表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
452/458

出掛けたエピソードを語りましょうわい。

「話しが進まん。

 続けるぞ」


「あ、済みません。

 ん?

 コレって、私が悪いのぉ!」


「まぁ、まぁ。

 で、ダリル様、お続きを」


騒ぐファマル嬢をシムエル嬢が抑えておるわい。


「うむ。

 まぁ、なんだ。

 商隊を避け、宙へ退避したコトで宙を走れるコトに気付いてな。

 その侭、風道を伸ばし鉱山へ向かったのだよ。


 理屈は分からんが、風繭を纏いて風道を走れば、下道を行くより速く走れてな。

 一瞬の内に山へと着いたぞ」


そうダリルさんが告げるとの。


「ありゃあ、参ったずぇい。

 点の様に遠方に見えてた山がよぅい。

 ミルミル間に迫って来やがんでぇい。


 いや、よぅい。

 迫るてぇか、山がコチラへ飛んで来るみてぇに見えてなぁ。

 迫力満点過ぎからよぅい。

 まさしく、肝冷やしたずぇい」


ハゲルさんが思い出したのか、軽く冷や汗掻いちょるわい。


「ふぅ〜ん。

 そんなんなってたんだねぇ」


ロゼッタ嬢が思わず。

したらの。


「あれ?

 姐さんも、乗ってたんですよね?」


ファマル嬢が不思議そうに。


「あ、あぁ、そ、そうさねぇ」


バツが悪そうに。


「ん?

 ロゼッタは商隊にブツかりそうになって、空走り始めた頃から気絶してたかんよぅい。

 なかなか可愛いかったぜぇい」


シレっと告げちょるんじゃがな。


「アンタ!」


ほれ、怒られた。

まぁ、可愛いちゅわれて、まんざらでも無いみたいじゃがの。


「まぁ、山へ着いたら、ゲスな役人に絡まれたり、フォアハンド・レッドグリズリーに絡まれたりな。

 共に屠ったが、まぁ、良かろう」


「いやいや。

 サラリと流さないでぇ〜


 フォアハンド・レッドグリズリーって、町くらいなら、軽く壊滅させるヤツだよね?

 そんな軽々と」


ファマル嬢が思わず告げるとの。


「ファマルよぅい。

 ダリルと初めて会った時、コイツぁ鎧熊を皮革屋へ持ち込んでんだぜぇい?

 遥か上位種てぇヤツだぬぇい。


 そんなダリルが、遅れを取るハズがなかろうよぅい。

 っか、素材を傷付けないように、素早く目を射抜いて射ち殺してからなぁ。

 まったく相手になってぬぇいぜぇい」


「あの程度を狩れずに、森で狩人などできん。

 浅層狩人でも狩れるレベルゆえな」


「どんだけ、人外魔鏡なのよっ!」


思わずファマル嬢が突っ込むが。


「人外魔鏡、なの、か?

 ふむ?」


首を傾げておるな。

その後も、商隊との出会いと、少女リコを送って行った話しなどを。


「あっ!

 それで、今日の菓子は、味が違うんだね!」


カリンちゃんが嬉しそうに。


「そう言うコトだ。

 仕入れた品を使って作ったのでな。

 味わいが違うだろう。


 森から採取した品の方が品種も品質も上ではある。

 だが、質が安定せんのだ。


 だが、栽培管理された品は一定品質が保たれておる。

 ゆえに、安定した食べ易い品になる訳だな。

 普段使いには、コチラの方が扱い易いと言えよう」


「そうなんだね。

 オイラ、どっちも好きだけどさ。

 コッチの方が気楽に食べれる感じだね」


美味しそうに食べちょるわい。

では、ちょいと。


『あ、マスター!

 またぁ、まったく』


「まぁ、まぁ。

 ですが、確かに素朴で食べ易いですね。

 コレ、リアルだったらツイツイ食べ過ぎて太るヤツです」


なんか沙織さんが戦慄しちょるんじゃが?

あがぁにスタイルがエえのに、そがぁに気になるんじゃろか?

ん?


「で、コレから、どうするんです?」


ファマル嬢が三人に。

それへハゲルさんが。


「どう、ってぇ言われてもよぅい。

 明日から普通に鍛治だぬぇい。

 特にダリルの武具を打たにゃ、ぬぁんぬぇい、かんよぅい」


「そうだな。

 以前は藪漕ぎも兼ねておった。

 ゆえに、剣鉈としておった訳だ。


 だが、コチラで動くなれば、剣鉈より刺突も行える方が良かろうか?」


「そうさね。

 それも良いやもしれないわさ。

 けど、ダリルの場合は、峰での打撃も多様してんだろ?

 そうなると、剣鉈の形状は妥当さね」


ロゼッタ嬢が指摘し、鍛治談義へと。

こうなると、三人以外は付いて行けんようでな。

呆れたように離れて行ったわい。


じゃが、なかなかなに興味深いわい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ