↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
486/527

う〜ん、ダリルさんに、罪はない。狩っただけじゃて。じゃが、大惨事じゃ!

人間ちゅうか、生きモンにはな、何事にも心構えちゅうをが、要るんじゃよ。

なんの予兆ものぅて、イキナリ、コトが起これば、なんも対処できん。

認識も付いてコンもんじゃて。


特に、今回は酷い。


沙織さんは、まったくダリルさんの姿を追えては、おらんかったでな。

なんも無い状態にて、狼とトカゲの首が、刎ね飛んだ訳じゃ。

で、一斉に血の噴水じゃて。


コレに意識を付いて行かせるなんぞ、は、のぅ。

一瞬なにが起こったのか、分からんかったじゃろて。

で、認識した瞬間、恐怖も、じゃが、状況に脳が追い付かんでな。

オーバーフローして、キュー、ちゅうてのぅ。


こりゃ、訓練しようにも、こがぁなシチュエーションは、普通は起こらんで。


一方、ギーゼットの方じゃが。

コチラは自然界にて、生き死にの境遇を潜り抜けて来ちょるでな。

コン程度では、気を失のぅたりは、せん。

じゃが、流石に仰天して、跳び上がっちょったが。


儂みとうに、全てを認識できちょりゃあ、こがぁなんは、なぁ。


『無茶言わないで下さい。

 常人、いえ、達人にも不可能です!

 アニメや映画などの、架空人物じゃないのですからね!』


ん?

ちゅうコトは、じゃ。


『なんです?』


そがぁに、イヤそうに言わんとものぅ。

いや、単にの。


『単に、なんです?』


アニメの主人公みたいじゃ、ちゅうて、のぅ。

儂も主人公みたいに、格好良いんかえ?


『何を言い出すのかと、思えば。

 マスターは、映像を観ているだけでは、ありませんか。

 何処に、主人公要素が?

 主人公と呼ぶならば、ダリル様では?』


おおっ!

確かに!

ダリルさんは、主人公ちゅうに、相応しいわい!


で、そん主人公なダリルさんは?


『ウォーゲルグと言う狼と竜種の首を刎ねた後、奥へ走り去って行きましたね。

 今は映像を止めましたが、止めるまでに、何処まで進んだコトやら』


いや、走って行ったんは、知っちょるぞい。

じゃが、映像が追付いしちょらんでのぅ。

肉眼では確認できちょらんのじゃよ。


『その言い方ですと、肉眼以外では確認できているコトになりますが?』


そがぁなん言うでなぁ。


『なんか、呆れられてます?』


いやいや、儂も微電流探索できるんじゃが?

そがぁに告げるとの。


『もぅ、無茶苦茶ですね。

 人間レーダーですか?』


ちゅうてな。

失敬な。

そがぁな精度が劣るんと、同じにせんで欲しいわい!


『はい?

 え?

 いや、レーダー並みの索敵範囲を人が有する自体が、異常なのですが?』


なーん言っちょんなら?

微電流探知なれば、360度の範囲を索敵できるんじゃぞい。


地中や水中もじゃし、数十キロは軽く索敵できるでな。

しかも、じゃ。

物の形状や動きもトレース可能なんじゃぞ。


建屋ん中でさえ、索敵可能じゃて。

まぁ、絶縁物質で遮られたら、索敵できんちゅう、欠点はあるがの。


『あの〜』


なんじゃ?


『本国でも再現不可能な技術なんですが?

 マジで?』


マジ、じゃな。


『どうやって?』


知らん!

雷晶石の力なんじゃろな。

カリンちゃん、ちゅうか、ダリルさんの微電流探索を真似ただけじゃてな。

使えるから、使っちょるだけじゃ!


『いや。

 胸を張って言われましても。

 ふぅ。

 沙織も復帰しましたので、映像を再開しますか?』


ん?

エロう早かったのぅ。


『肉体へ影響を及ぼす前に情報を遮断し、時間を高速化させつつ、精神を癒しましたので。

 まぁ、映像世界だからこそ、可能な技と言えますね』


「う、うぅ〜ん」


をい。

『なんでしょ?』

なんでしょ、じゃあ、無いわい!


映像を先に進めんかい!

コン侭じゃ、また沙織さんが、気絶すんぞっ!


なんせ映像が止まっちょる。

ほじゃけぇ、スポポーン首刎ね状態の血噴水状態じゃてな。

気絶から醒めて、また、こがぁなシーン目の当たりにしたら。


あっ!


「キュー」


ほれ、みい!


『失礼しましたぁ!

 直ちにシーンを進めます!』


ったく。

まぁ、ジェミアさんはAIなんじゃけぇ、こがぁな機微を押し付けるんが、間違いかぇ?


ふぅ。

儂ん指摘が遅かったわい。

済まんかった!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。