ロゼッタ嬢を検査するみたいじゃてな。
ロゼッタ嬢に物語りの主人公か?ちゅわれとんじゃがな。
それを聞いたダリルさんは、何のコトちゅう感じでのぅ。
首を捻っちょんじゃが。
「今の話しで、物語りの主人公的なトコがあったかね?
ごく、当たり前な話しだと思うのだが」
まったく理解できん、ちゅう感じじゃてな。
「いやいや。
賊を倒して、って、ん?
何人で討伐したんだい?」
「ん?
何人?
あんな雑魚は、一人で十分だが?
中層へも行けん半端者なんぞ、寄せ集めても脅威にもならんのでな。
まぁ、浅層狩人や、行商人にとっては、十分な脅威らしかったが、所詮は己より弱い相手にしか襲い掛からぬ雑魚だ。
深層狩人の俺からしたら雑草を刈るより容易いでな」
「アンタねぇ」
ロゼッタ嬢が頭を抱えてちょるわい。
「んでぇ、どう言う状態なんでぇい、コレ」
自然覚醒したハゲルさんが、頭を抱えるロゼッタ嬢を見て、戸惑っちょるわい。
「いや、以前に賊を討伐し、攫われておった女性達を救出した話しをな」
「それで頭を抱えるんけぇ?」
頭の上へ、クエスチョンマークが飛び交っちょるようなかおじゃてな。
「あんねぇ。
その賊討伐を一人でして、賊を雑魚あつかいだわさ。
そんでもって、それが、当たり前と言われたらねぇ」
ロゼッタ嬢が困ったようにの。
したらハゲルさんがな。
「いやいや。
国崩しの深層狩人様だぜぇい。
別に不思議なコタぁ無かろうようい」
まぁ、そがぁ風に言われたら、の。
「まぁ、そうなんだけどさぁ。
でぇ、その助けた女性達の中に、放術師が居たから、放術師かを調べて貰った、てぇ感じなんだわさ。
ソレを真似て、アタイを調べようか?ってね」
「はぁ?
なんでロゼッタを調べんでぇい?」
まぁ、ハゲルさんは惚けちょったで、知らんわなぁ。
「なんかさぁ、アタイが晶石あつかえるんじゃないか、ってんのさね。
で、調べようか?って言うからさ。
どうやって?ってね。
で、さっきの話しさね。
放術師に適正調べて貰ったから、遣り方を知ってる、ってんのさね」
「いや、そのな」
「なんさね?」
「なんで、ロゼッタが晶石を扱える話しになったんでぇい?」
まぁ、そうなるわな。
「ああ、そうだったねぇ。
いやね。
アタイがさ、ダリルの飯を食べて惚けた後、元に戻るのが一番早いからさ。
それ、晶石が関係してるんじゃ?ってさ」
因果関係が全く分からんのじゃがの。
まぁ、ダリルさんは、なんか感じたんじゃろて。
「ほぅ?
それで、晶石適正が分かるてぇのけぇ。
便利だぬぇい」
「いや、確定ではない。
可能性の話しだ。
まぁ、その考えに至ったのは、カリンが惚けずに食べたからなんだが。
俺の料理を惚けずに食べたのは、俺とカリンだけだ。
共通点は、二人共に放術と付与が扱えるコトだな。
それを鑑みるに、覚醒が早いロゼッタにも、晶石が関わっている可能性がな。
まぁ、推論にすぎん。
だが、俺が明確に適正を調べられるのでな」
「なるほどぬぇい。
だから確認てぇわけだぬぇい」
そうなんじゃろうなぁ。
まぁ、それで分かれば、新しい晶石適合者の判別方が確立できるじゃろうて。
『ですが』
ん?
なんじゃ?
『その方法は、ダリルさんにしか、行えませんが?』
あ゛。
確かに、のぅ。
こん方法には、ダリル飯が必要じゃて。
で、ダリル飯作れるんは、ダリルさんのみじゃてな。
ふむ。
普及は難しいじゃろうて。
『いえ。
難しいと言うより、不可能では?』
まぁ、そうなるかぇ。
っと、ダリルさんが、ロゼッタ嬢の背後へと。
背に手を当てちょるな。
ん?
パルマ嬢は、肌へ直接触れちょらんかったかえ?
衣服越しには無理ちゅうとったような?
「うむ。
十分な雷晶石が存在するな。
ちと、雷晶石を刺激するぞ」
「はい?
何を?
ひゃっ!?
何すんさねっ!」
「いや、だから、雷晶石を刺激すると告げたであろ。
今の感じでは、雷晶石を感じれれたみたいだな。
やはり、素養はあるみたいだぞ」
まぁ、ダリルさんみたいに、容易く晶石を操れるようにはならんじゃろうがの。
パルマ嬢にて素養が有るとされた里人も、直ぐには扱えちょらんかったでな。
しかし、本当に晶石をのぅ。
驚いたわい。




