ダリルさんの焼き菓子じゃな。実にウマウマ?そ、それは?
ダリルさんに諌められた者達は、物欲しそうに。
クゥ〜ン、ちゅう感じかや?
で、な。
「で、アタイには?」
ロゼッタ嬢が、そがぁなコトを。
したらダリルさんがの。
「ぬっ?
要るのか?
二人は昨日も食べておろうに。
先ほど昼食を終えたばかりだぞ。
食べ過ぎでは無いかね?」
そがぁに告げるとの。
「ダリルさぁ」
呆れたように。
「なんだね?」
そがぁに尋ねるダリルさんにの。
「甘い物は、別腹なんさね。
覚えときな」
じゃとさ。
まぁ、ロゼッタ嬢もオナゴゆえ、甘い物には目がノウてなぁ。
ちなみにハゲルさんじゃがな。
コチラは大の酒飲みじゃあちゅうのに、甘味もイケる口じゃて。
ちゅうか、甘味を摘みに酒を、のぅ。
まぁ、ウイスキーの摘みに、チョコや金平糖なんぞもあるでな。
全く合わんコトもない。
ちゅうか、じゃ。
酒中のは、ある意味では砂糖みたいなもんじゃて。
アルコールちゅうんはな、糖化させたモンを発酵させて、それをアルコールにしちょるでな。
自家製のビール作成キットなんぞもあるんじゃが、これ、作成過程で加糖すると、アルコール度数が上がるでな。
まぁ、日本には酒税法ちゅうんがあってじゃな。
勝手に酒を作ると罰せられるでな。
ビールもどきを、海外から醸造キット取り寄せて作るんは、出来るみたいじゃがな。
加糖し過ぎちょったら、アルコール度数が、のぅ。
バレたら罪にの。
まぁ、するモンは居らんじゃろうが、間違えてもアルコール作るでないぞぇ。
しかしのぅ。
昔は自家製の酒、ドブロクなんぞも造られちょったそうな。
じゃが、酒ちゅうんは金になるでな。
勝手に造られたら堪らん、ちゅう訳じゃ。
イカに国民から金を毟り取ろうか、考えちょるでなぁ。
まぁ、そがぁな輩は、一族郎党すべて、マザーが一掃したでのぅ。
今の日本は税制改革されつつあるんじゃ。
で、甘い汁を吸っちょった輩からは、全財産が没収されちょるでな。
銀行口座から隠し金なんぞも、全てじゃぞ。
データはAI達が根刮ぎじゃな。
物理的な資産は、次元的に移動させて取り上げちょる。
土地なんぞも、データ改竄にて、全て没収じゃ。
なにせ、微粒子レベルの探査機がバラ撒かれちょってな。
コレ、日本国が起こる前からじゃて。
そん探査機が集めたデータは、全て蓄積されちょるでな。
先祖代々からの悪行も。
いや、先祖が悪行にて得た金で企業した会社なんぞも。
をいをい。
そりゃ、厳し過ぎんかえ?
っと、話しが逸れたわい。
コレも酒飲みなハゲルさんが、悪いんじゃてな。
で、結局はロゼッタ嬢とハゲルさんも。
実に美味そうに食っておるわい。
まぁ、美味いんじゃがな。
沙織さんも、幸せそうに食っておるぞい。
ちなみに、少女は、二つ目をゲットして、幸せそうにの。
ぬっ?
ありゃあ、中にジャムみたいなんのが!?
なんじゃ、そりゃあっ!
別バージョンかい!
食うに決まっちょるじゃろがい!
うほぅ。
こ、これは、エえモンじゃてな。
ジャム?
ヤケにクリーミーじゃ。
ぬっ?
中心にクリーム?
カスタード系かえ?
いや、クリーミーじゃが、ヤケにシャリシャリと。
半分凍っちょる?
おぅ。
これで保存性を上げちょる訳かいな。
ふむ。
ロゼッタ嬢とハゲルさんは、種類が違うんを、少女が食しちょるのに気付いちょらんな。
甘いのぅ。
ほんに、甘もぅて美味いわい!
「さて、落ち着いたみたいゆえ、そろそろ発つかね」
「そうさね。
この子も落ち着いたみたいだし、行くわさ」
ふむ。
そろそろ帰るみたいじゃな。
少女がロゼッタ嬢に促され荷台へと。
で、ダリルさんが、牽き手じゃな。
「え?
人が牽くんですか?」
少女が驚いておるな。
「うむ。
俺が牽かねば、時間が掛かり過ぎるのでな。
では、行こうか」
そがぁに告げて、ダリルさんがの。
イキナリ宙へと駆け上がるのは、周りが混乱するで、止めた方が良くないかのぅ。
ほれ、騒ぎになっちょるわい!




