カリンちゃんや、そがぁに惚けちょったコトを否定せんでも、のぅ、
刀削麺を食べた二人の挙動がオカシイゆえ、カリンちゃんが不審に思ったようじゃな。
「カリンも最近までは、あのようになっておったぞ」
ダリルさんに、そう告げられてな。
「うっそ、でぇ〜い。
オイラ、惚けてなんかいないやぁ〜い!」
ちとオコな感じでな。
それへの。
「ふむ。
惚けておった時の記憶は、やはり無いと。
だが、料理が美味かったコトは、覚えておるのだな」
「だからぁ!
オイラ、惚けて無いってばぁ!」
そのように告げるカリンちゃんにの。
「なれば何故、ハゲルとロゼッタが惚けるように食すのを、指摘するのだね?
俺以外の全員が、何時も、アノ状態なのだが?
惚けておらんのならば、知っておろうに」
そう指摘され、カリンちゃん、仰天じゃてな。
「へっ!?
オイラ、二人が惚けてるの、見たこと無いよ?
って、あれ?
それだったらさぁ。
ファマル姉ぇ、ガンレート姉ぇ、シムエル姉ぇ、も?」
「ああ、皆が惚けるように食べておる。
カリンが最後に覚醒しておったゆえ、知らぬだけだ」
そう告げられ、カリンちゃんが頭を傾げる。
「え〜っ。
それだったらさぁ、なんで今日は大丈夫なんだよ。
変じゃね?」
まぁ、ほうなんじゃがな。
おそらくは、じゃ。
「身体が成長して耐性ができたのだろう。
いや、晶石に対する身体が出来上がったのか?
おそらくなのだが、晶石を操れるかどうかが、惚ける、惚けないに、関わっているのではないか?
まぁ、俺の所感ゆえ、正しいかは分からんがな」
「ふぅ〜ん、そうなんだね。
けどさぁ。
こんなに美味しいのに、惚けるように食べて、味が分かるのかなぁ?」
旨そうに食しつつ、二人を見て告げる。
それに対しての。
「ふむ?
それに対しては、俺は分からんな。
なにせ、アノような状態になったコトが無いのでな。
っと言うかカリンは、今までに食べた料理のコトを覚えておるのだろ?」
そのように尋ねるとじゃ。
「うん!
全部覚えてるよ!
あんなに美味しいの、忘れる訳ないじゃん!」
うむ。
良い笑顔じゃ!
「それが晶石の影響かは分からんが、惚けるように食べておっても、美味いと言うコトは、分かるのだろう。
いや、美味いから惚けるのか?
自分で作っておいてなんだが、間違いなく美味い。
これは、マル芋粉を溶いた湯にて、灰汁抜きしたコトが原因であろうな。
ハッキリ言って、以前に作った料理でも、以前より遥かに美味くなっておるからな」
「へー、そうなんだぁ〜」
ん?
二人が話しちょる間に、ロゼッタ嬢が覚醒したようじゃな。
カリンちゅんが惚けちょらんのを見て、慌てちょるわい。
「カリン、アンタもう惚けてないのかい?
早くないかい?」
驚いちょるのぅ。
「いや、カリンは惚けておらんのでな。
別に早く覚醒した訳ではないぞ」
そうダリルさんが指摘を。
「はい?
そうなのかい?
なんか有ったのかねぇ??」
そんなロゼッタ嬢へカリンちゃんがの。
「ロゼッタ姉ぇが、そう言うってコトはさ。
本当にオイラも惚けてたんだぁ〜」
うむ、ビックリしちょるの。
「なんだ。
信用しとらんかったのか?」
意外そうに。
「いや、だってさ。
全く惚けてた記憶がないしさぁ」
まぁ、自覚が無かったらのぅ。
「だから、さっきも言ったであろう。
おそらくだがカリンの成長にて、晶石との適合が進んだのであろうと。
体内には雷晶石が存在しておる。
コレが影響しとるのだろうな」
そうダリルさんが告げるとの。
「ほぉー
そうなんさねぇ。
しかし、晶石と適合すると、そんなコトまで起こるんさねぇ」
ロゼッタ嬢が関心した様に告げちょるんじゃがの。
そんな彼女へダリルさんがの。
「おそらく、だがな。
だが、その観点から考えるに、ロゼッタ、おまえ、晶石が扱えるのやもしれんな。
何時も誰よりも早く覚醒してぁるだろ?
それを鑑みるとな」
うや?
ダリルさんが、何やら言い始めたんじゃが。
マジかぁ!




