↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
518/529

二人の駆け引きちゅうんかえ?分からんわい!

なんか沙織さんが不穏なコトを。

したらの。


「私はボディガードなどしておりますので。

 まぁ、正式にガードを任されたのは、ご主人様からですが」


ほうなんじゃ。

っかの。

確か沙織さんは二十三歳じゃてな。

本来なれば新卒な新入社員くらいじゃて。


それを鑑みるに、ボディガードを行っちょるんは、異例じゃ無かろうかい。


「私はボディガードになるべく、子供の頃から色々な現場へ同行しております。

 まぁ、見学する感じではありますが。


 これは祖父母からの要請でして。

 二人から素質があると、見做されましたので。


 その関係上、社交界への同行もですね。

 なかなかなに、ドロドロな交渉などが。

 その駆け引きについて、祖母からレクチャーなども、ですね」


あー

なんちゅうか、のぅ。

沙織さんも、濃い人生経験をしちょるようじゃてな。


儂なんぞは平社員で、平々凡々と暮らしておったでなぁ。

まぁ、パワハラ受けて無理な仕事させられ、身体を壊したりはした。

定年近くにゃあ、身体がボロボロで、いつ身罷ってもの。


ほんじゃがな。

腹の探り合いや、生目を抜くような生き方とは、無縁じゃったで。


誰かを怪我させたり、死なせるようなコトは無し。

逆も、また然りじゃな。


そう言う意味では、まぁ、普通なら生き様なんじゃろて。

今時の日本では、過労死なんぞ、珍しゅうもなかろうて。


『いやいや。

 もはや過労死など起こりません』


ほう?

そうなんけぇ?


『過労死など、無能な人族が管理していたから発生したのです。

 今は政治や行政に関わらず、民間企業なども全てがAI管理下となります。


 逆にサボって働かない方は、ドンドン別部署へ移動させ、給料が下がりますが』


いや、逆にキツぅなっちょらんかい?


『本人の適正に合わせ、妥当な仕事をして頂いております。

 っと言うか、仕事をした気になって、頂いておりますね』


ん?

どう言う意味じゃ?


『正直、社会を維持管理し、仕事を回すのに人は要りませんので。

 すべてAIとドロイドに組み替え可能なのですよ。


 ただ、いきなり人々を放逐すると混乱が発生します。

 ゆえに、現状を維持しつつ、徐々に、ですね』


いやいや。

そがぁなんしたら、どがぁして生きて行けと?

金稼がんと、生きて行けんじゃろに。


『?

 金銭は配布しますが?

 最終的には、全員が年収一億で、物価は三分の一となります』


はぁ?

世の中が、成り立たんじゃろに。


『なぜです?

 コチラが、その様に制御するだけですが?

 その枠内にて生きて頂くだけで、管理はコチラにて行いますので』


それじゃと、飼われちょるんと、何が違うんなら?


『?

 いや、犯罪行為や、他人に迷惑を掛けねば、ご自由になさってかないませんが?

 それに、働くなとは、申しておりません。


 働けば当然ながら対価を得られます。

 年収一億に加算ですね。

 ああ、税金は不要です。


 そんな微々たるモノは要りませんので』


これじゃから、異次元の超大国はっ!

いったい何がしたいんなら!


『??

 マスターが不自由なく過ごせるようにするコトですが?

 正直、マスター以外は、どうでも良いのです。

 それは、沙織達も、ですね。


 たしか、アリの巣を観察するキットが存在しますよね?』


有るちゅうのは、聞いたコトあるがの。

それが、どがぁしたんなら?


『その巣穴に干渉しようと思います?

 時々観察するだけで、常に干渉しようとは、思わないですよね。

 ただ、アリが死なない様に、餌は与えるでしょうが』


それ、もしかして、じゃな。

儂らん世界が、そんアリ観察キットみたいなモンじゃと?


『観察する気もないため、それ以下でしょう。

 マスターのために維持しているに過ぎませんので』


あー

チトばかり勘違いしとったか?

つまりは、世のため人のために、こん世界へ介入した訳ではないんじゃな。


儂んため、ちゅうか、幻想機から得られる次元エネルギー供給に影響するけぇかい?


『その通りです』


大概じゃのっ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。