ギターね弾き方をコピーしたらの、なんか色々と分かったんじゃが?
そがぁな話しよりじゃ。
「部屋は押さえておるが、皆さんの予定は大丈夫なんかえ?
なんか、講習になっちょらんようなんじゃがの」
沙織さんが来てからも、結構な時間が経ったでなぁ。
気になって聞いてみたんじゃがな。
全員が、後一時間は大丈夫なんじゃとか。
まぉ、ならエエがの。
ほんでの。
ついでじゃけぇ、ちょっとな。
「佐伯さんじゃったかえ」
ぞがぁ風に若モンに声を。
したらの。
「はひぃ!?
ぼ、僕ですかぁ!!」
え?
何故に怯えなさる?
別に危害は加えんぞい。
「ほうじゃ。
ちょっと良いかえ?」ったらの。
「ひぇぇっ!
僕、何かしましたでしょうかぁぁっ!」
ちゅう感じで、エロう怯えなさるんじゃがな。
なんじゃろか?
まぁ、草食系男子みたいな優男でなぁ。
ちとナヨっとした感じなんじゃが。
う〜ん。
怖くなぁ〜い、怖く無い、でな。
ぞがぁに怯えんでもの。
しかし、ハテ?
何が、そがぁに怖いんじゃろか?
まぁ、良いわい。
「別に、なぁ〜んもしちょらんぞい。
ただのぅ。
さっき弾き方をコピーしたじゃろ?
で、他の方の弾き方もコピーしたけぇな、そん際に、佐伯さんが弾き方を直した方が良いポイントがの。
ほじゃけぇ、ちと伝えちょこうか、っと、思ったんじゃが。
余計なお世話じゃったか、のう?」
まぁ、素人が感じた感じじゃけぇの、無理に聞く必要は無かろうてなぁ。
で、ぞがぁ風に伝えるとの。
「はひ?
え?
タラ様って、ギターは初めてなんですよね?」
まぁ、そうなるわな。
「ほうじゃぞ。
じゃけぇ、技術的なコタぁ分からんけぇな。
じゃがのぅ。
皆の弾き方をコピーしたけぇ、そん共通点くらいは分かるでのぅ。
そん違いを伝えるコトくらいは出来るで、一番分かり易い癖がある佐伯さんに、声を掛けたんじゃが。
余計なお世話じゃったかえ?」
儂が、そがぁな感じで言うとの。
「いえ!
光栄です!
是非とも、ご教授を!」
いやいや。
ご教授ちゅうて、アータなぁ。
「あや。
いや、その、勘違いせんで欲しいんじゃが?
儂は、あくまでも素人じゃでな。
他の方と明らかに違う箇所を指摘するくらいしか、出来んでなぁ。
での。
佐伯さんは、こがぁ風に弾くじゃろ?
じゃが、皆さんは、こんな感じで弾いちょるんじゃよ。
コレなんじゃがの、ちとした姿勢に原因があるようでのぅ。
ちょっと立って貰えるかの?」
そう告げて、佐伯さんを立たせる。
「ふむ、ヤハリのぅ。
ちと重心が違うわえ。
ちと、近寄って良いかえ?」
ぞがぁ風に尋ねたらの。
「はぁ、良いですけど」
ちゅう感じで許可を得たでな、佐伯さんに近寄った訳なんじゃがのぅ。
こりゃ、間違い無さそうじゃてな。
「佐伯さんは、怪我したコトが有るじゃろ?
ちと、骨に歪みが出ちょるんじゃがな。
なんか覚えがないかえ?」
そう聞いてみるとの。
驚いたように儂をの。
ふむ。
良い思い出では無さそうじゃな。
「おそらくじゃが、脇を締めたりが甘くなったりするじゃろな。
指の動かし方にも、違和感が有りなさるじゃろうて。
今度は座って貰えるかの。
うむ。
ちと、触りますぞい」
儂は微電流を流しつつ、佐伯さんの身体を触りつつ。
〔ゴキッ!メキョッ〕
ちゅう音がの。
「タラさん!
何をされてるんですかぁ!」
花咲さんが、驚いての。
まぁ、生徒の一人を、儂が虐待しちょるみたいにのぅ。
あがな音がしたら、まぁ、驚くわなぁ。
で、肝心の佐伯さんなんじゃがな。
「へ?
なんか、凄い音がしましたけど・・・全く痛く無かったですね。
いや、なんか・・・骨がズレたみたいな?」
「逆じゃ、逆。
骨を正しい位置へ矯正したんじゃて。
身体が楽になっちょらんかぇ?」
姿勢が崩れてちょった原因じゃろうて。
骨の位置を矯正したけぇ、今では姿勢も良くなっちょるけえな。
「ふむ。
ジェミアさんや」
「なんでしょう?」
「後で佐伯さんを、施設の医者に受診させて欲しいんじゃ。
骨の位置は正しく矯正したんじゃがな、湿布なんぞを処方してほしゅうてな。
後、解熱剤もじゃな。
そこら辺は、流石に手が出せんでのぅ」
「なるほど、骨を矯正したとなれば、それは必要でしょう。
と言うか、本人の許可なしに、行わないで頂けますか?」
あー
ジェミアさんに、怒られてしもうたわい。
コリャぁ、失敗したわぇ。




