ダリルさん?生体電流を、かえ?マジでぇ?
儂らの文明レベルなれば、じゃ。
肉体に電気信号ちゅうか、パルス的な信号が流れちょるのは、一般人でも理解できるじゃろうて。
じゃが、ダリルさん世界ではのぅ。
「知らん!
精霊様が、そう言っておるのだ。
そうなのだろぅ。
まぁ、仕組みは分からんのだが、実際に体内雷晶石を扱えておるのでな。
ただ言えるのは、雷晶石と言うより、微電流を扱えるようになってから、身体を動かすのが容易くな。
体内に流れる微電流か?
それも感じられておる。
まぁ、放出しておる微電流より、遥かに繊細ゆえ、感じるのは困難ではあるが」
ダリルさんが、そがぁに告げるとじゃ。
「えぇっ!?
そんなん分かんないよぉ!
本当にぃ?」
カリンちゃんが、ビックリしちょるわい。
まぁ、彼女も微電流を放出できるでな。
ちゅうか、ダリルさんが微電流を扱えるようになったんは、彼女のお陰じゃて。
っか、生体電流なんぞを、よう感知できるのぅ。
儂ぁ、意識したコトも無かったわい。
ふむ。
試してみるかえ?
ま、そがぁに簡単じゃ無かろうがのぅ?
ぬっ?
おや?
こがぁにハッキリと分かるんかい。
ふむふむ。
肉体の生体電流を操れば、思考速度も上がるし、肉体操作も楽になりそうじゃな。
『マスター!
ストップ!
その試みは、中止してください!』
なんじゃ!?
どがぁしたんなら?
『どうしたも、こうしたも、ありません!
その試みは、リアルの肉体の方にも影響が出ております。
コチラ側にて肉体の制御へ介入し、過剰信号を抑えましたが、肉体への高負荷となりますので、控えてください』
あや?
ココぁ映像世界じゃったわい。
しかし、リアルの方にかえ?
『ご自分の肉体を意識されて行われたからでは?
ご存知の通り、映像世界ではリアルよりも、環境そのものが加速しております。
そんな高速化世界から、リアル世界の肉体へ干渉するのです。
身体に負荷が掛からないハズがありません』
た、確かに。
ちゅうか、え?
確かリアルでの1秒に、映像世界では数年は過ごせるんじゃったか?
『そうなりますね。
以前より加速されております。
これもマスターが、幻想機経由ではありますが、次元エネルギーとの同調率が上がったためかと。
そのためか、マスターの肉体強度もカナリのモノとなります。
ゆえに、今の過剰負荷にも耐えられましたが、常人なれば即死していました。
もう少し考えて、ですね。
っと言うか、何かする前には、相談して頂けます?』
あー、確かにのぅ。
尤もな話しじゃて。
じゃがの。
『じゃが、なんです?』
ジャガイモじゃ。
『叩きますよ?』
冗談じゃ、ちゅうか、昔のコマーシャルが頭に浮かんでの。
つい。
『つい、じゃ、ありません!
で、何なんですか!!』
あー、いやの。
今のもじゃが、思い付きでの。
人ちゅうんは、じゃ。
『なんでしょ?』
思い付きで、無意識ちゅうか、咄嗟に行うコトが、のぅ。
ほじゃけぇ、行動前に相談ちゅわれても、じゃな。
『あー
はいはい。
分かりました。
コチラで監視管理いたします』
手数掛けるのぅ。
『ソレは言わない約束よ、でしたか?』
お!
お約束が、分かるようになっちょるでは、ないか。
重畳、重畳。
「何気に、お二人は、仲が良いですね」
ほうかのぅ?
『!?
どうして、そうなるのですかぁ!?』
ぬ?
ジェミアさんは、嫌なんけぇ?
『いや、嫌とかでは?』
今、いや、ちゅわんかったかい?
『揚げ足し取らないでください!
っと、映像に戻りますよ!』
誤魔化されたわい。
「そうですね」
『二人とも?』
!?
何でもないわい。
ほれ、映像を観るんじゃろ。
『まったく』
で、結局は、定期的にハゲルさんを検査するコトにの。
三人娘が帰って来たら、三人も検査するちゅうコトじゃて。
ロゼッタ嬢は、雷晶石を操る鍛錬を。
カリンちゃんが補助で行っておるわい。
「俺ぁ、もうちょい鍛治してくらぁな」
ちゅうて、ハゲルさんは鍛冶場へと。
ダリルさんは後片付けした後、武器の試し切りへ行くみたいじゃな。
何処行くんじゃろか?




