当時、日本では知られちょらんかった刀削麺。斬新で新しいハズじゃが?古い?頭にウジ湧いちょらんか、審査員!
湯掻いた乾麺である刀削麺を、微塵切りにし炒めた具材と絡めるように炒めた後、スープを注いじょるな。
そん後にて、水溶き片栗粉のような。
いや、片栗ちゅうよりも、葛粉を溶いた感じかえ?
香ばしくも焼き上がった麺と具。
こんに投入された淡い味のスープ。
そんスープが、具材と調味料および香辛料にハーブなんぞとの。
味が移りて玄妙たる味わいとなったスープが、葛粉ちゅうか片栗ちゅう感じの溶かし液を入れられてのぅ。
トロ〜ントロで、ツルンツルンな光沢が。
スープへ、得も言えない程のトロミが、の。
「良し!
簡単だが、昼はコレで勘平して貰おう。
まぁ、量的には、文句は出まい」
そりゃあ、のぅ。
一つだけ量が少ないんじゃが、ありゃあカリンちゃんのじゃろ?
そん量が、コチラん世界にてパスタ屋で出される通常のパスタ量よりも。
う〜ん。
三倍は有るかのぅ。
以前は通常パスタ量の三分の一も食べれちょらんかったんじゃがな。
食えるようになったもんじゃて。
食うちゅうコトは、身体を維持する、ちゅうコトじゃ。
さらには、身体を成長させる栄養を得るちゅうコトでもの。
食えるようになったけぇじゃろうな。
以前より背が高くなっちょる。
さらに身体が丸みを帯びて来てな。
胸部も、それなりに、じゃな。
ちゅうても、まだまだ成長過程ちゅう感じではあるんじゃが。
で、他の三人さんなんじゃがな。
ダリルさんが、カリンちゃんの三倍。
ロゼッタ嬢が二倍じゃて。
で、ハゲルさんは五倍かい?
通常パスタ量の十五倍前後なんじゃがの。
もはや人が食える量には、思えんのじゃが。
ちゅうてもの。
ハゲルさんの前に置かれたら、通常パスタの大盛りにしか見えん。
いやいや。
ハゲルさんの巨体なれば、普通の量なんじゃろか?
で、食べ始める訳なんじゃがの。
ハゲルさんとロゼッタ嬢は、何時もの通りじゃ。
味に魅了されちょるんじゃろうなぁ。
惚けたように、黙々と。
まぁ、分からんでもない。
しかも、じゃ。
味もじゃが、こん香り、が、の。
いやの。
食卓へ並べられた時から、そん放香には胃袋が掴まれる感じでなぁ。
で、一口ほど口へと。
こ、これはっ!?
こんトロミが、旨みだけでのうて、香りまで絡め取っておったとは!
こんトロミが麺に絡まり、具材を巻き込んで、口内へと。
刀削麺らしい麺の、薄い箇所がの。
なんちゅうか、ヒラヒラしちょってなぁ。
逆に太い箇所へと。
しかし。
儂が前に食ったヤツぁ、薄い箇所が、こがぁにヒラヒラちゅう感じまで薄くなかったんじゃが?
太い方も、豚骨ラーメンに使われるストレート細麺ちゅう感じでなぁ。
いや、え?
これ、削り出したんかい!?
太い箇所はシコシコで、かつ十分な弾力を。
噛んでいくと、シコシコ、モッチリ、じゃ。
プツリプツリちゅうて、歯で麺が。
薄い箇所はフルフル、プルプルでな。
ソコが、餡掛け風なスープを絡め取り、麺と具材にスープが、口内をっ!
こ、こりゃあ、堪らん!
「ダリル兄ィ!
美味いね、コレ!
なんか最近さ、夢中で食べてたからなぁ。
美味かった〜って感じなんだけど、良く思い出せなくてさぁ。
でも今日は、シッカリと、味わえてるよ。
うん、美味しい!」
おぅ!
アチラの世界にてダリルさんの料理を、翻弄されずに食せたのは、カリンちゃんが初では、なかろうか。
『さようですね。
マスター以外で、アノような料理への耐性を持ったのは、カリンさんが初めてでしょう。
やはり、晶石を操る力が、何か関係しているのでしょうか?』
ほうかも知れんのぅ。
しかし、こん麺料理は美味いわい。
なんや漫画では、新しゅう無いちゅうて、評価を下げちょったが、課題は麺料理じゃてな。
課題に新しい、ちゅうんを、明記しちょらん。
明らかに、運営の不備としか思えんのじゃがな。
まぁ、主人公が主人公だけに、仕方あるまい、ちゅう感じかぇ?
じゃが、当時の日本では知らんモンが多かった刀削麺じゃぞ。
中国ではポピュラーやも知れんが、日本では斬新で新しいハズじゃ。
こん観点から鑑みて、如何に審査員が無能かが、良く分かるちゅうもんじゃてな!




