うーん。ウェア機能について分かったがの。凄い技術じゃてな。
しかし、身体が柔らかいと、こがぁなコトも出来るんじゃのぅ。
『マスターは、ドコぞの修験者か、ヨガマスターですか!
周りが引いておりますので、その変化で!!』
ん?
おう。
なんやら、注目を集めちょるわい。
まぁ、身体を解すなれば、こがぁなモンじゃろて。
さて、先ずは軽くランニングマシーンかのう。
ん?
なんやらトレーナーの方が来たのぅ。
「ランニングマシーンを使われるそうですね。
専用のマシーンを用意しております。
コチラへ」
なんやら案内してくれるみたいじゃな。
どらどら。
どがぁなモンじゃろかい?
で、着いて行くとじゃ。
新しい感じではあるんじゃが、普通のランニングマシーンの前へと。
ん?
何が違うんじゃろかい?
「コチラの五台は、登録者以外は起動しない仕組みとなっております。
元々、我がグループ企業の方しか使用できない施設であり、混み合うコトは御座いませんが、優先的に、ご利用可能となっております。
また、特殊機構も組み込まれておりますので」
特殊機構?
なんじゃろか?
「特殊機構かえ?
それは、どがぁなモンじゃろか?」
儂が尋ねるとの、トレーナーの方が不思議そうにのぅ。
「あのー
今、着られておられるトレーニングウェアにも、似たような機構を取り付けてある、っと、聞いておりますが?
何も感じられて、おられないのでしょうか」
はい?
どんな機構が付いておるんじゃ?
っか、機構?
衣服じゃよな?
服に機構ちゅのを、取り付けられるんかえ?
まぁ、扇風機が付いた服も有るんじゃけぇ、無いちゅうコトは有るまいがの。
じゃが、トレーニングウェアじゃぞ。
機械なんぞを取り付ける余裕なんぞは、無いと思うんじゃがな。
『マスター
本当に、何も感じておられないので?』
ん?
どう言う意味かのぅ?
『マスターのウェアへは、ジムへ設置した機器から重力波が送られております。
そのウェアは、重力波を受けて、ウェア内へ負荷を掛ける仕組みなのです。
外部へは影響を及ぼわさ無いため、床が抜けるなどはありません。
ですが、既に地球の重力よりも二倍ほどの負荷が、マスターへ掛かっておりますが?
なんの違和感も、感じておられないので?』
アホかぁ!
儂ぁ、ドコぞの野菜な人種かっ!
儂ぁ、ワクワクなんぞ、せんけぇのっ!
『しかし、困りました』
ん?
どがぁしたんじゃろ?
『二倍以上はウェアが耐えきれ無いため、負荷を掛けれないねです。
マスターは、普段と変わらず活動されておりますから、負荷を掛けて一般人並にする予定が、ですね』
なるほどのぅ。
こないだは、悪目立ちしちょったみたいじゃしな。
そがぁなん思いながら、ランニングマシーンへと。
ん?
ドコが特殊なんじゃ?
普通のランニングマシーンと変わらんのじゃが?
「あの〜」
ん?
「どうかしましたかな?」
そう聞いたらの。
「普通に走っておられますが、えーっと、大丈夫なので?」
んん?
どう言う意味じゃろか?
「何が、ですかの?
別にジョギング程度にしか走っておりませんでな。
問題は無いと思いますが、何か問題が?」
儂が告げると、トレーナーの方が目を剥いちょるな。
どがぁしたんじゃろか?
『マスター
その速度で走っていて、ジョギングは。
確かにフォームも、走っている感じもジョギングですが、明らかにマシーンの速度が異常です。
車道で普通に走っている車と、並走できるレベルなんですが』
ん?
お、おぉう。
なんとまぁ、このランニングマシーンは、こがぁな速度にも、対応しちょるんじゃの。
高性能じゃて。
『ソコは、問題では無いんですが?』
まぁ、近付かねば気付かれまいてな。
なれば良かろうて。
『そう言う問題ですか?』
そう言う問題じゃ。
『ですが、そのマシーンにも、重力負荷が掛かっているのですが?
現在、地球重力の三倍となります。
ウェアの負荷を考えると、一般人なら即死していますが?
マスター
ますます、人造種化が進んでおりません?』
はぇ〜
そがぁなっちょんかいな。
ビックリじゃて。




