるみたいね」


 志帆は壁際を見ながら奥へ進む。


 千尋は反対側にあった開口部を覗き、手招きした。


「こっち、裏に出られるよ」


 抜けた先は細い路地だった。両側の壁が近く、正面の通りより暗いが、その先は別の道へつながっている。


「こういうのいいな。どこに抜けるか分かんない方が面白い」


 千尋が先を見る。


「でも、こういうところほど角から来ますよ。前だけ見ないでくださいね」


 絵美里は周囲を警戒しながら続いた。


「エミリン、楽しんでる?」


「警戒してるんです」


「でもちょっと楽しそう」


「……それとこれは別です」


 路地を抜けると、小さく開けた場所へ出た。


 みつみが周囲を見回したところで、青紫の光が頭上を横切る。


「今の何?」


 建物の上を回り込むように、三つの影が飛んでいた。羽ばたくたび、翼に走った模様だけが青紫に光る。


「ネオンバット」


 志帆の声が少し弾んだ。


「写真よりいいわね。飛んでると光が流れて見える」


「来ます」


 絵美里が盾を前へ出した。


 一匹が急降下する。


「《マジックボール》!」


 青白い魔力弾が翼へ当たった。


 ネオンバットは大きく軌道を崩したものの、そのまま低空を抜けて再び上昇した。


「立て直すの早い!」


「見てる場合じゃないよ!」


 別の一匹が千尋の横から突っ込んでくる。


 千尋が身体をひねって避け、《黒月》を振る。刃は翼の端を捉えたが、ネオンバットはそのまま建物の上へ逃げた。


 三匹が頭上を旋回する。


 高い位置を取られると、千尋と絵美里からは届きにくい。みつみが杖で追っても、旋回するネオンバットは狙いを定めさせてくれなかった。


「動き速い!」


「一匹ずつ落としましょう!」


 絵美里が一匹の突進を盾で受ける。


 鈍い音とともにネオンバットが跳ね返り、その瞬間をみつみが狙った。


「《マジックボール》!」


 続けて魔力弾を受けた個体が地面へ落ちる。


 千尋が駆け込み、《黒月》を振り下ろした。


 一匹が消える。


「あと二匹!」


 残ったネオンバットはまた高度を取った。


 一匹が志帆へ向きを変える。


「志帆!」


「分かってる!」


 志帆が横へ避け、すれ違った個体へ千尋が斬りつける。


 今度は深く入った。


 高度を保てなくなったネオンバットへ、絵美里の片手剣が続く。


 最後の一匹も、みつみが軌道を崩し、絵美里が盾で進路を止めたところを千尋が仕留めた。


「……これくらいなら普通に勝てるけど」


 みつみが杖を下ろした。


「初心者のとことは違うね」


「動きも速いですし、きちんと合わせないと手間取りますね」


 絵美里も盾を下ろす。


 志帆は消えたネオンバットが飛んでいた辺りを見上げた。


「でも光るのはよかった。暗いところであの模様だけ見えたら、もっと映えそう」


「戦った感想よりそっち?」


「倒せたんだからいいでしょう?」


 四人はまた歩き出した。


 その後も広い道だけを真っ直ぐ進まず、気になった路地へ入ったり、建物を覗いたりしながら進む。


 間口の狭い建物。中が広く開けた建物。表から入って裏の路地へ抜けられるもの。似た石造りでも、一つずつ違う。


 途中でもう一軒、店らしい建物へ入ったが、そこでは何も起きなかった。四人で奥まで見て、そのまま普通に出てくる。


「こういうの何軒もあるなら、全部入ってたら終わらないね」


「みつみ先輩がそれ言います?」


「だから気になるところだけ」


「その基準が心配です」


 また歩き出したところで、前方を猫くらいの影が横切った。


「今の猫?」


「待って」


 千尋が止めた直後、さっきの影が道の先へ姿を見せる。


 一匹だったはずなのに、輪郭がぶれた。


 左右へ影が広がり、三匹の猫が並ぶ。


「増えた?」


「ミラージュキャットね」


 三つの影が同時に走り出した。


「どれが本物?」


「待って、今見てる!」


 千尋が目で追う。


 一体が絵美里へ跳びかかった。


 盾が上がる。


 だが、触れる直前に猫の姿が揺らぎ、そのまま消えた。


「残像!」


 別の二体が左右へ分かれる。


「じゃあこっち!」


 みつみが右へ《マジックボール》を撃った。


 命中した瞬間、猫の輪郭だけが崩れて消える。


「外れた!」


「それも残像!」


 最後の一匹が本物かと思った瞬間、その後ろにもう一つ影が生まれた。


「また増えた!」


「止まって。撃ちまくると余計分かんなくなる!」


 千尋が剣を構えたまま動きを見る。


 二つの影が交差する。


 一方が絵美里の正面へ入り、もう一方が脇を抜けようとした。


「そっち!」


 千尋が走った。


 絵美里も判断を合わせ、盾を横へずらして路地側を塞ぐ。


 逃げ道を失った一体が方向を変える。


 その瞬間、残った影は同じ動きをしなかった。


「本物そっち!」


 千尋の声に、みつみが杖を向ける。


「《マジックボール》!」


 魔力弾が胴へ当たり、ミラージュキャットが地面を転がった。


 それでも消えない。


「まだ!」


 起き上がろうとしたところへ千尋が踏み込み、《黒月》を振る。


 ミラージュキャットは後ろへ跳んでかわし、再び輪郭をぶらした。


「しぶとい!」


「そっち行かせません!」


 絵美里が回り込み、盾を使って進路を狭める。


 ミラージュキャットが方向を変えた先へ、千尋が先回りした。


 《黒月》が胴を捉える。


 ようやく残像もろとも姿が消えた。


「……面倒くさ」


 千尋が剣を戻す。


「普通に戦うだけならネオンバットより嫌かも」


「当たらないとどうにもならないね」


 みつみも杖を下ろした。


「でも面白い」


「結局そこなんですね」


 絵美里が笑う。


「美部谷って、単純に敵が強いだけじゃないんだ」


「こういう特徴を知らないと、余計に手間を取られますから」


 絵美里が答えると、みつみはすぐ道の先へ目を向けた。


「じゃあ、もっと見たい」


「そうなると思いました」


 それでも絵美里は止めなかった。


 広い道へ出たり、また路地へ入ったりしながら、四人はしばらく地下都市を歩いた。


 最初は静かすぎると思った街も、歩いているうちに、どこへ行くかを自分たちで選べる巨大な探索場所に見えてくる。


「これ、地上の街より歩くの時間かかるね」


「全部気にしてたらね。でも私は好き。道がいっぱいあるのいい」


 千尋が笑う。


「私は建物の違いを見る方が好きかも」


 志帆も振り返った。


「私は先にどこまで行けるか見たいですけど……こういう寄り道なら嫌いじゃないです」


 絵美里が言う。


 みつみがすぐ横を向いた。


「ほら、やっぱり楽しんでる」


「昨日みたいな寄り道とは違います」


「昨日も楽しかったじゃん」


「……それは否定してません」


 その先で、みつみがまた足を止めた。


 周囲の建物より間口が広く、正面の扉が開いたままの建物だった。


 中には横長の台のようなものがあり、何かの商店だったように見える。入口脇には、古びたドラム缶や壊れたものが無造作に寄せられていた。


「ここも入ってみない?」


「さっきも店っぽいところ入ったしね」


 千尋が中を覗く。


「見えるところには何もいない。奥は分かんないけど」


「入るなら固まって行きましょう」


 絵美里が盾を持ち直した。


 さっきまでに何軒か建物へ入っている。


 だから、誰もこの建物だけを特別に警戒しなかった。


 絵美里を先頭に中へ入る。


 石造りの壁に囲まれた内部は、外から見た以上に奥行きがあった。低い台がいくつか並び、その奥は薄暗い。


 数歩進んだところで、千尋の足が止まった。


「いる」


 低い唸り声。


 奥の陰から、低い影が四つ足に近い姿勢で飛び出してくる。


「《ガード》!」


 絵美里が反射的に盾を構えた。


 鈍い音とともに、何かが正面からぶつかる。


「ストリートゴブリン!」


 盾越しに姿を確認した絵美里が声を上げた。


 千尋が横から斬り、みつみの《マジックボール》が続いた。


 それでもゴブリンは倒れず、絵美里の盾へもう一度飛びつく。


「意外と硬い!」


「もう一発!」


 千尋の《黒月》が脇を裂く。


 そこでようやくゴブリンが崩れ、ほどなく姿を消した。


「これなら――」


 みつみが言いかけた。


 暗がりの奥で、何かが動いた。


 一つではない。


 台の向こう。右の壁際。そのさらに奥。


 低い影がいくつも起き上がり、次々こちらを向く。


「……え」


 数えられる量ではなかった。


 見えているだけでも何匹いるのか分からない。奥の影が動けば、その後ろにも別の影がいる。


 唸り声が重なった。


「下がって!」


 絵美里が盾を前へ出す。


 次の瞬間、何匹ものストリートゴブリンが一斉に走った。


「《プロボーク》!」


 正面からぶつかった一匹を絵美里が受け、その横を千尋が斬る。


 みつみの魔法がもう一匹を止め、志帆の《プロテクション》が前衛へ飛んだ。


 数匹なら問題なく倒せる。


 それでも前が空かない。


 一匹が消えた場所へ、その後ろにいた別のゴブリンが入り込んでくる。


「これ、モンスターハウスです!」


「多すぎない!?」


「右!」


 千尋が横へ走る。


 一匹が台を越えてみつみへ飛びかかり、《マジックシールド》へぶつかった。


 そこを千尋が斬る間にも、絵美里の盾へ別の二匹が続けてぶつかる。


 志帆の《ヒールショット》が飛んだ。


「絵美里ちゃん、平気?」


「まだ大丈夫です!」


 みつみは何度目か分からない《マジックボール》を撃った。


 一匹がよろめき、千尋が仕留める。


 その向こうに、まだいる。


「ちょっと空けて!」


 千尋と絵美里が横へずれた瞬間、みつみが奥へ杖を向ける。


「《ファイアボール》!」


 火球が群れの手前で爆ぜる。


 数匹がまとめて吹き飛び、ようやく大きく空間が開いた。


「よし!」


 だが、空いた場所へ奥からまた影が入ってくる。


「まだいるの!?」


 みつみの顔から笑みが消えた。


 普段なら、ここまでスキルを使えば戦闘はとっくに終わっている。


 それなのに、撃つのを止められない。


 《マジックボール》で動きを止め、《マジックシールド》で抜けてきた個体を受け、味方との距離が取れればまた《ファイアボール》を使う。


 志帆も《プロテクション》と回復を何度も重ね、千尋は前と横を行き来し続けていた。


 絵美里の盾にも、何度目か分からない衝撃が続く。


「みつみ、まだいける?」


「いける。でも、このままずっとは無理!」


「私も回復かなり使ってる!」


 志帆の声が続いた。


 四人ともまだ戦える。


 だが、この数を全部倒し切るまで続けられるかは別だった。


「全部倒すのやめよう!」


 千尋が叫ぶ。


「出口まで道作る!」


 そこで初めて、四人の目的が変わった。


 倒し切るためではなく、帰るために戦う。


 みつみが入口側へ振り返り、息を呑んだ。


「……後ろにもいる」


 戦っている間に、別のゴブリンが入口側にも溢れていた。


 誰かが回り込んで退路を断ったわけではない。


 ただ数が多すぎて、気づけば帰る道まで敵で埋まり始めている。


「入口側、開けるよ!」


 みつみが杖を向ける。


 魔法で一匹を弾き、千尋がその隙へ入る。


 志帆は千尋へ《プロテクション》をかけ、絵美里は奥から押し寄せる群れを受け止めた。


 一匹、二匹。


 入口へ続く空間が開く。


「今!」


 千尋が叫ぶ。


 だが、左右から別のゴブリンが飛び出し、開いた道がまた狭まった。


「もう!」


 みつみが《マジックマイン》を足元へ置く。


 踏み込んだゴブリンが弾け飛び、千尋が残った個体を斬る。


「みつみ、先!」


「でも――」


「いいから!」


 みつみが入口へ走る。


 志帆も続いた。


 背後では、絵美里が何匹ものゴブリンを受け続けている。


「千尋先輩も出て!」


「絵美里は!?」


「一回止めます。《フォートレス》!」


 絵美里がその場で腰を落とす。


 盾を中心に身体が沈み、三匹、四匹と続けてぶつかっても動かない。


 爪が盾を叩き、身体へ当たっても、入口へ続く空間を背中に残したまま耐える。


「先に!」


 千尋が入口を抜けた。


 三人が外へ出て、すぐに振り返る。


 絵美里だけがまだ中にいる。


「エミリン!」


「今、出ます!」


 絵美里が《フォートレス》を解いた。


 押さえ込まれていたゴブリンが一斉に前へ出る。


 絵美里は盾を身体へ引きつけ、そのまま入口へ走った。


 一匹が横から飛びつく。


「《マジックボール》!」


 外からみつみの魔法が飛び、ゴブリンの動きを止める。


 千尋も入口ぎりぎりまで戻り、《黒月》を振った。


「走って!」


 絵美里が入口を抜ける。


 直後、何匹かのゴブリンも外へ飛び出してきた。


「まだ来る!」


「離れて!」


 四人は建物から距離を取りながら、追ってきたものだけを処理した。


 最後の一匹が消える。


 それでも、誰もすぐには武器を下ろさなかった。


 みつみは杖を構えたまま入口を見ている。絵美里も盾を下げず、肩で息をしていた。千尋は《黒月》を握ったまま動かず、志帆も一度呼吸を整える。


「……まだ、来る?」


 数秒待っても、新しい影は出てこなかった。


 千尋がようやく剣先を下げる。


「今は、たぶん」


「今度の『たぶん』は信用していいやつ?」


「知らない。もう出てこないでほしい方のたぶん」


 みつみは笑おうとして、途中で息を吐いた。


 四人は建物から十分離れた壁際まで移動し、そこでようやく休憩した。


 志帆はそれぞれの傷を確認して回復する。


 大きな怪我は残っていなかったが、みつみも志帆も、今までの戦闘ではほとんど意識しなかった消耗をはっきり感じていた。


「……今の、きつかったね」


 みつみが壁へ背を預ける。


「魔法、あんなに続けて使ったの初めてかも。このまま奥でも同じの来たら、さすがに無理」


「倒せはするんだけど、全然終わんなかったね」


 千尋も座り込む。


「私もまだ戦えます。でも、あの消耗で先へ行くのは嫌です」


 絵美里は水を飲んでから、遠くの商店跡を見る。


「次に同じ規模が来たら、今度は余裕がないと思います」


「私も回復かなり使ったわ。一回の戦闘でこれなら、何か考えないと駄目ね」


「これ毎回まともにやるのキツくない?」


 みつみが言うと、千尋も頷いた。


「何かしら準備した方がいいね。今日はここまでにしよ」


 誰も反対しなかった。


 みつみはスマートフォンを取り出し、探索者用のアプリを開く。


「あ、レベル上がってる。十三」


 志帆も十三。絵美里は十一になっていた。千尋は十四のままだ。


 みつみは取得スキルを開いて、すぐ顔を明るくする。


「《アイスウォール》だって。氷の壁出せるみたい」


「試すのは次ね。今日はもうMP使ったでしょう」


「うん。次使う」


 志帆も新しく増えたスキルを見ていた。


「私は《フォースブロウ》。至近距離で、威力は低めだけれど、怯みと体勢崩し、ノックバックが強い……」


「ヒーラーなのに近いんだ」


「そこなのよね」


 志帆は説明を読み直してから、スマートフォンを閉じた。


「使い道はありそう。でも、これは実際にやってみないと分からないわね」


「次はまず、あそこをどうするかでしょう」


 絵美里が商店跡へ視線を向ける。


「また同じ数と戦うなら、先へ行く前にかなり消耗します」


「それも次考えよ」


 千尋が立ち上がった。


「今日は地下の街も結構見られたし。初回としては十分じゃない?」


「最後がすごかったけどね」


 みつみも立ち上がる。


「でも、次はもっと奥まで行きたい」


「その前に準備です」


 絵美里が盾を持ち直した。


 四人は来た道を戻り始める。


 無人の石造りの街は、帰りも変わらず静かだった。


 ただ、行きには気になるものばかりだった建物が、今は少し違って見える。


 次に扉の向こうへ入るときは、まず中に何がいるのかを考えた方がよさそうだった。


春休みの4人を描いた短編を公開しています。


ダンジョンへ行く目的は、攻略でもレベル上げでもなく――お花見。


▼短編はこちら

女子高生4人、春休みにダンジョンへ花見に行く。

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