う〜ん、ギター講習で、儂に教えれるか?って?どがぁなんじゃろかい?
ジェミアさんと、そがぁな話しをしちょるとな。
「あのですね」っと、花咲さんがの。
なんじゃろか?
「どうかしましたかのぅ?」
そう反応したんじゃがな。
「あー、そのですね。
タラ様の習得率ですと、既に私が教えれるレベルでは。
私より上手く弾けると思いますので」
そう困ったようにのぅ。
っか、え?
「うや?
いやいや、そがぁなバカな。
儂ぁ、習い始めたバカリじゃぞい。
ギターちゅうモンは、ぞがぁに簡単なモンじゃなかろうに。
中学の頃、兄が持っていたギターを興味本位で触ったコトがあるんじゃがの。
全く訳分からんで、直ぐに触るの止めたでな。
ソレもあるけぇ、習ってみたかったんじゃが?」
そう告げるとの。
「なるほど。
幻想機と言われる物と適合ですか?
それまでは、普通だったんですね」
なんじゃか、シミジミちゅう感じでの。
っか、え?
「いやいや。
ソレじゃと、今は普通じゃ無いように聞こえるんじゃが?」
まぁ、ソレは無かろうて。
儂の気のせいじゃよな?
「マスター」
「なんじゃい?」
「普通は、無理があるかと」
はぁ?
何を言うとるんじゃ?
そがぁな訳が・・・
「なんか、皆さん、呆れちょらんかえ?
ほれ、ジェミアさんが、そがぁなん言うけぇ」
「いえいえ、多羅様。
明らかに皆様は、多羅様な呆れていますから。
ジェミア様のセイにしないで下さい」
沙織さんが、ぞがぁ風にの。
っか。
「なん、じゃ、とぉ!?
へっ?
それじゃと、儂が普通じゃ無いちゅうコトになるじゃろが。
まさかの」
ぞがぁな感じで言うとな。
「先輩」っと花咲さんが。
「なんです?」
そう沙織さんが返すとな。
「あの方は、本気で言われてます?」っとの。
ん?
どう言う意味じゃ?
「おそらくは、本気で言われていますね。
空は飛べませんが、スーパーマンも真っ青な身体能力を持ち、あらゆる武術の達人を凌駕する腕前を持ちますよね?
その時点で、既に一般人とは言えません。
さらに本国から貴賓あつかいされておられます。
そんな地球人は多羅様しか、御座いません。
しかも有史以来ですが、私が聞いた所、他次元の世界でも、多羅様と同様の扱いを受けた方は居られないとか。
そもそも、本国関連の社会でも、初めてらしいのです。
その様な超VIPが一般人と同レベルな訳が無いかと?」
呆れて見ておった皆の目が見開かれちょるな。
「あの〜」
「なんです?」
「なんでタラ様も、驚愕されておられるのでしょう?」
ぞがぁ風に花咲さんがの。
したら沙織さんがな。
「それは多羅様だからです」
をいをい。
「沙織。
正しいですが、説明が足りませんよ」
正しいのかよっ!
「マスターは、無自覚、鈍感、オトボケなキャラです」
いや、酷くね?
「油断ならないのは、本当に無自覚で、些細なコトとして鈍感な場合と、気付いており自覚しているのに、ワザと惚けている場合が混ざっているコトですね。
最近は多少見分けが出来るようになりましたが、普通は分かりませんので」
はい?
儂しゃぁ、そがぁなコトしちょらんが?
まぁ、なんとなしに、誤魔化すコタぁあるがの。
『それを、惚けていると、申しておりますが?』
はい?
無意識で咄嗟にしちょるんじゃけぇ、ノーカンじゃろがい!
『無茶言わないで下さい。
咄嗟だろうと、意識して誤魔化しているんですから、無意識とは言いませんよっ!』
そがぁなん言われてものぅ。
考えてやっちょらんでなぁ。
いわゆる反射的、ちゅうヤツじゃて。
って、急に脳内加速して解くなやっ!
「つまり、ご自覚がないと?」
「ソレは、どうなのでしょう?」
花咲さんと沙織さんが話しちょるとな。
「マスターの場合、自覚はお有りになるかと。
ただ、最近まで普通の生活をされて居られました。
ゆえに、前の感覚に引き摺られておられるのかと」
まぁ、そうじゃわなぁ。
なんか、長い時間経ったような気がするんじゃがのぅ。
まだ、余り日数は経ちょらんけぇなぁ。
ダリルさん世界の視聴や、映像世界の滞在が長いけぇの。
リアルでの時は、左程じゃでな。




