なんか、色々とカミングアウトしてしもうたが、まぁ、良かろうて。
まさか、花咲さんから疑いの目を向けられちょったとは!
『それは仕方ないかと。
見た目は高校生ですから。
っと言うか、さらに見た目が若返っておりません?』
ほうなんけぇ?
全く自覚はないんじゃがの。
っか、なんか花咲さんが、慌てちょらんかえ?
若い衆も唖然としちょるんじゃが。
「あのー
スピーカーから聞こえた声のコトも、本当のコトなので?」
「スピーカー?
なんです?」
「私がスピーカーを通じて説明したのですよ」
アドバイザーさんが、沙織さんへの。
「はい?
なんで祖霊様が?
一般人への接触は不味いのでは?」
沙織さんが、困ったようにの。
「祖霊様って、先輩が言っていた御伽話の?」
「だから、御伽話ではありませんからね。
我が家に伝わる伝承です。
実話だと申したハズですが?」
ん?
花咲さんに、何か話しのかや?
「だって、コノ地は英霊に守られていたから、実際に支配を受けたコトが無いなんて、史実には有りませんから。
それを素直に信じてる人は居ないですって」
まぁ、歴史書や史蹟なんぞが無ければ、誰も信じんじゃろうてな。
「だから話したのですがね。
別に隠してはいませんが、政府などの国の管理機関にとって、事実を知られるのは不利益になりますから。
私達が広めても、揉み消すでしょう。
まぁ、コチラが本気になったら、ソレも出来ませんが」
まぁ、文明度が違い過ぎるでなぁ。
地球の現在が、本国からしたら石器時代未満にも満たん状態じゃて。
蟻ン子を踏み潰す価値さえないけぇな。
ん?
なんか室内がシーンとしちょんじゃが?
「マスター」
「なんじゃい?」
「声に出てましたが?」
「なん、じゃ、とぉ!?
いや、まぁ、事実じゃし、実質本国が、地球を支配下においたみたいじゃし。
知れてもかまわんじゃろ、うん」
「そう言う問題ですか?」
「どうじゃろ?」
「私に聞かれましても」
アドバイザーさんが、困っちょるわい。
「あのぉ〜」
ん?
なんじゃろかい?
「沙織さん?
どがぁしたかいの?」
「なにやら、実質地球を、本国が支配したように、聞こえましたが?」
「ほうじゃの。
そう言ったんじゃが?」
どがぁしたんじゃろ?
「いや、聞いてませんが?」
ん?
「ほいやぁ、言っちょらんかったわえ。
なんかのぅ。
本国の統括AIちゅうたか。
そんマザーちゅうんがの、暴走気味に手を出したらしいぞぇ。
ほれ、こないだ出掛けた時じゃ。
勝手に儂を撮影した騒ぎで、盗撮されちょった儂を、警官が事情聴取しようとしたじゃろ?
被害者たる儂を事情聴取するような法律作る政府や行政に、民を管理する資格なしちゅうてな。
で、それが高じて、世界中の政府や行政を調べたみたいでの。
人に人を管理する資格なし、ちゅうコトになったらしいわえ。
ほじゃけぇ、AIが全てを乗っ取り、管理し始めておってなぁ。
不用な税金は全て取り止めになるそうじゃて。
ほんでな。
不正に得ちょったトコからは、全て没収じゃな。
不正やAI基準で正しく無いコトは、全て行えんようになったでなぁ。
ヤクザな輩は、ドカタでもして働かんと、生きて行けんようになったようじゃて。
ああ、AIには、大人や子供は関係ないでな。
虐めなんぞしちょったら、相応の罰が下るでなぁ。
下手したら、別次元にある未開の惑星へ、放り込まれるけぇな。
人を平気に傷付けちょった不良やチンピラなんぞが、そがぁなっちょるみたいじゃぞい」
「それは、流石に遣り過ぎでは?」
沙織さんが顔を真っ青にしての。
まぁ、のぅ。
「ほうじゃの。
人の基準なれば、遣り過ぎじゃて。
じゃがの。
相手はAIじゃてな。
本国でも問題視しちょるが、アチラもAI依存が激しゅうてのぅ。
しかも、AIが感情を持ち始めたのが、最近じゃてな。
人のように情に訴えるなんぞは、全く効かんでなぁ。
ただ、あらゆる場所をAIが操る極小ドローンが見張っちよるでな、全く誤魔化しが効かん。
逆に全て知っちょるで、正しい判断を冷酷にの。
まぁ、逃れられんが、普通に生きておれば、問題ないでな」
清く正しく生きておれば、全く問題ないがのぅ。
聖人君子では無いでな。
細かいコトまで干渉されては、敵わんわい!




