ハゲルさん、体内晶石にて、ダリルさん講義勃発じゃ!てな。
まぁ、人造種末裔なれば、晶石を操る可能性がある、ちゅう訳じゃな。
ほしたらの。
「んー、っと、なんでぇい。
そん人造種末裔てぇのは、よぅい。
晶石が体内に出来易いてぇ、訳けぇ?」
そう尋ねられたダリルさんがの。
「個人差があるみたいだがな。
俺が知る限りでは、男性より女性の方が素質があるみたいだ。
コレは、里人が助けた女性放術師に、素養の確認されたさいの、男女比率的に判断した結果だな。
村へ物資を運ぶ護衛だった里人に対し、放術師検査をして貰ったんだがな。
明らかに女性の方に適正者が多かった」
まぁ、コチラの世界なれば、狩人となるのは男性が多い。
じゃが、ダリルさん世界では、女性狩人も多いでのぅ。
護衛に就いていた狩人の半分近くが、オナゴじゃったでのぅ。
そん中で適正者は、女性の方がな。
「それでも、適正者は多く無かったのでな。
ハゲルだけ適正が無かった訳でもない。
っと言うか、雷晶石を身に宿す者は、基本的に少ないらしいのだ。
雷晶石を宿しておらん者は、放術を使えんし、むろん付与もだな」
そう説明するとじゃ。
「ってぇいコタぁ、人造種末裔てぇヤツがよぅい。
必ず放術が使えるんじゃぬぇい、って訳けぇい?」
「そうなるな。
体質なのか、環境なのか、原因は分からん。
だが、人造種末裔でないと晶石は扱えんみたいだ」
異議あり、じゃっ!
儂ぁ、人造種末裔では無いでな!
そん理屈は合わんぞい!!
『いや、マスターは次元エネルギー改造体ですよね?
通常の肉体では、ありませんが』
んじゃ、そん改造体ちゅうのは?
はい、いや、シツコイ?
すんまそ〜ん。
認めたく無いモノだな、老化ゆえの過ちと言うヤツは。
『若返ってますよね?
大概にして下さい。
何度目ですか!?』
何度目じゃ?
『知りませんよ、そんなコト!』
あー
怒らせたかえ?
困ったもんじゃて。
「まぁ、ハゲルが人造種末裔であるコトは、間違いなかろう。
で無ければ、朝鍛錬で俺に合わせれんだろうからな。
辛うじて鍛錬に付いて来れるファマルは、血は薄まっておるが、人造種末裔の一人であろうよ。
まぁ、ガンレートとシムエルは違うだろうがな」
「ま、なんだねぇ。
ハゲルが人造種末裔ってコトは了解さね。
で、適正がない末裔も居るってコトさね。
で、ハゲルは適正がなかったんだよね?
なら、なんで、晶石が?」
ロゼッタ嬢が尋ねるとじゃ。
「分からん。
だが、俺たちの体内晶石より、遥かに小さいな。
コレが元からなのか、新たに造られたのかだ」
その様に告げるとの。
「新たに造られたらさ。
何か問題があるの?」
カリンちゃんが不思議そうに。
「いや、問題はないだろう。
だが、新たに造られたのであれば、その晶石は育つ可能性がな。
なれば、放術が使えるレベルの雷晶石になる可能性もある訳だ」
「つまり、なんけぇ?
俺ぁ、今は放術てぇいのを使えねぇいがよぅい。
ソレが使える様になる、ってぇんけぇい?」
ハゲルさんが、驚いたようにの。
「ソレは、分からん。
分からんが、可能性としては、有り得るだろう。
だが、それには、まず、晶石が育って使えるクラスの雷晶石になる必要がある。
だが、雷晶石が体内に存在しても、放術が使えるとは限らん」
「そうなんけぇ?」
「ああ、里人の何人かは、体内へ雷晶石が存在したらしい。
だが、それを扱えなかったみたいだな。
俺も詳しくは知らんのだが、精霊が告げるには生き物の体内には雷が走っておるそうな。
それにて身体を動かしておるらしい。
その雷を無意識レベルで体内雷晶石へ流し、それにて雷を操る。
ソレが出来ない者は、体内へ雷晶石を宿しても、放術は扱えんだろうな」
そうダリルさんが説明すると、皆が首を捻る。
「ちょいと、お待ちな。
アタイ達の身体に雷が、かい?
危なく無いのさね?」
まぁ、電流が流れちょる、ちゅうたらな。
じゃが、筋肉を収縮させちょるのは、電気信号じゃて。
視神経に流れちょるんもの。
そがぁな知識が無ければ、天から落ちる雷を想像するからのぅ。
仕方あるまいて。




