シムエル嬢がダリルさんへ。ちゅうか、説明、のぅ。
カドモスさんが、全く目覚める気配はないのぅ。
まぁ、あんだけの肉体変化が起こったんじゃて。
そらぁ、体力ちゅうんを、失っちょるじゃろて。
そちらがの眠っちょるんはな、分かるんじゃよ。
じゃが周りはのぅ、そろそろ覚醒してくれんか?
ん?
シムエル嬢が、ダリルさんへの。
「な、なにを、なされたのです?」
ちゅうてな。
ファマル嬢とガンレート嬢も、覚醒したようじゃて。
流石はダリル飯にて、毎日の忘我経験が生きちょる。
意識が飛ぶ経験豊富にて、覚醒も早まったようじゃ。
「ん?
何を?
なんのコトだ?」
意味が分からず首を傾げてからの。
「ふむ?
カドモス殿の治療を行っただけだが。
コレのコトかね?」
まぁ、直前にしちょんのは、ソレだけなんじゃがの。
彼女が聞きたいんはじゃ、ソウじゃ無かろうてのぅ。
「いや、そのですね。
治療をされると、言われていたので、そうなのでしょう。
ですが、手を翳していただけですなよね?
治療?ですか?」
まぁ、側から見ちょったら、なんしちょんか、分からんじゃろて。
「ふむ?
手を翳した、だけ、かね?
まぁ、確かに。
側から見たら、そう見えるのやもな」
まぁ、晶石から直接放出したり、直接付与しちょるんなら、多少は何しちょんか分かるじゃろう。
じゃがの。
ダリルさんみとうに、遠隔操作しちょったら、そら何しちょんかは、のぅ。
儂も微電流にて探索できるで、ダリルさんが何しちょんかが分かったんじゃ。
ほじゃがの、微電流探索できんかったら、全く分からんでなぁ。
『私は分かりますがね』
ほうなんかえ?
『ええ、マスターもダリル様も、微電流を起点に作業されます。
ゆえに、微電流を探知するセンサーを本国が用意しましたので。
そのセンサーを使用して感知しております』
また、凄い技術じゃの!?
そがぁなコトできるんかえ?
『マスター?』
なんじゃえ?
『我が国は、曲がりなりにも次元間航行が可能な文明なのですが?
微電流とは言え単なる電流ならば、センサーにて追うコトなど容易いのです。
まぁ、晶石由来の微電流は、どちらかと言うと次元エネルギー寄りとなります。
そのため、探知装置を新たに研究開発する必要がありましたが』
た、確かに、ジェミアさんを生み出した超文明じゃてな。
日常的になっちょるけぇ、凄さをの失念しちょったわい。
まぁ、本国を甘く見ちょったんが分かる、ちゅう事態はあったがの。
まぁ、儂とジェミアさんは、ダリルさんが行っちょったコトを理解しちょった訳で。
『あー、マスター?』
ん?
『私の方は、理解はできておりませんが?』
なん、じゃ、とぉ!?
さっき、微電流の動きは分かる、ちゅうとったじゃろうが!
『そちらは分かります。
血溜まりや、血栓に脂肪が除去され、ポリープや病原菌が除去されたのもです。
それに、微電流にて細胞が活性化されたのも、観測できております』
なぁーんじゃ。
分かっちょるじゃないかい。
『いえ、ソレらが、どの様に除去され、細胞活性化にて肉体が改変されたカラクリは、全くなのですが?』
あー、その、なんじゃあっ。
それは晶石を、じゃな。
ふぅ〜むぅ。
これ、晶術を使えんと、全くじゃろな。
ちゅうても、のぅ。
流石に、コレを説明せい、ちゅわれても、のぅ。
感覚的な話しじゃが、微電流にて体内を探り、不用なんを液化しちょるな。
まぁ、脂肪や血なんぞは液化できるで、それを液体として晶石へ付与じゃて。
細胞なんぞも、不要な部分を電流にて焼き切っちよる。
コレを小さな水球で包んだ後で、胃酸を濃縮して溶かしちょったんじゃよ。
溶けたら、それは液体じゃてな。
晶石へ付与するコトで、除去可能にの。
ココら辺の作業ちゅうんは、完全に感覚じゃてなぁ。
ほれ、ダリルさんも。
「どの様に処置したか?は、だな。
晶術を使用した、としか言えん。
そうだな。
自分が、どの様にして息をしとるか。
それを説明できるかね」
ま、そうじゃな。
生理現象に近い感じじゃて。
説明なんぞ、できんわいっ!




