↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
485/527

遺跡ん中は無法地帯じゃてなぁ。おっ!狩るんかえ?

ダリルさんが呟いておったが、多分、野鼠がやらかしたんじゃろて。


ん?

なにを、かえ?


そらぁアータ。

コールドスリープしちょる竜種を解放しよったんに、違いないわえ。


なにせ、コン辺りにゃあ、竜種ちゅうんは深層にしか居らんでな。

そがぁなんが、崖山ん頂上へ生息しちょるハズものぅ?


そがぁなんが居る、ちゅうコトは、じゃ。

以前にジェムのヤラかし通りなんじゃろて。


つまり、コールドスリープにチョッカイ掛けて、寝ちょるヤツを起こした、ちゅうコトじゃな。


そがぁにして解放された竜種なんじゃが、ココへ潜り込んじょる野鼠やイタチなんぞを、喰らっちょるみたいじゃて。


起きて然程、時間が経っておらんのかも。

ちと、動きが鈍いでな。


『いえ、ソレは、どうでしょう?』


ん?

どう言う意味じゃ?


『相手は変温生物となります。

 恒温動物とは違い、周囲の温度に影響され易い生き物となります。


 コールドスリープから覚め、辺りは洞窟内にて太陽からの熱は入り込みません。

 ただ洞窟内の温度は、人が過ごし易い温度であり、徐々に身体が暖まりはするでしょう』


あー

良く、ワニなんぞが、日光浴しちょる、アレじゃな?


ちゅうコトは、じゃ。

アンくらいに、身体ちゅうんを暖めんと、マトモに動けん、ちゅうコトかいな?


じゃとしたら、動きが鈍いんも、仕方あるまいてな。


「チッ。

 チョコマカと。

 ココでは短槍より、コチラが良いか」


ダリルさんが、竜種の動きを見てのぅ。

今はウォーゲルグちゅう、中型の狼と竜種が戦っておってな。


岩壁を用いて、スーパーボールが跳ねるか如く、縦横無尽に動き回ってちょるわい。


突くちゅう、点を狙う遣り方じゃと、この場合には、のぅ。

じゃと言ってじゃな。

大剣鉈を振るうにゃあ、狭過ぎるでのぅ。


そうなれば、じゃ。


「今回は使う気が無かったのだがな。

 首でも落とすかね」


そがぁなん言いなが、短槍を腰の鞘へ入れた後、刀を鞘からの。


ちなみに、短槍の鞘と刀の鞘は、同じモンじゃ。

両方が収まる形じゃてな。


こがぁな造りにするとじゃ。

普通なら鞘が保たん。


じゃが、プラティオンにて造られた鞘の耐久力は、半端ではないでな。

ちゅうか、壊せるもんなら、壊してみい、ちゅう位じゃ。


そがぁな鞘にて、槍と刀を換装したダリルさんなんじゃが。


「ふむ。

 アヤツらの争いに、割って入るのも無粋ではある。

 だが、この侭では、素材が傷んでしまうな。

 致し方ない」


そがぁなん言っちょるんじゃが?

ギーゼットが、呆れたように、見ちょるぞい。


ちゅうか、ダリルさんや。

ココには、ラグラクスの素材を回収しに来たんじゃよな。


既にテンゾルやハーマットの素材にて、ギーゼットの収納袋は埋まっておる。

ダリルさんの背嚢も、ラグラクスの素材を回収したらのぅ。


そらぁ、隙間を埋めるように入れるコタぁできるじゃろ。

じゃが、全てを回収するコトは、のぅ。


ちゅうか、早速狩り始めちょるわい。

いやいや。

儂は、ダリルさんの速さに付いて行けるでな。

そん挙動を見るコトも可能じゃて。


じゃが、普通は無理じゃからの。

まぁ、沙織さんしか、対象は居らんのじゃが。


「ヒッ!

 狼とトカゲの首が、イキナリ飛んでるぅ!?

 鮮血が、吹き出して・・・」


あ、流石にショッキングじゃったかえ?

「キュー」ちゅうてな。


まぁ、現代人、それも都会のモンじゃと、慣れんけぇなぁ。

っか、儂も最初はの。


っか、儂ぁ、獣や鳥を捌くんもじゃが、達人さん方々の合戦をのぅ。

そがぁなんを、擬似経験じゃが体験しちょる訳じゃ。


ほじゃけぇ、こん位なれば、なんともないわい。


まぁ、衝撃を受けちょるんは、ギーゼットもじゃがな。

そりゃあ、イキナリ獲物の首が飛べば、のぅ。


コチラは、純粋に驚いた!ちゅうてな。

そらぁ、ダリルさんが狩ろうちゅうて、動き始めたのは知っちょる。

じゃが、姿が追えんとは、思っちょらんでな。


で、急に首がスポポーンちゅうてな。

そらぁ驚くわい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。