激闘!ラグラクス戦、再び!小型竜種を添えて。
最初はラグラクスを倒し、小型竜種を屠るつもりだったダリルさんなんじゃがの。
刀は斬れ味が良いが、ラグラクスにぁ威力が足りんでのぅ。
プラティオン製じゃて、ホンマモンの刀より頑強じゃ。
普通なれば、折れちょるか、曲がっちょるでな。
じゃが、一挙にカタぁ付けるにぁ、役不足ちゅうヤツじゃて。
ほじゃけぇ、大剣鉈へ替えたいトコなんじゃが、小型竜種が邪魔じゃ。
それに、小型竜種を屠るには、槍か刀が適しちょろう。
ちゅうて、スーパーボールが如く跳ね回るでのぅ。
槍で突くよりは、刀で斬る方が良かろうて。
ダリルさんも、同様に考えちょるようなんじゃがの。
小型竜種を屠ろうとしたら、ラグラクスが邪魔しおる。
コヤツ、案外、頭が良いんかえ?
「ふむ、埒が開かんな。
素早く動くには狭過ぎる。
下手に晶石にて攻撃すると、狭過ぎて、俺もダメージを負うだろう。
火晶石なんぞ、自爆するようなモノだ。
水晶石で刃に水を纏わせ、流動させつつ斬れ味を増してはみたが。
ラグラクス相手では、なぁ。
氷晶石は、相手の動きを鈍らせれるが、コチラにも影響がある。
増援を考えると悪手だろう。
風晶石では威力不足は否めんだろう。
やはり、晶石頼りは、しない方が良かろうな」
考えを纏めちょるんじゃろか?
状況整理的なコトをの。
晶石ちゅうんは、確かに便利なんじゃがの。
そん威力が、狭い場所では仇になるみたいじゃて。
っと、また誤爆かぇ?
「ソコだっ!」
ドコじゃ?
『マスター?』
ラグラクスへ噛み付き、動きが止まった小型竜種へ、ダリルさんが斬り掛かる!
噛み付いた頭と胴体が斬り離されたぞぃ!
ラグラクスが跳ね飛ばそうとするが、足に食い付いた頭は離れない。
胴体を失い、質量が減ったせいじゃろな。
鬱陶しそうにしちょるが、結構深く噛み付いちょるみたいでのぅ。
アリャ、容易くは外れんじゃろて。
何せ、噛み付いた瞬間に斬り離された頭が、反射的に顎に力が。
瞬間的にじゃが、強力な噛み付きにてラグラクスの肉へ食い付いた感じなんじゃろ。
火事場の馬鹿力みとうなヤツじゃろか?
肉体損傷のストッパー的なんが、外れたんじゃろな。
まぁ、半分どころか、確実に死ぬ状態じゃて。
抑制なんぞ不要じゃろう。
しかし、こん小型竜種ちゅんは、頭が悪いんじゃろか?
同胞の末路を見たら、同じコタぁせんハズなんじゃがな。
ダリルさんしか見ちょらんみたいでの。
次々にダリルさんへ攻撃を。
そん攻撃も、躍び跳ねながらの体当たりか噛み付き、風の刃や槍を。
ワンパターンじゃて。
まぁ、他に攻撃手段がないんじゃろがな。
ちゅうか、ラグラクスさんはアクセサリーを。
そがぁに、ジャラジャラと付けんとものぅ。
ん?
アクセサリー増援が止まったかえ?
『マスター?』
なんぞえ?
『言い方が、悪趣味ですよ?』
あー
ま、のっ。
小型竜種の増援が止まったでな。
ダリルさんは、刀へ水晶石から放った水を纏わせる。
これなんじゃが、刀の汚れを落としちょるんじゃよ。
つまり、ダリルさん的には、戦闘終了、ちゅうヤツじゃな。
刀を納刀し、大剣鉈を背の背嚢から外す。
しかし、よう出来ちょるのぅ。
引っ掛ける感じじゃのに、アンだけ動いても外れちょらん。
まぁ、小型竜種による背後からの攻撃にも、背嚢込みで避けちょったダリルさんも、大概じゃがの。
こん納刀と抜剣なんじゃが。
行うとる間にも、ラグラクスからの攻撃が。
いやいや。
確かに小型竜種の斬り離された複数の頭が、ヤツの身体に食い込んじょる、ちゅうてもじゃ。
並みの狩人なれば避けるコトも出来んのじゃが?
ちゅうても、戦い始めに比べたら、カナリ勢いが落ちちょるでな。
で、抜いた大剣鉈にて、ラグラクスの首が刎ねられ、盛大に首が飛ぶ。
ちゅうか、なんちゅう威力じゃ!
「ふむ。
矢張りプラティオンにて造り、正解だったな。
以前の得物であれば、破損を考慮せねばならなかっただろう。
しかし、場合により武器は切り替えるべきか。
良い経験となった」
そがぁなん言っちょるがな!
普通は複数の武器を持ち歩かんからのっ!!




