恐るべし、ダリル飯ぃ!美味さのレベルが、上がちょるがなぁ!?
ハッキリ言うでな。
七割方ほど料理に魅了されちょったわいや。
つまり、七割の確率にて惚ける危険性がの。
なんちゅう劇物なんじゃっ!
危うく、あん惚け軍団へと!
こりゃあ、流石に作った本人のダリルさんでものぅ。
ん?
まったく様子が変わっちょらんぞぇ。
どがぁなっちょるんかいな、こりゃ?
んんんんっ?
なんか呟いちょらんかいや?
「う〜むぅ。
味が尖っておるな。
まろみが足りんか。
旨味の調和が乱れておる。
これを改善するには、だ。
そうだな、ミルクなどは?」
はい?
いやいやいや!
儂ぁ、旨味に飲み込まれそう、なっちょるんじゃが?
そんなのに、こん旨味爆弾の威力を、さらに上げる?
そがぁなん、ダメじゃぞい。
いくら儂でも、惚けるわい!
むろん、こんコトは、儂とジェミアさんしか聞いちょらん。
皆が皆、全員、惚けちょるでなぁ。
聞けるハズがないわいなぁ。
いや、確かに、これ以上の美味さになる、ちゅんならば、食ってみとうは、ある。
あるんじゃがな。
それ以上に、あんみたいに惚ける醜態を晒すちゅうんが、のぅ。
今回はじゃ。
前回は惚けちょらんかったカリンちゃんまで、惚けちょるでな。
機械的にシチューとパンを平らげちょんのにじゃ、空んなっちょるのをエアー食いしちょるんじゃ。
そんな異様な集団には、当然ながら沙織さんも、の。
まぁ、確かに魅了される程に美味いけぇなぁ。
じゃが、あがぁな惚け軍団への入隊は、お断りじゃて。
そがぁに思っちょってもじゃな。
ダリルさんが、あんスープを改良して、旨味を向上したら。
七割方、意識を奪われちょうような現状、抗えんじゃろて。
ん?
なになに?
なれば、食わねば、良い?じゃ、とぉ!
そがぁなコトできるかぁぁっ!!
ダリル飯じゃぞっ!
そん飯が食えんなんぞ、死活問題じゃからなっ!
『いやいや、マスター?
たかが食事ですが?』
はぁ?
たかがぁ?
いや、されど、じゃな。
人は食わねば生きて行けん。
そん日々の飯ちゅうんは、大事じゃけぇな。
なればコソ、美味い飯が食いたいのじゃよ。
で、じゃ。
こんダリル飯を超える飯には、お目に掛かったコタぁないでのぅ。
そがぁなダリル飯を食わん?
有り得んわっ!
『結局は食べるのですね』
ほうじゃが?
『なら惚けても、良いのでは?』
はぁ?
なんでなら?
『惚けるほど、美味い!っと、言うコトなのでは?
まぁ、私は食べれないため、意味が分かりませんが』
う、う〜むぅ。
惚けるのを拒絶しちょったんじゃが、惚ける程に美味いんじゃけぇ、惚けるんは、良いんかのぅ。
『良いのでは?
まぁ、食べれないため、知りませんが』
関西人かぁ!
『はい?
何がです?』
いや、締めにのぅ。
『はい』
必ず、知らんけど、ちゅうんがな。
『それは、無責任なのでは?』
いや、彼らにとっては口癖で、お約束らしいわえ。
『なんとも、嫌な風習ですね!?』
ほうじゃろ?
あ、関西ちゅうんは、西日本じゃないけぇの。
儂ん中では、神戸から東じゃけぇな。
ちゅうか、大阪圏内ちゅえば、良いんかのぅ。
話しにオチを求めるモンの集まり圏内じゃて。
話しにオチを求める輩ちゅうんは、関西人じゃて。
分かり易いじゃろ?
それにのぅ。
儂が中年に差し掛かる頃じゃったかや。
仕事の詳細を念入りに確認し了承をの。
そしての、相手が去り際に確認をじゃ。
「これで間違いないですね」っとのぅ。
したらな。
「ええんやないか。知らんけど」っと。
思わず、ちょっと、待てぇっ!ってな。
二時間打ち合わせて合意した後じゃぞ。
そん最終確認した直後にじゃ。
「知らんけど」は、無いじゃろがぁっ!
まぁ、それが、関西人、ちゅう輩らしいんじゃがの。
むろん、異論は認める。
認めるが、事実は、変わらんでのぅ。
いや、関西の方々が全員そうじゃとは、言わん。
言わんが、の。
儂の知り合いたる関西人は、間違いなく、コレじゃからの。
儂的には、コレが、ジッ・関西人なんじゃてな。




