39話
勇者召喚の翌日、僕はマナミと勇者達の訓練を見に来ていた。
まず誰が聖剣に選ばれるがを確認しなければいけない。
まず雪代先生が聖剣に触った。
しかし何も起こらない。
そして次々とクラスメイトが試していき誰も反応しなかった。
そして最後の1人となった。
最後の1人は幸村だった。
まさかと思いつつも幸村が聖剣に触れると幸村の拳に剣の紋章が現れた。
幸村が勇者だったのだ。
そのことに僕や雪代先生は頬が引き攣っていた。
何も知らない従者達は喜んでいた。
しかし陛下やガロルさんは僕らと同じ反応だった。
彼らは彼らの本性を見抜いていた。
その後他の皆も自分の武器を見つけていった。
水樹は魔法使い。山川は剣士。雪代先生は回復魔法使いだった。
そして剣を選んだ者はガロルさんに。
魔法使いを選んだ人はマナミの父であるロンドさんが。
回復、補助魔法を選んだ人は教皇閣下に。
剣と魔法を選んだ人は父さんに教えてもらうことになった。
ちなみに彼らは時空を渡った影響で最初から下位の実力の宮廷魔法師と同じくらいの魔力を持っている。
「とりあえず、みなさん訓練所に行きましょうか。」
教皇閣下がそういうと皆頷いてついていった。
しかし例の三人はここに留まろうとしたがこの部屋に外側から鍵を閉めることを知るとそそくさと出ていった。
そして訓練所に着くとさっそく幸村達はサボり始めた。
無論、勇者は一番そんなことをしてはいけないいけない存在だ。
先程下位の実力の騎士と戦い勝ったから天狗になっているのだろう。
そんなことを考えていると僕らに陛下が話しかけてきた。
「久しぶりだな。ウェントの小僧。それで勇者共は真面目にしてない様だが。」
「えぇそうですね。急に邪神を倒せと言われても困るのは当たり前ですが流石にあれは、、、」
僕らは困った顔で沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのは陛下だった。
「そうだな。しかしこちらの事情で呼び出したのは事実。我々としても雑に対応できないんだ。」
陛下はやれやれといった表情だった。
「彼らも戦力ですからいっそのことどこかの学園に入れますか?」
彼らはすでに下位の実力者とはいえ宮廷魔法師と同じくらいの力を持っている。
だが学園の教師は宮廷魔法師300人の中で100位以上の成績を持たなければいけない。
騎士も同様だ。
「それはいいな。創世学院に入学の手続きをしてくる。」
そういって陛下はどこかに戻ってしまった。
「さて、僕らも学園に行かなきゃいけないしレーカイに戻ろうか。」
そういって勇者とのあれこれに僕は遠い目をするのだった。
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