千尋と稲妻会長VSハリウッド委員長
「んんッ!?」
ぐっと頭を引き寄せられて、えっ?と思った瞬間ーーーキスされた。
「んーーーーッ!!」
頭と腰をがっちり抱き寄せられて、唇をぴったりと合わせられる。
「んっんっ・・ぅう!」
両手で生徒会長の胸をバンバン叩くけど、全然効かない。てゆうか、胸板厚っ。
ーーーぬるり。
「んむぅッ!!」
し、舌入れやがったぁ!!
「ふっ・・ん、むぁ・・あ。」
ぎゅっと抱きしめられて、生徒会長の舌が俺の口ん中をヌルヌルと動き回る。逃げる俺の舌を捕まえて、キツく絡められた。
「やら・・ぁ、ん・・んんぅ。」
角度を変えて、どんどん深く口付けられる。
・・・どうしよう。
力が抜けちまう。膝が震える。俺の両手は生徒会長のシャツをすがりつくように握りしめてた。
「ん・・ふぅ・・あ。」
ゆっくりと唇が解けたとき、生徒会長が剣呑な目で俺の背後を見た。
「ぅわ、あッ!?」
思いっきり後ろに引っ張られた。
「なに!?」
あ!委員長!
委員長が俺の体を引っ張って、生徒会長から引き剥がした。
俺は生徒会長の腕の中から、今度は委員長の腕の中に収まった。
委員長は鋭い目で生徒会長を睨んだ。委員長のこんな顔初めて見た。めっちゃ怖い。
「い、いいんちょ・・・うッ!?」
ーーーええッ!?
ぐっと頭を掴まれて、今度は委員長にキスされてる。なんでだ!?
「んんぅうッ!!」
委員長のハリウッド筋肉にがっちり捕まって、すぐに舌を入れられた。
「むぅ・・んっ・んっ・・うう!」
必死に手で胸板を押すけど、全く無駄だ。好きなように貪られた。
「あ・ゃ・・ぅうん・・ん。」
苦しくなって、ごくり・・と委員長の唾液を飲み込まされた。
「ぁあ・・は、ふぅ・・んぅ。」
ようやく唇が離れた。俺はぐったりして委員長のハリウッド筋肉に支えられてどうにか立ってる。
「・・・な、んで?」
「口直しだ。」
委員長は俺を支えたまま生徒会長を睨んだ。
「この馬鹿にキスされただろ。消毒だ。消毒。」
「何が消毒だ。てめぇがキスしたかっただけだろうが。エロ親父。」
ーーーなんだ?この2人、ガチで仲悪いんだ。
俺は委員長の腕の中から抜け出す。2人は睨み合ったままだ。
「生徒会室にセフレ連れ込むだけじゃ足りねぇのか?だらしねぇ下半身だな。おい。」
「地黒のAV男優もどきは黙ってろ。むっつりスケベが。」
コンビニにいる生徒達が野次馬根性で遠巻きに見てる。うわあ。最悪だ!キスしてるとこも見られてんじゃねえかよ!
嫌味合戦してるうちに逃げよう!
俺は後ろ向きのまま、そろそろとお菓子コーナーから下がっていった。
「わ!」
トンっと背中が誰かにぶつかった。
「ごめ・・・!?」
振り返って、俺はフリーズした。




