七話
僕は浮かれていた
何故かというとマナミと昨日、再会し今日、マナミの家に行くことになったからだ
やっとマナミとゆっくり話せる
そう思うと心が軽くなったようだ
「シンヤ アレル伯爵家に行くぞ」
「はい わかりました」
伯爵家に行くのは 兄様と父様そして僕の三人だ
「父様 アレル伯爵領は魔法の名家でしたよね?」
「ああそうだ 伯爵家当主のロンドは宮廷魔法師団長で俺の同僚だ」
そうこう話をしていると伯爵家に着いたので門番の人に事前にもらっていた招待状を見せて 屋敷の中に入った さすが魔法の名家なだけあって魔法の研究資料と見られるものがたくさん合った
そして応接室に連れて行かれるとそこにはマナミとその父ロイスがいた
「こんにちは アレル伯爵令嬢 ロンド様」
マナミは少しショックを受けているようだった
「こんにちは シンヤ君 ところでそのペンダントが例の魔剣かい?」
「はい そうですよ 見ますか?」
そういうと伯爵の目の色が変わった
「いいのかい? 是非お願いするよ」
そう言われたのでペンダントに手を合て フェンを呼び出す。
「おいで フェン」
すると蒼く綺麗な刀身を持った日本刀のようなものが現れた 。
「それが魔剣かい?綺麗だね ところでこれを詳しくはいえないが我が家に伝わる鑑定魔法で鑑定してもいいかい?」
「いいですよ そんなものがあるんですね」
「ロンド 俺も参加していいか?」
ん?父様も見たいのだろうか?
「俺もその魔剣には興味がある それだけだ」
「ではお父様 私はウェント侯爵令息と二人で中庭でお茶をしていてもよろしいでしょうか?」
「ああ わかった」
伯爵家の庭は鮮やかな草木が咲き誇り、美しいという言葉が似合うような場所だった。
「アレル伯爵令嬢 沖田真矢という名前に覚えはありませんか?」
そういうとマナミは涙を堪えた表情になっていた
「ねぇ やっぱりしんくんなの?」
やはり愛美のようだ 。
「そうだよ久しぶり、マナミ」
すると とうとう泣き出してしまった
「ユニーク魔法 幻影」
幻影にて周りからは僕らが仲良く話している姿が見えているはずだ
「しんくん、しんくん、わたしあなたが死んじゃって
ずっと、ずっと会いたかった、もうあなたがいない世界なんて考えられない 次に世界があなたを奪うなら世界だって滅ぼしてやる」
そう言っているマナミを僕はだ慰めていた
しばらくして落ち着いてきたマナミは少し顔を赤くしている
「ごめんなさい わたし 取り乱してしまって」
「うん 僕も今にでも嬉しくて泣きたい気分だよ」
「ところでマナミ 豊について何か知ってる?」
「しらないよ」
マナミも知らないか 今彼はどこにいるんだろう?
「そうなんだ また見つけたら連絡しよう」
「うん わかった」
「そういえば マナミはどんな事をミラ様から教わったの?」
「基本的に魔法よ魔法神だもん」
そうか魔法か
「少し見せてくれない」
「いいよ 見てて」
そういうとマナミは
「炎帝」
炎帝を天に向かって打ち出した
「何事だ お前たち 先程の火柱は」
父様たちが駆け寄ってきた
「マナミさんが魔法が得意とのことなので見せてもらっていました」
「何そうなのか? マナミ」
ロンドさんは驚いていたが不思議と怯えていなかった 知っていたのだろうか
「はい わたしがやりました」
そういっているマナミはとてもと冷たい感じがした
「それより鑑定は終わったのですか?」
「ああ 終わったよ興味深いものを見せてもらった ありがとう」
そう言って伯爵はペンダントを返してくれた
「その子がシンヤ君ですか?」
そう聞こえたのでそちらを見てみるとドレスをきたどこかマナミににている女性が立っていた
「はい、シンヤ=ウェントと言います」
「私はシルビア=アレル、マナミの母よ よろしくねシンヤ君」
「はい、こちらこそよろしく」
そうしてシルビアさんと話をした後僕らは家に帰った
「あのマナミ嬢はとても優秀だったな」
そりゃそうだ神の弟子なんだから
「はい、そうでしたね 、、、もしアレル伯爵令嬢と戦えば父様は勝てますか?」
もし勝てると言いきれば少し邪神との戦いはまずいかもしれない
だが勝てないといえばこの時点ではまだ問題ないだろう
「わからないがおそらく負けるだろう」
「そうですか、、、」
あの炎は全力だったのだろうか?
まぁまた今度聞けばいいか
そうしている間に僕らが王都を去る日が来た
「では いきましょうか父様」
そうして馬車に入ろうとしたとき
「お待ちください」
見るとアレル伯爵一家の方々が来ていた
僕は正直嬉しかった もうマナミとはしばらく会えないと思っていたから
次の瞬間マナミが抱きついてきた
「ちょっと みんな見てるから」
「大丈夫 幻影魔法を使ってるから周りから
別れの言葉を言っている様に見えるから」
よく周りをみるとと本当に幻影魔法がかかっていた それもかなりの精度で
「ごめんね マナミもう帰らないといけないから」
そう言ってマナミを抱きしめる
「いやだよ しんくんもうどこにもいかないで」
「また会えるよ。今度は豊も合わせて三人で会おう。それまでは文通をしよう、ね?」
でもこのまま別れるというのもいやだなぁ
「それだけだと寂しいよ そうだ、ねぇ しんくんこれあげる」
そう言ってマナミは自分の髪につけていた綺麗な宝石がついた髪留めを渡してきた
「これは念話の石と言って魔力を入れれば遠くでも会話できる電話みたいなものだよ これわたしが作ったんだよ。褒めて、しんくん」
衝撃だった この世界には遠距離通信はできないとされている
まさか魔道具にも精通しているとは思わなかった
「マナミは本当にすごいね、じゃあこれあげる」
そう言って僕は青い宝石が付いたブレスレットをマナミにあげた
「これはレーゼ石という宝石が付いたブレスレットでレーゼ石の石言葉はずっと一緒だから、ね?」
「ず、ずっとって、、、ありがとう、しんくん、だいすきだよ」
「じゃあね マナミ」
そうして僕らはウェント領に帰ったのだった
読んでくれてありがとうございます!!




